呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

参加メンバーはこちら

呟怖.ORGと参加について

黒宮さん.37 #呟怖
不意に目を覚ました。まどろむ頭で見回すと大きな枯木の上にいた。身体が動かない、枝が縄ように僕の身体に絡みついている。木の下に目をやると此方を見上げる包帯女…思い出した。この土地に踏み込んですぐ地面から大量の化物が現れ、僕は一人そこでリリーさんに連れ去られたんだ。

黒宮さんイラスト.06 #呟怖
なんとヨシツゴさんが再び黒宮さんのイラスト描いてくださった!!ありがとうございますありがとうございます (ˊo̶̶̷ᴗo̶̶̷`) そして最後の一文『思い切って誰か漫画化して下され!!』に誰か注目して!!すごく注目して!!

黒宮さんシリーズ
https://twitter.com/i/moments/969060362413785088 https://twitter.com/yosituguo/status/1000654398391910400 

#呟怖

ゾンビバクテリアにより人類の半分は歩く死体となった。

もし魂が存在するなら、妻の魂は消え、僕の友を喰う妻の姿はバクテリアの生命活動に過ぎない。

では“喰う”という肉体関係を超越した行為を前に芽生えたこの嫉妬は何だ。僕の愛の対象は妻の肉体とでも言うのか?

僕は妻に喰いついた。

#呟怖 砂山から砂を一粒取り去っても砂山だが、それを繰り返し最後の一粒になってもそれは砂山であると言えるだろうか。僕はこのパラドックスの解を求め最愛の人で実験を行なった。足首を取り去る…愛する人。脛を取り去る…愛おしい。ついには頭だけに。はは、どこまで行っても変わらないではないか。 https://twitter.com/sa_tsumi/status/998692300774502401 

黒宮さん.36 #呟怖
「確かに。霊の存在ポリシーはシンプルだ。そんな背景なら『なんで私だけ』とか『同じ目に遭わせてやる』あたりが自然だよな。『殺す』は少しずれてる」助手席の八尋さんはそう言い窮屈そうに伸びをする。程なく車は減速し目的地に到着した。僕の調べたリリーさん発祥の学校跡地だ。

黒宮さん.35 #呟怖
「リリーさんに触れて気づいたけど、もう一つ別の因子があるみたいなの。それでリリーさんの強すぎる力と怨念のベクトルに違和感を感じてて、『殺してやる』って言われたって話してたよね?」そう、思い出すだけでゾッとする。「なんで生徒を救って犠牲になって『殺す』になるの?」

黒宮さん.34 #呟怖
「厄介なのに憑かれたな」助手席から顔を出し若干面白そうに話す黒宮さんの兄・八尋さんを運転席から遠足じゃねえぞと小突くのは甚平にカンカン帽姿の黒宮爺ちゃん。賑わうワゴン車で一人浮かない顔の黒宮さんは話し始めた。「今回の件、単なる自己責任系都市伝説じゃないと思うの」

黒宮さん.33 #呟怖
足がもつれ派手に転がった。飛び起き見回すと何人かの生徒が奇異の視線を僕に寄せている。校門越しに校舎の方を見やると何事もなく校庭を歩く生徒の姿。安堵し仰向けに空を仰ぐと淡い水色の「パンツ」言いかけて顔に重いものがめり込んだ。「カバン。あと調べて欲しいことがあるの」

黒宮さん.32 #呟怖
「校門の外まで走って!」はっとして僕は漸く絶叫と共に鞄も持たず逃げだした。振り返ると包帯女がこちらに駆け出す…噂通り滅茶苦茶脚が速い。追いつかれる、そう思った瞬間黒宮さんが間に飛び込み包帯女と組み合う。「なんなのコイツ!悪霊が鬼と同じ力とかありえないんだけど!」

#呟怖 のね、傑作選を百編集めるのよ。それで百人一首をつくるわけ。絵師さん集めて絵札百枚に文字札百枚。普通にひと勝負するだけで百物語クリアで青行燈でちゃうわけ。んで朗読者さん集めて全話収録して読み上げ(ランダム可)アプリもつくるのよ。アプリで自主練習して大会とかもいいよね。とかな!

#呟怖 Macを起動してXcodeを起動。iPhoneアプリをつくる準備だ。Webには多くのサンプルコードが溢れ、一部拝借したりもする。あるコードをXcodeにコピペすると《古い書き方なのでこう直しますか?》との表示。奴は善悪を理解している。もし奴が自分を改造し始めたら、人は“true”と判断されるだろうか…

黒宮さん.31 #呟怖
饐えた臭い。すぐ耳元で濁った声が漏れ出す。《コ…ォ"ォ……ロォ……シィ…ィィ"ィ…》やめろ聞きたくない…肩を掴む手は僕を抱くように絡み始める。気が狂うような恐怖に意識が遠のく。次の瞬間ずどんと突き切る衝撃に尻餅をついた。吹き飛ぶ包帯女と目の前に現れた大天狗の文字。

#呟怖 #返怖 ヨロ

前見た謎の夢を返怖で考察待ち。

「来る」そうスーツ姿の女性が言うと空から何層もの曼荼羅が降ってきた。「どれかと同じ格好で重なって」言われるままに一体の神様と同じ格好で重なった。「OK。もう重なっては駄目」と言われ必死で避けつつ何でと聞く。

「あなたは研究者だから」

黒宮さん.30 #呟怖
友達にまたねと手を振り校庭に出た。歩きながらふと違和感を覚え辺りを見回す。誰もいない…校舎にすら誰一人。突然の静寂に停止した頭を包帯女がよぎり脊筋が凍る。そして今、後ろから両腕を掴まれている。眼球だけ回し腕に向けると包帯で巻かれた指。耳元に生温い息遣いが近づく。

黒宮さん.29 #呟怖
リリーさんが来た。全身を巻く包帯の隙間から覗く赤黒い皮膚と垂れ下がる縮れた髪。俯くそれから目を離せず後退りし廊下に出た。「何したの」驚き振り返ると蒼い顔で立ち尽くす黒宮さん。「なんであんたが因子になってんの!」はっとして便所に目を戻すとリリーさんの姿はなかった。

黒宮さん.28 #呟怖
明るく可憐で何事にも一生懸命な梨々先生は生徒からも人気だった。しかしある日、梨々先生は生徒の命と引き換えに全身に重度の火傷を負った。焼け落ちる校舎に残された生徒を助けに飛び込んだのだ。火災から数日後、焼け残った校庭の桜に包帯を結び吊り下がる梨々先生が見つかった。

普通では知ることのできない数字というのもたまには出しておきやしょうかね。 #呟怖 が始まったのは2017年8月15日の発起人・岡花さんのツイートからですが、そこから約7ヶ月経過し全呟怖の数はどれほどなのか?

4,458 です(昨日夜21時時点)

その半分は呟怖.ORGへ登録済み。これもすごくね?!

黒宮さん.27 #呟怖
「リリーさんリリーさんこっちに遊びにおいでなさい」昼休憩、男子便所入口の鏡に向かいそう呟くと指をパチンと三度鳴らした。噂に聞いた降霊術だ。変わらず外で響く生徒の声に、ですよねとボヤき僕は便所内へ目を向けた。何かがいた。俯く白いワンピース姿、全身を巻く汚れた包帯。

黒宮さん.26 #呟怖
《助けて…》放課後の校舎に校内放送が響く。放送室は蛻の殻、我が校七不思議のひとつだ。なぜオバケは電子機器を簡単に支配できるのか。「元々使ってた人体に比べたら玩具同然だよね」黒宮さんの一言に絶句した。そうか、怪異がそこに在るのではなく、僕たちは怪異の胎の中なのだ。

みなさんの描いてくださった絵を改めて掲載したく今流行りのお知らせを…。
呟怖でシリーズもの不定期更新してます。よ、よかったらどうぞよろしくお願いしますっ (;. ⁰▱⁰ )

六名さんが纏めてくださってます ↓

黒宮さんシリーズ #呟怖
https://twitter.com/i/moments/969060362413785088 
BGM: In The Storm by Therahttp://pic.twitter.com/7QVHpI0WMn

黒宮さん.25 #呟怖
『夜に口笛を吹くな蛇がくる』ズルズルと闇を這いずる大蛇。口を尖らせたまま固まる僕は目を凝らし途端に顔を歪めた。それは手脚を切断された骸に取り縋り連なる無数の亡者。「人買のあった時代、夜の口笛が合図だったそう。あの売人の末路も酷いものね」黒宮さんは重い息を吐いた。

呟怖.ORGの登録作品数が2000を突破しました! #呟怖 に可能性を感じ、非商用での二次利用を許可する作品の収集目的に呟怖.ORGを立ち上げたのが昨年12月。朗読や漫画化、呟コラといったコンテンツも見かけるようになり嬉しい限りです。参加がまだの方もぜひご参加ください!
https://tsubukowa.org http://pic.twitter.com/tafsEmcTtc

黒宮さん.24 #呟怖
「光があるから影があるわけじゃない」黒宮さんに食われ、お留守になった心霊スポットで続く霊の目撃を黒宮さんに尋ねた話。影を視るには影を落とす物質と影を受ける物質が必要で、“いる”という観念が因子であり前者だという。因子に囚われた後者は…「成仏予定だった哀れな通行者」

★追加情報★ #呟怖 #潰怖

なんと優勝賞品がグレードアップしました!

1.MAEDAが怪異をブッ潰す!
2.怪異がイラスト化!
3.怪異 vs MAEDAの漫画化!
4.怪異 & MAEDAオリジナルマグカップ贈呈!

原作:前田
怪異デザイン:さつみ
漫画原作:公園遊児
漫画作画:HATU
マグカップ制作:公園遊児・まーhttp://pic.twitter.com/LkY6Db4iqn

黒宮さん.23 #呟怖
黒宮八尋。我が校の生徒会長であり黒宮さんの兄、天が二物を与えた事例とも言える黒髪の優男だ。安堵したのかよろめいた黒宮さんを咄嗟に支えると右手に伝わる『ぽゆ』っとした感覚。直後再び地面に顔から激突した。「あ、力解放してた」八尋さんの快活な笑い声が上る。ぐう…D.5。

黒宮さん.22 #呟怖
頭上に強い風圧を感じ巨獣の咆哮が途切れた。次の瞬間、目の前にズシリと半球状の塊が落ちてきた。黒鉄色の…鼻から上だ。残された巨体が崩れ落ち、蓋のとれた頭蓋の中身を溢す。グロ耐性を持つ僕も流石に目眩がした。「お兄ちゃん」振り返ると黒宮さんの姿…僕らは生き残ったのだ。

黒宮さん.21 #呟怖
月明かりを背に四つの手を組み合う大小の影。大きい方、途中で折れ曲がった太い前腕から突き出すそれはまるで手折った枝と花吹雪のよう。顔を濡らす生温い飛沫だけが僕を現実に引き留めていた。「叔父さん、すぐに終わるから」男はそう言うと巨獣の腹を強く蹴飛ばし大薙刀を拾った。

黒宮さん.20 #呟怖
「お陰で間に合ったよ」顔を起こすと目の前には同じ制服を着た男が立っていた。刹那、あの咆哮が惚けていた僕を引き戻す。黒鉄色の巨獣が男に飛びかかり四つ手を組んだ。ギリギリと筋繊維の軋む音。「悪いな叔父さん、畜生道と修羅道では格が違うんだ」ボキリと厭な音が辺りに響く。

黒宮さん.19 #呟怖
おぞましい呻き声をあげ、“それ”は黒宮さんを放りだすと狂ったように暴れはじめた。はっ、ざまあみろ!これがファブリーズに宿る古代アステカ神の力だ。直後巨大な掌に肩を叩かれたかと思うと僕は足元の地面に顔から激突した。嗚呼、僕は死ぬんだな。「恩に着る」不意に声が響いた。

黒宮さん.18 #呟怖
満天の星空が廻る。はっとして遅れてやってきた痛みに訳も分からずのたうつ僕の前にガランと薙刀が落ちる。見上げると黒鉄色をした鬼とも獣ともつかぬ巨躯に絞めあげられる黒宮さんの姿。自分でも信じられないが、決死の奇声と共に僕は“それ”に飛びかかりファブリーズを振っていた。

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