呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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#呟怖
踏切内で電車が停まってる。何かあったのかしら?
私は、隣に立つ人に訊いてみた。
するとその人は
「自殺だよ」
と、ひと言だけ返してきた。
迷惑なこと、と思い浮かべた刹那、ぞくりとした。車輪の隙間に顔が見えたのだ。
ひっ、と息を飲む。
…だって、その顔は、私だったのだから。 https://t.co/WyHLDDHWpy

#呟怖
揺れる、揺れる、揺れる。
三半規管が狂ってしまったよう。それとも、理(ことわり)に抗うようなものだろうか。
真っ直ぐが保てない…そう、揺れているのは私自身だ。
きっと空気抵抗でそうなるのだろうな。
そして、揺れが止まる時に私は絶命するのだ。
頭蓋が紅い彼岸花のように綺麗に開いて。 https://t.co/p9nntm2zg7

#呟怖
「選ばれればさ、イサムさんていう朗読師に読んでもらえるんだよ」
「誰それ、知らなーい」
「ヨウツベで有名なんだ」
「ふーん、そうするとどうなんの?」
「ボクたちも有名になれるかもしれねーぜ」
「そんで?」
「ぅゎ、テンション低っ」

…彼岸花が喋って見えるのは、私だけだろうか? https://t.co/p9nntm2zg7

#呟怖
庭に咲く彼岸花。
今年ももうそんな時季か、と物憂げに眺める。少し前まで蝉が鳴いていたというのに、気付けばすっかりと秋の風が吹いている。月日の経つ速さには、目眩さえ覚える。
白かったはずの彼岸花が、いつの頃からか真っ赤に染ってしまった。きっと、君の身体の養分がそうさせたんだね。 https://t.co/p9nntm2zg7

#呟怖
風が、群生する彼岸花をたおやかに揺らす。もうじき日が暮れる。この緑化公園には一切の街灯はない。曇天なら真っ暗闇になる。そうなる前に帰らなければ、車までの足元も危うくなる。
歩きながらポケットを探るが、キーがない。落としたか? 振り向くと視線の先で、赤い彼岸花が手招きしていた。 https://t.co/p9nntm2zg7

#呟怖
暑さ寒さも彼岸まで…か。めっきりと涼しくなった。しかし、彼岸花は何故こうも燃えるような赤なのかねぇ?

あら、他の色もあるわよ。

へぇ、何色だい?

白もあるのよ。尤も、赤い彼岸花も元は白かったのよ。

何故、赤に?

それはね、血の色。

え?

刹那、女は男の首筋に鋭い牙を立てた。 https://t.co/p9nntm2zg7

#呟怖
ほら、猫のヒゲみたいでしょ? ここまでするの大変だったのよ。猫好きのあなたが喜ぶ顔を見たくて、頑張ったんだから。
そう言うと女は、男の頬をそっと撫でた。そして、続けて言う。
でも、ニコリともしないのね。無理ないか、心の臓が止まってしまったもの。
女は二本の尾を持つ猫に変化した。 https://t.co/p9nntm2zg7

#呟怖
真夜中の自宅マンションの駐車場に車を停める。
シン…と静まり返る。
ドアの開閉音だけがやたらと響く。
ふ、と視線を感じた。もちろん辺りには誰もいない。
「気のせい気のせい」と自分を奮い立たせる。そう、幽霊なんか、少なくともここには存在しない。

刹那、柱の陰から数人の男が…。 https://t.co/l2x94xQph8

#呟怖
帰ってきたよ
今はすっかりと朽ちてしまったここに
懐かしい社員寮
入社から、ここに6年住んでいた
結婚とともに退寮して以来だ
散々冷やかされながら
祝いの言葉で見送られたっけ
そして僕は今、帰ってきた
おぉ、迎えに出てくれているのか

ガス爆発事故で亡くなった友人達が笑顔で立っていた https://t.co/aiUfvGvtDP

#呟怖
「なぁ、この写真、おかしくないか?」
「ん?…なにが?」
「ほら、ここ」
そう言って写真の右上を指さす。
全体的に暗い中、弧を描く白いものが写っている
「雲か煙かなんかじゃね?」
「そうかなあ?」
「それ以外に何があるよ?」
「…ん〜、幽霊?」

やれやれ…幽霊はお前なんだけどねぇ https://t.co/aiUfvGvtDP

#呟怖
夜になると賑やかになる廃墟
ここは、県外からも若者が肝試しに訪れる有名な心霊スポットだ
今宵もまた、あちこちで悲鳴が上がる
「すねこすりさん、15号室にお客さんです」
「サダ子さんは廊下のモニターへオナシャ〜ス」
「あ、かまいたちさん、峰打ちって言ったのにぃ」
八尺様が指示を出す… https://t.co/aiUfvGvtDP

#呟怖
「怖ぇーよこんなとこ」
後ろでカレシがビビってる。
「単に廃墟なだけよ」
アタシは構わず進む。
「お前、度胸あるなぁ」
「したい…」
「おぅふ」
下心をつついてやると、鼻の下を伸ばしたカレシが後ろから抱きしめる。
「…ぇ?…したいっ!たった!」

目前に転がった死体が立ち上がった。 https://t.co/aiUfvGvtDP

#呟怖
気をつけ。礼。
終業の挨拶を和音で奏でる。
「せんせいさようなら」
「みなさんさようなら」
と、元気な声が教室に響く。明日から夏休みだ。窓際にあるオルガンも、しばらく沈黙する。子供たちを見送った後、私はオルガンの蓋を静かに閉じる。刹那、蓋が跳ね返るように開く。
「もっと弾けよ」 https://t.co/ge37adZnjl

#呟怖
学校の怪談なんて殆どが嘘っぱちなんだよ。人体模型が動くわけないし、トイレに女の子が棲んでるなんかありえない。え?…俺は何度も探検したから言ってるの。怪異なんてないんだよ。誰かがテキトー言ってるだけ。くだらない。音楽室のピアノもほら、鍵盤押さなきゃ鳴ら…あれ?鳴りやまない…。 https://t.co/ge37adZnjl

#呟怖
空の青が広く、高い。
地平線近くにある雲は、これから膨れ上がるのだろうか。
どこかで気の早い蝉がジーと鳴いている。
太陽の眩しさを避けるように瞑った目に、額から滴り落ちる汗がつたう。
日曜日の昼下がり。

…おかしいな。
僕はブランコから落ち、前のめりに転んだはずなのに…。 https://t.co/6PCvoOXGAf

#呟怖
ぶ〜らんこぶ〜らんこ楽しいな〜
ぶ〜らんこぶ〜らんこ楽しいな〜
い〜さむちゃんも楽しいな〜
あ〜やとちゃんも楽しいな〜
ぶ〜らんこぶ〜らんこ楽しいな〜

…もう勘弁してくれ…夜中に歌わないでくれ…アパートの窓から見えるブランコは、月明かりに照らされて揺れていた…オッサンの歌声で… https://t.co/6PCvoOXGAf

#呟怖
何だこの写真…公園のブランコ?
僕は憶えのない写真が引き出しから出てきたことに困惑した。しかもかなり古い。その分、味がある。出処不明だが気に入ってしまった。百均で買ってきたフレームに収め、部屋に飾ってみた。良い。
それから毎夜、ブランコから降りられない夢を見るようになった… https://t.co/6PCvoOXGAf

#呟怖
「この公園、子供の幽霊が出るらしいよ」
友達が言った。続けて、
「風もないのにブランコが…」
「まさか、子供の幽霊なんて…」
「見た人もいるって聞いたよ」
「そんなの見間違いに決まってるよ!」
私は語気を強めて言った。だって、そこにいるのは子供ではなく中年のオッサンなのだから… https://t.co/6PCvoOXGAf

#呟怖
いつからだろうか? 目に映るすべての景色が上下反転するようになったのは。あ、いや、断じて私は幽霊になってしまったのではない。むしろ、行き交う人々の方が幽霊のように生気が無い者ばかりに見える。今日は路面電車に乗り込んでみよう。…やはりそうか。ここも逆さまだ。運転手以外は…。 https://t.co/NjAENDfasQ

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