呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
#呟怖朗読

「深夜0時のドライブ」
6本分をまとめて動画にしました。
お暇な方はぜひ。https://www.youtube.com/watch?v=cv3Iu_oPJ6U 

#呟怖
大企業で掃除係として働いていた叔父
吸い殻を片付けていると
燃やし損なったメモをよく見つけた
中には仕事の愚痴がびっしり

ある日、メモに”死にたい”の文字が
数日後 ある社員が自殺した

叔父はその一か月後に仕事を辞めた
原因は、その自殺から
見つけるメモの数が倍になったからだった https://twitter.com/heeresgruppeb/status/1242463373473677320 

#呟怖
一人暮らしの家に
夜の散歩から帰ってきた

鍵を開け部屋に入ると
机の上に散らばせていた
コイン5-6枚が

すべて垂直に立っていた

驚いて机に近づくと
振動でコインはばらばらと倒れてしまった

#呟怖
最近再婚した友人

紹介された新しい奥さん
笑うときに口を隠す癖が
元奥さんにそっくりで

何か恐怖を感じた。

#呟怖
先輩と日帰り出張
暗い峠を進む
よく通る道だが
シカとの接触事故が多い

”疲れた”
運転席で先輩が呟く
僕は寝ていた事を謝った
先輩は応じず”賭けをしてる”と

”十秒、ライトを消し進む
シカが出れば仕事を辞められる”

怖いっすよ、と
引き攣り答える

”明日も仕事頑張ろうね”
先輩は笑った

#呟怖
アウトローに憧れる気弱な友達

二の腕の裏側を見せながら
”これ、わかる?”と僕に聞く

よく見ると星型の小さなほくろのようなものが
”これタトゥーなんだよ、入れてみたんだ”
と得意げに言う

気弱で大それた自尊心

最近、彼の顔にほくろが増えた気がするのだが
怖くて聞けないでいる

#呟怖
子供の頃
近所の土管の中に
尖った石や、エロ本など宝物を隠した

ある日、神社に捨て子猫がいた
親は動物嫌いなので
土管で飼おうと隠す

家から牛乳を持ってくると
子猫はいなくなっていた
逃げてしまったのだろう

次の日
”戻ってるかも”と土管を覗いた

見つけたのは大きな蛇の抜け殻だった

#呟怖
入試当日
緊張で失敗した友人は
緩やかな自殺を試みた

隣町の呪い木を傷つけたらしい
道の拡幅工事の際 切り倒されそうになった時
かかわった人が事故死など不幸になったという曰くつきだ

”呪いなんてない”
そう笑う友人は希望の大学に入った
あれから5年
彼は勉強についてけず引きこもりだ

#呟怖
深夜2時頃
飼犬の鳴き声で目が覚めた
明らかに”何か”に吠えている

見るとスーツ姿の男が
犬にぎりぎり触れられない所で立っていた

恐る恐る声をかけると
”残業帰りいつもここに犬がいるから”と

”お好きなんですね”と聞くと
”昔、噛まれてからトラウマなんです”
と死んだ様な目で答えた

#呟怖
”ずっとついてくるんだよ”

会社の喫煙所は狭く1ヶ所だけ
名前も知らない様々な部署の人が集まる

”多分一生ついてくる”

小さなまとまりがいくつもでき
会話が入り乱れる
嫌でも色々な話が聞こえる

”誰なんだよ、あの女”

気になる話が聞こえる方を見る
たった一人壁に向い話し続ける男がいた

#呟怖
傲慢な叔父

典型的なパワハラ上司で
部下と出張に行く車内では必ず説教

ある日 高速で説教していると
部下は無言で車の速度を上げ始めた
怒鳴っても減速せず
部下は家族への遺言を呟く

幸い事故の前に警察に捕まった

”あいつは虐めて辞めさせてやったよ”
武勇伝の様に語る叔父の改心は遠い

#呟怖
嘘つきな女友達の話

彼女の友に婦警がおり上司と不倫中
署内休憩室でしているらしい
部下達も見て見ぬ振りだという

その子が最も興奮したのは
拳銃を代わりに入れるプレイ

死ぬかもという恐怖と背徳が
病みつきになるらしい

”幸せな内に暴発するといいね”
彼女は吐き捨てるように言っていた

#呟怖
会社の先輩の出身大学に寮がある
厳しいことで有名な寮は4つの棟があり
其々異名がある

鬼の1棟
逃げの2棟
飲みの3棟
仏の4棟

最も恐れられているのは4棟だ

1棟は指導が鬼のように厳しく
2棟では逃げる者が続出
3棟は飲みが多過ぎて辛い

そして4棟では死者(仏様)が
出たほど厳しいという

#呟怖
妻に嫌がられてタバコはベランダで吸っている
寒い日は辛いが臭いといわれては仕方ない

灰皿の掃除は3日に1度
これも妻がいない間に行う

最近、自分の銘柄でない吸い殻が
灰皿がある事が多い
勝手に喫煙所されているかもしれない

今日も2階から
向かいの墓地を見ながら
タバコを吸っている

#呟怖
親戚の甥
彼の友達はVRゲームを持っていて
怖いゲームを妹にやらせる

その妹は僕と同じで
ホラー嫌いで3D酔いをしやすい

妹を椅子に縛り暴れても
嘔吐いても辞めさせない
それを皆で見て楽しむのだという

悪趣味だと思っていると甥は
”僕も買ったんだけど兄ちゃんやろ?”
と無邪気に僕を見た

#呟怖
虚言癖の彼女
宝くじ当選
子供を妊娠
幽霊を見たとか

必ず最後は”嘘よ”とネタばらし
話が面白く彼女の嘘のファンだった

葬式で会った友から
彼女が堕胎していたと聞く

”嘘”への”本当”の混入に気づき複雑に思う

彼女の嘘を聞けない今
せめて言葉を残そうと
幾つかの話をTwitterに流している

#呟怖
子供の頃の移動手段は自転車だった

いつもの様に友達と
夕方まで自転車を乗り回して遊んだ日

隣町で飲み物を買おうとして
財布を忘れたことに気づいた

財布には自転車のカギも入っている

気づいた後に自転車を見てみると
ロックが掛かったままだった

その日は親の車で自転車を運んで帰った

#呟怖
実家の部屋から遠くに山が見える

小学校の夏休み
向かいの山の中腹の
強い光に気づいた

光は短い間隔でちらちらと
何かの信号のように煌めいていた

光は三日ほど続き
その年の最高気温を記録した日から
見えなくなった

遭難の時に鏡の反射で助けを呼ぶ
技術を知ったのは
大人になってからだ

#呟怖
何回も何回も
嘘と本当を交配したよなエピソードを
考えてると頭がぼんやりする

読返すとエピソードのどこまでが真実で
どこまでが創作が分からなくなる

嘘のエピソードが本当にあった気がしてくる

例えば、無名の僕が死んでこの文章だけが残った時
僕の本当はどこにあるのか

#呟怖
大企業で掃除係として働いていた叔父
吸い殻を片付けていると
燃やし損なったメモをよく見つけた
中には仕事の愚痴がびっしり

ある日、メモに”死にたい”の文字が
数日後 ある社員が自殺した

叔父はその一か月後に仕事を辞めた
原因は、その自殺から
見つけるメモの数が倍になったからだった

#呟怖
友人は最近”効かない薬”を飲んでいる

黄ばんだ袋に入った錠剤で
頭痛、車酔い、眠れない時など
どんな時でも薬を飲む

幼い頃に病気で死んだ彼の母の薬が残っていたらしい
飲むとその頃の母を思い出し安心できるそうだ

その重病の名前と
最近抜け毛が多いんだという
彼の笑顔が印象的だった

#呟怖
飲み会で出会った
曖昧な笑顔が印象的な子

ホテルに連れ込んだ後
彼女は徐に錠剤を飲む

”酔って睡眠薬飲むと記憶を無くすの
私はこの後の事を何も覚えていない
だから貴方に聞いて欲しい事がある”

彼女が聞くに堪えない告白を続けた

朝、目覚めた彼女の笑顔と対照的に
僕の胸は重いままだ

#呟怖
冬に帰省した時
散歩していると近所の古い家から風鈴の音がした

小学校の頃 よく遊んだおばちゃんの家だ
子供がいない彼女は僕らを家に招いた

最近、彼女が遺体で見つかったと聞いた
一人暮らしの彼女は
夏の終わりに家で倒れたまま
誰にも気づかれなかった

風鈴の音色はあの頃のままだった

#呟怖 #呟コラ

「君のマフラー」
https://youtu.be/a7P3rZ2tXhY 

3:57
朗読 T.K
脚本 K.J

#呟怖
一人部屋でタバコを吸っていた時の事
のどが渇いて飲み物を買いに外に出た

部屋に帰ってふと灰皿を見ると
吸い殻の吸い口の部分が真っ赤に染まっていた
唇に触れてみても血は出ていない

口紅にも血にも見えるその跡は
数十本ある吸い殻すべてについていた

#呟怖
元カノのことが忘れられず残していった
マフラーの匂いをずっと嗅いでた

別のいい人ができてもその癖が抜けず
ある時そのいい人にマフラーが見つかって匂い嗅がれた
言い訳を考えていると
「これあなたの匂いがする」と恥ずかしそうに言われ愕然とした

いつの間にか僕は自分の匂いを愛していた

#呟怖
仕事の心労で眠れない日はヒーリング音楽を聞く

お気に入りはネットで拾った”台風の夜の音”
実際に台風を録音した3時間程の音で良く眠れる

先日、再生開始に気づかず2/3ほど進んだ状態で就寝

暗闇で聴いてると
遠くから男のいびき音と
”うるさい死ね、死ね”
と呟き続ける女の声が聞こえた

#呟怖

同棲してた彼女と喧嘩した日
深夜に家に帰ると扉にチェーンがしてあった
小声で呼びかけるが怒っているのか無反応

頭にきて30分チェーンと
格闘したら開いてしまった

驚かそうと静かに入り
枕元に立った時
玄関が開く音が

彼女が帰ってきた

さっきまで膨らんでいた
布団の中身は空だった

#呟怖

結婚式の当日
一人控室で緊張しながら待っていた時の事

貸衣装のポケットに手をやると一枚の紙が入っていた
前の新郎が使ったのメモかもしれない

くしゃくしゃのメモ書きには
新郎挨拶の内容の箇条書きと

“諦めろ諦めろ諦めろ諦めろ”
という走り書きで終わっていた

#呟怖
不眠症の女友達
彼女は寝れない夜に決まって
ネクタイを締めて眠りにつくのだそうだ

”ネクタイを締めると安心して死んだように眠れる”

見せてもらったネクタイは皆地味な色合いで
だいぶ使いこまれてくたびれていた

”これね、お父さんの形見なの”

彼女の父親は数年前に首つり自殺をしている

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