呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

参加メンバーはこちら

呟怖.ORGと参加について

「♪〜」
「普通に料理作ってる…というかなんで普通にフライパン持てるの…」
「あっそこの塩いれてもらえます?」
「いいけどそっちの方が近いだろ?」
「触ると成仏してしまうので」
「あっ…えっとごめん…」
#呟怖

「お盆の時期には海に近づいたらいけないよ。連れていかれちゃうからね」
祖父がとても優しい声で言っていたのが大人になった今でも印象に残っている。
私が成人した年、祖父が自宅近くの海で遺体として発見された。
じいちゃんなんでお盆に海に行ったの?そんなにばあちゃんに会いたかったの…
#呟怖

「はい!では2m間隔を空けて立ち止まらずそちらまっすぐ進んでください!」
「車ですか!それは第2道路に…」
「ロボット!?!?ちょっと待ってください!上司に確認を」
はぁ…昔は馬とか牛だけだったのになぁ…ここ数年どうなってるんだ…
ーある交通誘導員のお盆の愚痴ー
#呟怖

「ほほう…良い車ですね」
「ありがとう。孫が作ってくれてね」
「あなたのバイクも素敵ですよ」
「最近は飛行機が…」
「やはり私は馬がしっくりくる」
「このロボットはどうやって動かそうか…」
今日はお盆。様々な形をした精霊馬が家族の元へと帰っていく。
#呟怖

オレの勤めてるコンビニだいぶ古いからドアが手動なんだよね。
だからガラスのとこが手垢でよく汚れるからこまめに拭きにいくんだわ。
そしたらさ何度綺麗にしても同じ場所に小さな子供ぐらいの手形が浮かんでくるんだよ…しかも子供の身長くらいのとこに…見えない誰かがいるのかな…
#呟怖

報告書No.030「黄昏路地」
調査員が調べた結果、U地区にある路地裏には別世界へと繋がる道があるという事がわかった。だがこの場所に行くには決められた順番に道を通る必要があり、順番を間違えると行く事ができない。この路地裏には尾が二股に分かれた特徴的な猫が目撃されるが関連は不明。
#呟怖

私はどうも同期のA子に嫌われているらしい。話す時も全く目を合わせてくれず、態度もそっけない。
数年後私は会社を辞める事になったのだが、送別会の後でA子が話しかけてきた。
今まで感じ悪くてごめんね。だって…あなたの後ろにいる男の人がいつも私の事を睨んでくるんだもの…
#呟怖

事故が起きた。
運転操作を誤り、車はコンビニに突っ込んだ。
これだけならただの事故なのだが、同時刻に別の場所でも事故が起きた。
原因は同じ運転操作のミス。
不思議な事にこの事故を起こした運転手2人とも、まったく同じ証言をしている。

「真っ黒い影が飛び出してきてそれを避けた」

#呟怖

俺コンビニで働いてるんだけど、休憩中監視カメラの映像をチラチラ見ながらメシ食ってたのね。
そしたらレジにいる相方が誰もいないのに誰かと話してるんだよ…
最初は俺の見間違いとも思ったけど明らかに誰かと話してるんだよ…
怖くて相方にはいまだ聞けてない…
どうしよう正直辞めたい…
#呟怖

「午前2時に踏切の前でラジオを聞くと死んだ人の声が聞こえるんだって…」
ただの噂。でも僕はそれに賭けてみる事にした。
人気のない踏切の前に僕は1人立っている。
僕は手に持っているラジオのダイヤルを回す。
ザザ…と耳障りな音がする。その雑音の中に懐かしい声が聞こえた気がした。
#呟怖

コンビニで働いてた人ならわかると思うんだけどさぁ、冷蔵庫に入って補充する時ってさ、飲み物取りにきたお客と目があう時ってあるじゃん?あれ結構気まずいんだよねー
一緒に入ってた先輩にマジ気まずかったすわーって言ったら
「さっきから誰も来てないよ…」
って言われてさー… どうしよ…
#呟怖

「あっ猫ちゃんだ」
私は猫に近づこうとしたが一緒にいた姉に急に手を掴まれた。
「あんたあの猫の影をよく見てみなさい」
夕日に照らされた猫から出ている影はウネウネと生き物のように動いている。
「お姉ちゃんあれなに?」
「良くないものよ、関わっちゃダメ」姉はそれきり黙ってしまった。
#呟怖

「校内放送の時間です…」
夕陽に染まりつつある校内にザザ…とノイズまじりの声が響く。
「今日はこのお話から…」
これはこの学校に伝わる七不思議の一つ。黄昏時にのみ聞ける校内放送、通称放課後ラジヲと呼ばれている。
この放送を聞いてしまった人はなぜか行方不明になるという…
#呟怖

深夜、自販機で飲み物を買って取り出そうとしたら人の手が出てきた。
驚いたオレは腰を抜かした。そしてその手はゆっくりとオレに近づいてきた
「く、来るなぁ」
よく見るとその手にはオレが買った缶ジュースが握られている
その手はオレにジュースを渡すと消えた。
「いい幽霊だったのかな…」
#呟怖

私は救急車が嫌いだ。
私が幼い頃、救急車の周りを黒い煙のようなモヤに包まれているのを見た事があった。
なんでこんなものが見えるのだろうと不思議に思っていたが祖母が救急車に運ばれた時に分かってしまった。

あれは死というものに寄ってくるのだ…

祖母はそのまま亡くなってしまった。
#呟怖

「これなあに?」
「これは魂だよ。僕はね魂を売っているんだ」
男は小さなキラキラしたビー玉をひとつつまんで私に見せた。
「たましい?」
「うーんちょっと難しかったかな」
男は苦笑しながら私の手のひらにビー玉を乗せた。
「いいの?」
「記念にあげるよ、気が向いたらまた遊びにおいで」
#呟怖

近所の公園にとても話をするのが上手い人がいた。
僕達はその人の事をよっちゃんと呼び、放課後公園に集まってよっちゃんの話を聞くのが恒例となっていた。
「ここでお話をするのはこれでおしまい」その日からよっちゃんは姿を消した。
数年後同級生に聞いてみたがそんな人は知らないと言われた
#呟怖

「幽霊を見ることはラジオを聞くことと似てるんだよ」

ーそんな事を言っていた友人がいた

彼曰く幽霊を見るには自分と幽霊の周波数が合えば見れると…だけど当時の僕は正直あまり信じていなかった。

あれから何年たっただろうか

「カチッ」

僕の頭の中で何かが噛み合う音がした。
#呟怖

今、僕の目の前にはあの黒くて大きな鳥居がある。鳥居の下には何か黒い影のようなものが手招きをしている。
「本当にあったんだ…」
やっと約束が果たせる。あの日いなくなった彼の手をとりながら僕は鳥居に向かって歩きだした。
#呟怖

夕方になるとおっきな黒い鳥居が現れて、そこをくぐるとあっちの世界に行ける、僕が子供の時そんな噂が流行った。
#呟怖

「ワタシキレイ…?」
「き、きれいです…」
「これでも…?」
女はマスクをとると耳まで口が裂けた顔をしていた。
私もマスクを外した。
「あなたも…?」
「お互い大変ですね…」
私の顔も耳まで口が裂けている。
#呟怖

報告書No.047「影おじさん」
聞き込みによると全身が逆光を浴びたような黒い男の姿であり、夕方時の目撃情報が多い。特に子供を襲い、襲われた人物はあっちに連れていかれると言われている。
調査対象が連れていかれた可能性もあり。引き続き調査を続行する。
#呟怖

遠くからばあさんと孫が歩いてくるのが見える。
ばあさんは足が悪いからのう…ここまで来るのが大変じゃ。
日没が迫った墓の前でばあさんは手を合わせている。
「ばあさんや、わしはここにいるぞ」
わしの声は聞こえない、だけど言わずにはいられなかった。
#呟怖

「ばあちゃん、なんでいつも昼に行かないで、夕方にお墓参りに行くの?」
「それはな、暗くなるとあの世との境目があやふやになるって昔から言われとってな…」
「だからじいさんにも会える気がしてな…」
ばあちゃんはちょっと寂しそうに呟いた。
#呟怖

「くそっ…振り切れねぇ…」
走り慣れた峠道。誰かがオレを追いかけている。
急カーブが目の前に迫り、オレはブレーキを踏んだ。
その瞬間、何ががヘッドライトに照らされた!

ーそれはババアだった。

ババアはニヤッと笑い、闇の中に走り去っていった。
オレはその日限りで走り屋を辞めた。
#呟怖

「あのー…見えてますよ」
終電の電車の中でこっそりと耳打ちをされた。
「シッポが」
私は慌てて壁に張り付く。
「大変ですよねぇ。化けるのも。私もなんですよ」
そう言った彼の腰にフワフワしたシッポが見えた。
#呟怖

「おかえり。あらその子は…?」
「何を言って…うわぁ!?」
バタバタと家の中を何かが走り回る音がした。
「あなたについてきたのかしら?じゃあご飯をもう一人分用意しないとね」
妻はあっけらかんに言った。
その日から僕の家は少しだけ賑やかになった。
#呟怖

「水たまりは別の世界への入り口なんだよ」
そう言い残して行方不明になった友人がいた。
足元からパシャと水の弾ける音がした。
「今日もダメか…」
あれから水たまりを見るとついつい飛び込んでしまう。水たまりに飛び込めばまた彼に会える、大人になった今でもそんな気がしてならないのだ。
#呟怖

夜中にそっと家を出ます。
どうやら私は他人には見えないものが見えるらしい。そのせいでいつも一人だ。
でもこの時間だけは一人じゃない。周りに気を使うことなく話すことができる。
他の人には見えない私の友達と。
#呟怖

ある雨の日、僕は自転車で帰っていたのだが急にペダルが重たくなった。
その瞬間鳥肌がたった。
「乗せて…」
か細い女の声が聞こえた。
「…どちらまで?」
気が動転した僕はそんなことを言ってしまった。
「駅まで…」
無事駅に着くとペダルが軽くなった。
#呟怖

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。