呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
外界で知識を貯め込んで、人型の書物になられた司祭様がしずしずとお戻りになられ娯楽に飢えた施設の子供達が目を輝かせ『食べていい?』と問えば柔らかい笑みが浮かび『私の物語を読んで血肉にしておくれ』と応えて下さり我先にと沢山の手が頁を捲ろうと棺の中に入っていく。 https://t.co/i7wqvtWnAf

#呟怖
トンネル内を走行中、どこからともなく反響する声が聞こえる。
気のせいにしたかったが、同乗の夫も妙な顔をしているので、声のする方角を注意深く探って天井にスマホを向けた。
…逃げなきゃ、降りなきゃ、でもどうやって?
天井には私達夫婦が事故に遭い呻く姿がスクリーンに映し出される様に… https://t.co/RyYXT9aLmi

#呟怖
「私、メリーさん。今、きさらぎ駅にいるの」
…泣きそうな声で電話されても『お前も怪異の端くれなら気合いで頑張れ』としか言えない…。
「私、メリーさん。今、駅ごと移動中なの」
待て。そこまで頑張らんでもいい。 https://t.co/TixSm9aS8X

#呟怖
子供の頃夢中になって遊んでいたがその内飽きておもちゃ箱に入れてそれっきり。
そろそろ家の中の不用品を片付けないとな~と物置に押し込んでいたおもちゃ箱を持ちあげる。
カタン…と音がしてうねる黒髪が蓋を開けた。
…まだ生きていたのか。
慌てて放り出すと、変わり果てたソレが睨む。 https://t.co/UdFiOGy6dA

#呟怖
残念ながらこの茸は売り物じゃないんですよ。
ええ、実は背中から生えてまして。
昔、遭難して食べ物がなくて食べちゃったんですよ『コレ』が。
今はいい原木になってくれてます。
先程の茸料理は美味しかったでしょう?
貴方もその内歩く苗床になって我々を増やす手助けをしてくれます。 https://t.co/3N8fYqhHOS

#呟怖 #ダサ子さん
貴女いつも怒ってますがどうしました?
はぁ道路のシミになって人を脅かそうとしたと。
…なのに霊感のある人しか気づかなくて悔しかったと…。まぁ、そうそう視える人ばかりじゃないですし。
え?生霊に上書きされて重くて出られなくなって困った?
貴女、つくづく愉快な霊ですねぇ。 https://t.co/Yhj784tV6R

#呟怖
あそこの道路に人の顔のシミが浮き出ている。
…と霊感少女の友人が煩いのだが、私には何も見えない。
本当だってば!とムキになる彼女を適当にあしらいつつ、道路のシミを眺めていると。
…怒り心頭という感じの女の顔が初めて見えた。
しかもそれは霊感少女の友人の顔。
生霊ってやつなのか…? https://t.co/xupsY8vvVT

#呟怖
SNSのアカウントのフォロワー数がゾロ目になってこりゃめでたいなと喜ぶと同時に数字が444で死が三つかとげんなりして気分が急降下、『御明察』という謎の声と共にフォロワー数が減りだして死へのカウントダウンが始まったのだと唐突に気が付いた。
#一行怪談

#呟怖
血塗れの女が息絶える瞬間を繰り返し夢に見る。
夢の中の自分は何も出来ずただ泣き叫ぶばかり。
覚えている筈がない記憶。
私が最初で最後に人を殺めた日の。
難産だった母は産褥の中で命を落とし、母を愛していた父はお前のせいだと私を責めた。
そっと腹を撫でる。
我が子よ、お前も又私を…? https://t.co/URBfcoeGcW

#呟怖
何処も彼処も性的で淫らな物に満ちている!と義憤を抱えて迷い込んだ路地裏で『世界が綺麗に見えるラムネでし』と怪しげな露天商に売りつけられたと。…確かにけしからんモノは見えなくなったが瞼が閉じたまま開けられずに困ると仰られても。それは貴男、ご自身の性欲が強いというだけの話では。

#呟怖
裏道に開封された段ボールが置いてあった。
逆光になってて中は暗く中身は解らない。
なんでこんな所に?と疑問に思ったら、か細い猫の声が聞こえた。
あーもう…誰だよ。保護するしかないじゃんか。
舌打ちしつついそいそと近づくと、中から仔猫の声の物の怪がヒョコッと顔を出し腰が抜けた。 https://t.co/jDAUlNk8UR

#呟怖
祖父の趣味で建てた和洋折衷の出鱈目満載な洋館に赤い豪奢な椅子があり、座るとお姫様になれそうな気がして幼い私がよじ登ろうとすると家の黒猫に悠然と先に座られずっと不満だったがある日椅子から立ち上る黒い靄を猫が只管猫パンチで叩いて消してるのを見て理由があったんだなと納得した。 https://t.co/ABuuetfayk

#呟怖
捨てても戻る、バンドの切れた古い腕時計ですか。
確かに私がお売りしました。
買われたのはお祖母様でお祖父様へお贈りされたと。
…亡きお祖父様は艶福家でして。浮気判定で即締め上げる仕様です。
貴男はよく似てらっしゃる。お祖母様が奥様に渡したんでしょう。
腕時計が額に突進は愛です。 https://t.co/uDCuvULeDD

#呟怖
旧弊な価値観の両親が大嫌いで、夫に選んだのは開明的で現代風の人。
やがて妊娠出産。
生まれたのは息子で私に似てる。
進歩的で開かれた大人に育てようと最先端の思想で接した。
なのに息子は一度も会わせてない彼の祖父母に似てくる。
「逃げられると思ったか?」
血筋の嗤笑が聞こえる。t https://t.co/WZ9yMTOeyy

#呟怖
「封印されし壺でし」
路地裏で丸々とした露天商に妙な壺を売りつけられた。
怪しすぎる。
「あ、違た。封印できる壺でし」
100円で如何でしか?と円らな瞳で畳みかけられ、話のネタになるかと買った。
…今、壺には意地悪な姑とマザコンな夫が仲良く封印されている。
失踪届出したら処分だね。 https://t.co/VOO7yqGWv5

#呟怖
『夢を叶えるゆで卵でし』
酔って迷い込んだ路地裏で妙な露天商にサービスでしと渡された。
帰宅して酒を片手に凝視する。
…真ん中がへこみ殻に罅が入った。
期待してると目玉が覗いた。
『夢が叶った♡』
酔いが醒めた。ストーカーの声だ。
確かに『俺の』夢を叶えるとは言ってねぇけどよ…。 https://t.co/HOqdz1O8OM

#呟怖
『お前の為を思って』
母は心配性で常に先回りをする。
物心ついてからずっと。
愛情ではなく、束縛。
そう気付いた時には既に遅く。
母亡き後、途方に暮れて立ち尽くす。
自由にしてと突き飛ばした感触の残る掌で顔を覆い。
『だから言ったのに』
間違う度に囁かれた言霊に縛られ続けて。 https://t.co/oJl9vyru8J

#呟怖
ドアを全部閉めずにちょこっとだけ開けておくのだが、その隙間から黒い小さなモノがササッと動くのでギョッとしてしまう。
ちなみにGではない。
黒い小人みたいな人影なのだ。
何する訳でもないので放っているが、見間違いであって欲しい。
『なんだあれは』と毎回強張るのも疲れる。
#実話

#呟怖
裂けた腹から艶やかな果物を溢れさせた少年が、零れる実を抱えて憂いを帯びた目を向けるが知りたくなかった悲惨な現実を悪夢として処理すべく自分の脳が足掻いているのかそれとも自分の腹の中で今も生きている両親が俺の為に違法な手段で買った『果実』が忘れるなと叫んでいるのかさぁ何方だ。 https://t.co/KH3XIyLAxg

#呟怖 #呟怖耳袋
明晰夢をよく見るのだが、何故か裸眼の視力で再現されるのでぼんやりとしか判らずそれなのに近くに寄ると見たくないモノ程はっきりと見えて更にそんな時は翌日目覚めると確り現実に反映されており予知夢との合わせ技がまた来たのかと今では恐ろしいよりも腹が立つ。

#呟怖
本を読むのが好きで歌を詠むのは苦手だった。
俳句が趣味の父に無理やり句会に付き合わされるのが嫌で、憂さ晴らしにその鬱屈を書きだしてみた。
その後、この私小説は毒親ブームもあって大反響。
父が必死に内容を否定する程、益々誤解され。
今俺は大法螺を吹きすぎたと反省している。
5.よむ https://t.co/HIZiGCAdJz

#呟怖耳袋 #呟怖
耳寄りな話、聞きたくないですか?
綺麗なおはな、如何ですか?
足代は払うからさ、一寸来てよ。
仕方ないから体で払って貰おうか。
そして煌めく刃が一閃。
…勘違いが悪いか騙すが悪いか。
秘密の館で料理人は集められた新鮮な肉で腕を振るい、好事家に特別なフルコースを出す。

#呟怖耳袋  #呟怖
間に合うか間に合わないかと必死になって走り妻子の後を追いかけたが、振り返った妻が「追いかけるくらいならどうしてあの時あの女を選んだの」と呟きまさか再婚した直後に己も事故死を偽装されるとは予想外でと言い訳をするが同じ船には乗れぬと拒否され闇に立ち尽くす。

#呟怖
指まわりにさかむけが出来て鬱陶しいのでペリペリ剥くと、隙間から小さな目が覗いて「えっち」と言われ反射的に謝ってしまったのだが一寸待て。
4.むく https://t.co/HIZiGCjaHz

#呟怖 
ゆらゆら揺れる蝋燭に、舌なめずりする怪異の群れ。
『百物語』の看板下げれば好き者たちがやってくる。
逢魔が時から始まる宴は彼は誰時に頂点に達する。
夜明け時に転がるは、妖に喰われた死屍累々。
運試しに寄ってくかい?
運良く生き残れたなら極上の怪を蒐集し放題。
どうぞ!
#呟怖耳袋

#呟怖
卵を手に取り割れば悲鳴が聞こえ、空っぽになってしまった薄い腹を押さえ中身はあの狡い男とその妻の元へ転送されたのねぇと唇を吊り上げ呪詛がびっしり刻まれた殻を優しく手に取り火にくべて弔いの為の涙を一粒零し生まれるのを許されなかった我が子が父親に抱きつく姿を炎の中に見る。
3.から https://t.co/HIZiGCAdJz

#呟怖耳袋 #呟怖
『百物語』開催中。
廃寺の前の看板に惹かれて入れば、薄暗い部屋の中に蝋燭が並ぶ。
「始めましょう」
柔らかい声と共に現れた語り手達が蝋燭を手にする。
「貴方様はお帰りを」
透けた手は蝋燭を掴めない。
忘れていた。私はとうに。
「まずは1話」
ふっと私の姿が揺れ消える。

#呟怖
結婚直前の彼にふられた。
泣いて喚いて帰り路、ふっと鼻を掠めるいい匂い。
…こんな所に庭園なんて…?
疑問が浮かぶもまぁいいかと手摺に手をかける。
『愛の絶望、いい澱み』
香りに誘われ吸い込まれそう。階段の先の庭園がぐわっと口を大きく開く。
背後で彼の大声がした。
嗚呼もう遅い。 https://t.co/elmYv6d9A1

#呟怖
人里は煩い。
心と口から出る言葉の洪水に辟易して人里離れた山中にひっそりと隠れ住んでいる。
なのに、心の声と言葉とを一致させ大勢の人がさとりの自分を探している。
何事だ?と姿を現すと『此の心を読んでくれ』の大合唱。
目前には見た事も無い生き物がいた。
いや『宇宙人』の心は無理。 https://t.co/1mDCEAFhAT

#呟怖
貴男、肩に怖いモノを憑けて真っ青ですね。
…常連の気安さで『ツケにしといて』と延々やって、店主がポックリお亡くなりになって、ついラッキーだと思ってしまわれたと。
そりゃ店主も怒ります。
ご遺族にさっさと支払いを済ませないと、地獄の釜の蓋が開いちゃいますよ。
どうします?
2.つけ https://t.co/HIZiGCAdJz

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