呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
彼女がデートで海に行きたいと言うので
AIでオススメを聞いてみた
とある浜辺がヒットする
あら、良いところね
と彼女が言う
僕は呆然とする
ここは元カノを遺棄した
浜辺じゃないか
なんでここがヒットする?
何を知ってるんだ?
良いところね
彼女が繰り返す
そうか
元カノの名はアイだった https://t.co/PCfCW7eTLR

#呟怖
水底に沈む洗面台
濁った薄い光りがユラユラ
鏡は水圧で歪んでしまい
自分の顔がグニャグニャ
何だか笑っているよう
何がそんなに面白い?
いのちを沈めて捨てた
わたしを嘲笑っているの?
ニヤニヤと https://t.co/EdXjLdWqmo

#呟怖
壁の向こうに見えるあの塔
何のためにあるのか誰も知らない
そもそも壁の向こう側を見た者も
いない
時折、塔が赤く光り先端の空間が
歪んで渦を巻く
そんな夜は決まって生臭い風が吹き
翌日には赤い血のような雨が降る https://t.co/hSku8wpEfW

#呟怖
手を伸ばす
届かないあなたに触れるため
あと少し
もう少し
突如として夜空に眼が開く
真っ赤な眼から
黒い血が溢れだし
私も世界も
呑み込まれた https://t.co/hSku8wpEfW

#呟怖
ここは地図からも消された禁足地
怨みや呪いが集まり
それらがさらに魔を呼び
空間さえ歪められて
丘そのものが苦悶の表情を浮かべる
そんな場所に私は呼ばれて
ここまで来た
ようこそ首吊りの鳥居へ https://t.co/LZKt2vqyLb

#呟怖
いや、変な意味じゃないんだ
その、、、
独創的というか、前衛的というか
その、つまり
そのフライパンの中身はなんだい?
いや、いや!
美味しそうだよ
でも、ほら気になってしまってね
え?
もちろんいただくよ
あー美味しそうだ・・ねぇ?
え?
君は食べないの? https://t.co/MRB25wYMyc

#呟怖
一瞬のこと
振るわれた刃
私の肩口から脇腹に
冷たい鉄の感触
燃え上がるような鈍痛
心臓が血を吐き出し
飛沫はさながら
春の桜
視界は白と黒に別れ
私の足は地を離れた https://t.co/eiYcw0N8au

#呟怖
長いトンネルを抜けた
そこは陽の光が降り注ぎ
心地よい風の吹く場所
歩いた道の奥底から響く声
こっちを向け
理由はどうであれ
お前は何十億の命を焼き殺した
逃れられると思うなよ
陽の光を浴び、影が血塗られた
トンネルの先、深淵の闇まで
続いている https://t.co/rHfbWrK1v6

#呟怖
ねぇ、さっきもここ通らなかった?
この道のトンネルが多いのは知ってる
でも、同じトンネルに見える
何言ってんだよ
運転席の彼が答える
車のメーターパネルの明かりは
彼の顔をぼんやりしとしか見せない
幾つかめのトンネルの出口で
街灯が車内を照らす
彼は真っ赤に染まり
何も見ていなかった https://t.co/rHfbWrK1v6

#呟怖
現場は凄惨な状況だった
鮮血が飛び散り、まさに血の海だ
周囲の空気に血を纏った獣臭さが鼻を突く
血の足跡が近付いてくるが
姿は見えない
私は頭を鷲掴みにされ
視界ごと黒いモノに押し潰された https://t.co/rHfbWrK1v6

#呟怖
家がね襲われるんです
やつら日に日に迫ってきて
もう周りがすっかり囲まれて
窓も雨戸も閉めて
気付かれないように
ひっそりと暮らしてきましたが
もうダメです
私は消えて無くなるんです
やつらに埋め尽くされて
何がって木ですよ
見えないんですか? https://t.co/I6YG9xmmXZ

#呟怖
もう随分昔のことです
その家に若い夫婦が
暮らして居ました
夫婦には娘が1人いて
3人は幸せに暮らして居ました
ある時、
事故で娘が亡くなってしまいました
夫婦の悲しみはとても深く
いつまでも泣いていました
いつしかこの家は水中に没し
墓標となったのです https://t.co/I6YG9xmmXZ

#呟怖
兄者、こいつはどうする?
なんじゃ?気に入ったのか?
うん、美味そうじゃ
物好きよの、好きにせいワシは
こんな脂っこいやつはよう好かん
じゃあ、遠慮なく・・

咀嚼音がいつまでも響いている https://t.co/LVMqJOegi0

#呟怖
ドアを開ける
目の前に見馴れたアパート
手近のドアを開ける
目の前に見馴れたアパート
ドアを開ける
また同じ光景
もう何千回繰り返したか
絶望する気力も失せ
壊れた機械のように繰り返す
地平の彼方まで続くこの扉を
開け続けると・・

俺はどうなるんだっけ? https://t.co/o2ztFWJg3w

#呟怖
ボクの世界に
光がシミのように
落ちる

暖かく、柔らかく
ボクを
優しく包み込み満たす
深い黒

光るその穴は
沢山の希望が飛び散って
ガラスの破片の様な白い刃で
ボクを切りつける
それは
トゲトゲしく悪意に満ちている https://t.co/Ih2l0W7tHE

#呟怖
人の心には誰もが闇を
住まわせているものです
ようこそ
お待ちしておりました
こちらです https://t.co/Ih2l0W6VS6

#呟怖
気付くと視線を感じた
初めは気のせい
年月を経るほど
明瞭になった
風景の隅
通り過ぎるバスの窓
交差点の向こう
テレビの中行き交う人の間
カメラのシャッターの瞬間
鏡の中に一瞬
今、確実に後ろにいる
振り向く
廃墟と背の高い人影
亀裂の様な赤い口が嗤う

ここが
貴方の
お墓です
https://t.co/y4JgZtIgPE

#呟怖
夢の中によく出てくる風景
焼け落ちた廃墟から
漂う
煤けた臭い
人が焼けた臭いだと
夢の中の私は感じている
こんな場所も
建物にも見覚えはない
恐怖とも怒りともつかない
感覚が纏わり付く
焼けているのは
自分だった
冷や汗をかいて目覚めた
まだその時の感覚が体を
這いまわっている https://t.co/y4JgZtIgPE

#呟怖
母の実家からは島が見えた
兄と私は興奮しながら
あの島は何?行けるの?と聞いた
あの木が濃いみどりの線になってる向こうは行っちゃダメだよ
と言われた
だけど私達は行ってしまった
島の奥へ行った兄は体中に紫の斑点
が現れて倒れているのが見つかった
兄は私の知らないものになってしまった https://t.co/7K7zxV3ifX

#呟怖
本土から見えるあの島
地元の人間で近付く者はいない
陸地からも近いし、小さいながらも
キレイな砂浜もある
仲間や恋人で行くには良さげだが
誰も近付かない
言い伝えでは島のどこかに祠があり
鬼を封じているのだとかで
たまに神隠しが起こる
私の友人も帰ってこなかった https://t.co/7K7zxV3ifX

#呟怖
『先日、この島で男性が二人
心肺停止で発見されました
二人とも体に無数の刺し傷があり
失血死とみられるとのことです
近隣では連続強盗事件が発生していて
警察では強盗犯の仲間の可能性があるとみて
身元の確認を進めています』

「予定通りです」
「死人に口無しとはこの事だな」 https://t.co/7K7zxV3ifX

#呟怖
その島は幻の島とか
幽霊島とか呼ばれている
昨日はそこに無かったのに
一晩で現れたり
消えたりすると言う
信じられないことだが
回遊しているらしい
この島が現れると良くないことが
起きると言う
前に現れたのは12年前の3月頭
そうあの震災の直前
また現れたと言うことは・・ https://t.co/7K7zxV3ifX

#呟怖
父が亡くなりこの廃倉庫を相続することになった
こんな廃墟を貰っても
もて余すばかり
今では心霊スポットで有名らしい
若者が肝だめしに来たり
マニアが撮影に来たり
噂ではうめき声が聞こえたとか
黒い人影が写ったとか
あるらしい

父は人を驚かすのが好きだったからなぁ https://t.co/oRM6qLhjIy

#呟怖
ここには大勢の同胞がいた
顔も知らぬ、名も知らぬ
大勢の同胞
ある時
同胞の1人が突然倒れた
また1人また1人と倒れる同胞に
我らは差しのべる手を何も持たない
追い立てられるままに
我らは深い穴に落ち何も無くなった
我らの住処は捨てられ
埋められた脇の樹に
何かがぶら下がった https://t.co/oRM6qLhjIy

#呟怖
波が泡立つ
翡翠色をした海が
凍える私の心と一緒に
遠く暗い海底へと続く
私が突き落としたあの人も呑み込んで
キレイさっぱり流してしまえ https://t.co/bqJiS9fi5P

#呟怖
眼を開くと海が目の前に迫っている
波間からヒトの頭のような影が揺れている
影は波に揺られる度に岸へ近付く
やがてそれらの顔がはっきり見えてくる
腐敗が進み崩れかけの顔が、眼が、
いや
かつて眼だった穴が
数を増やし近付いてくる
遂に岸に登ったそいつらは
俺の体を掴み海へと https://t.co/bqJiS9fi5P

#呟怖
ここはさぁ、大勢の人間が命を落としてるんだよね
事故や殺人、自殺とめじろ押し
呪われてるとか心霊スポットとか
言われて
次から次へとやって来ては
落ちて行く
カンカンと階段がうるさいったら
ありゃしない

ほら
また次のが来たよ https://t.co/MT9pbjp57r

#呟怖
その神社は天から降りた
狐様が祀られている
神木で狐像を造り、
社を建て守り神として何百年も
祀ってきた
人々は像を撫でては様々な願いを、感謝を捧げた
それらの祈りが積み重なり、
狐様は真っ黒になった
多くの願いを背負い
狐様も世の平安を願う https://t.co/95oBO13G2Z

#呟怖
自分でもわかってるさ
自業自得ってやつだよ
後戻りもできない
道はどんどん狭くなり
身動きもできなくなるだろう
左へ右へと先の見えないカーブが続く
今まで踏みつけ、蹴散らしてきた奴らが
覆い被さるように群がって
俺の道を蝕んで行く

わかってる、わかってるよ https://t.co/oxuCTYAjh7

夕日が私をめがけて落ちてくる

家も森も私も全てを朱色に染めて呑み込む

悲しい思い出も

楽しかった思い出も

全部を呑み込み、通り過ぎる

また陽が昇ることを願い

永遠の眠りに沈む
#呟怖 https://t.co/mHxDx5WtbD

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