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「アイアンメイデンは実在しなかった」という説がある。

もしもそれが本当だとしたら、昔の人間を残忍な存在であるかのように伝える最近の人間の方が、よほど残忍なのかもしれない。
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「死神になりたいんだろう? なら、どんな命も平気で殺せるようにならないとダメだ。
どんな命もいずれ必ず死ぬんだから」

そう睨んだら、死神志願者は今にも泣きそうな顔のまま、生まれたての赤ん坊に鎌を突きつけた。
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多分気のせいだと思うんだけど。

最近、空を見上げる度にあの星がこちらに近付いてきてる気がする。

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ヘイケガニっていって、甲羅が怒ってる人の顔みたいになってる蟹がいるんだよ。
でもただ単なる模様なんだ。人間が勝手に顔に解釈してるだけなんだよ。

顔に見える壁のシミに、そう話しかけている人がいた。#呟怖 https://t.co/ZMSYn3VCNf

空き缶や、何かのフタを貝の代わりに背負ってるヤドカリもいるらしい。
かわいいけど、海にゴミ捨てる人間がいると思うとなあ……
ん?

……気のせいかな。今のヤドカリ、人間の頭蓋骨みたいなのを背負ってた気が……

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水族館に行く前日、巨大水槽が割れて水と魚達がすごい勢いで流れ出てくる夢を見た。
夢だから…… と気にせず水族館に行った。

夢で見た通りに巨大水槽が割れて…… すごい勢いで、私が水中に吸い込まれていった。
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幼稚園の頃、家族で出かけたとある場所に信号機があった。
赤信号だったので素直に立ち止まっていた。
やがて青信号になったので進もうとしたら、いつの間にか後ろにいた母に腕を掴まれ、すごい速さで反対側に引きずっていかれた。

今なら分かる。
墓場のど真ん中に信号機があるはずがない。
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押し入れの奥からおもちゃ箱が出てきた。

うわー、懐かしいおもちゃばっかり! 
あれ、何このボロボロの不気味な人形。
好みじゃないし、見覚えない、知らない……

あれ? あ、ああ、思い出した。
ワタし、チイさイ頃、まイ日コノ子トいッしょに寝てタ。
ソウダソウダ。アハハハ。
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僕の職業は「おかえり屋」。
独居の客の家で待機し、客が帰宅したら「おかえり」と出迎えるだけの仕事。

人と関わりたくないが、完全な孤独は嫌。そんな面倒くさい奴が大勢いるってことだ。
世も末だと思いつつ仕事を終え帰宅する。

……でも、人のことを言えない。何故なら。

「おかえり」
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その肉屋は「絶対に食品偽装がなくて安心」ということで、肉がよく売れている。

何故そんなに安心だと言い切れるかというと、いつも客が見ている前で動物を生きたまま解体して肉にするところを見せているからである。

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足の右親指から、赤い糸が一本飛び出していた。

何だろうと少しだけ引っ張ったら、一気にびーっとものすごい速さで伸びて、伸びて、伸びて、
それに反して、右親指は、いや右足は、いや右脚はどんどん短くなっていって……

やがてそこには、長い長い、真っ赤な真っ赤な糸の山だけが残った。
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「A駅で発生した人身事故の影響で電車が遅れております。お急ぎのところご迷惑をおかけ致します」

はは、またうちの子が駅のアナウンスの真似してる。
でもAなんて遠い他県の地名なのによく知ってるな。

数日後、その日のその時刻にA駅で本当に人身事故が起きていたと知った。
#呟怖 https://t.co/4bYMfq5kbh

「冷たい!」「冷たい!」

遠くから交互に叫ぶ二人の声はそう聞こえた。
声のする場所をやっと探し当てた。
ようやくはっきりと聞こえた。

「爪痛い!」「爪痛い!」

お互いの爪を剥がし合い、血に塗れながらそう叫んでいた。 #呟怖 https://t.co/7ejIMq8VSn

シャワーを浴びていたら、どこからか泣き声が聞こえてきた。
シャワーヘッドを外してみたら、中に小さな目玉がぎっしり詰まっていた。
さっきまで浴びていたのは、目玉達の涙だった。

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全然嬉しくない相手から一方的に過剰な恋心を向けられると、異様に肩が重くなる。
そんな症状に見舞われた。

拝み屋に頼んだら、必ず肩の重みをなくせる呪文を唱えてくれた。

肩の重みは確かになくなった。
両肩ともちぎれ落ちたから。

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ある村の墓地では、亡くなった人が蘇ってこないようにする「死守唄」という唄を常にラジカセで流し続けている。

時々、大切な人を亡くした者がラジカセを止めてしまうことがある。
が、数分もしないうちに、誰もが必ず再び唄を流し出すそうだ。
#呟怖 https://t.co/7MWhygRekD

これまで死んだ全ての人間の死因が詳細に記録された「死様書」という書物がある。
他人事として読む分には興味深いかもしれないが、あまり夢中になりすぎるのはおすすめしない。

「死様書を読みすぎたために死亡した」という記載がちらほらあるから。
#呟怖 https://t.co/QCvjoJGt26

目覚めたら小舟に乗っていて、漕いでいる人にこう言われた。
「あなたは死にました。冥土へご案内します。ご希望を仰ってください」
欲望のままに、あの世でやりたいことを伝えた。

「了解しました。それと真逆の冥土にお送りします」
よく見たら、船の櫂には「地獄行き」と記されていた。
#呟怖 https://t.co/7zdn6b7cTa

とある名家の当主の遺書

「この家のものは全て私のものだ。
誰にも譲らない。私の死体とともに燃やせ。
家も金も家具も、もちろん家族も一人残らず」

#呟怖 https://t.co/tFAhDtc9V4

本屋で迷子になった時、本棚に並ぶ異様に分厚い本に触れてはならない。
その数分後には全ての記憶を失った人がふらふらと本屋から出てきて、本棚には、誰かのそれまでの人生全てを記録した本が一冊現れていることになるから。
#呟怖 https://t.co/AOZH4vrE8b

歩行者を車で轢いてしまった人がいてね。
余程動揺したのか、地面の消えかけた自転車マークを見て「死体を粉々にすればバレない」と、何度も轢き直してるうちに見つかって捕まったらしい。

その時の被害者の血、バレないどころか地面に染み付いて、洗っても洗っても落ちないんだとさ。
#呟怖 https://t.co/79A9VjL0ku

『使用済み。日記帳。差し上げます。』
そう書かれた箱に入っていた日記帳を開いてみた。

「一緒に出かけた!」「誕生パーティーした!」「楽しかった!」「大好き!」

絶交した元親友の字。私との思い出の記録。
元親友にとって、もう不要な記憶。

「大嫌い」

背後から、元親友の声。
#呟怖

待ち合わせてないはずの知らない人に「ごめん、待った?」と訊かれることがよくあった。
今日も訊かれたので「うん、待った!」と応えてみた。

「やっぱり待ってたんじゃねえか」
知らない人は私の手を引いて無言で歩き出した。止まらない、景色が変になってく、ここどこ、待ってなかったのに。#呟怖 https://t.co/WvdyiKP0gb

何でも人の言いなりだったけど、もうやめる。本当の自分を見つけるんだ!
でもどうすればいいんだろ。

「貴方をお届け」? 何このサイト?
なるほど、自己分析で本当の自分を教えてくれるのか。

へえ、本当の私は「真面目で几帳面」なんだ!
全然自覚ないけど、このサイトがいうならそうなんだね! #呟怖 https://t.co/PqY5LJS5QO

友人の家にお邪魔したら、机の下から猫ちゃんが顔を覗かせた。
「猫ちゃん飼ってるんだ! かわいい!」
「は? 飼ってないけど?」
慌てて猫ちゃんに視線を戻したら、机の下の影の中に溶けるように消えていくところだった。 #呟怖 https://t.co/txPywpTf86

様々な常軌を逸した方法で人を殺害する「作死家」と名乗る殺人鬼が現れ、世間は震撼した。
作死家は12人を殺したところでようやく逮捕され、人々は胸を撫で下ろした。

……皆内心では「次はどんなすごい殺し方をするんだろう」と楽しみにしてもいたのだが、誰も口には出さなかった。 #呟怖 https://t.co/zwuvK0tIdb

町中で友人が突然「おあいころし!」と周囲の人に叫ばれ、警察に連れていかれた。
知らぬ間に「おあい」を殺していたらしい。おあいころしの犯人は最近多く捕まっているらしい。でもどんなに調べても「おあい」が何なのか分からなかった。

ある日、町中で私は叫ばれた。
「おあいころし!」

#呟怖 https://t.co/dDWwIKW9NJ

表には伏せられているが、そのホテルでは数年に一度死体が発見されている。
当然捜査はされるのだが、それらの死体の身元はいくら調べても分からないらしい。

だから、裏の人達はこう噂する。
「そのホテルは死体を産む」と。
#呟怖 https://t.co/V9sO1tHKfz

川に飛び込んでは上がり、飛び込んでは上がりを繰り返して遊んでいた。ついさっきまでは、いつも通りだった。
なのに、さっき飛び込んでから上がれない。いつもと変わらない、さほど深くない川のはずなのに、上に行っても行っても水面にたどり着かない。

苦しい、息、で き な
#呟怖 https://t.co/YuPXDaX8s9

ハンカチ落としならぬ、人形落としという遊びに参加した。
座っていたら、何かを落とされた気がしたので振り向いた。

断面から血を吹き出す手首が落ちていた。
人形ではないので、気にせず向き直った。
ものすごい悲鳴が遠ざかっていった。#呟怖 https://t.co/rbWWx4PyhL

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