呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
自動運転システムとは便利なものだ
車に任せておけば、こんな狭くて危険な道も安全に通行できる
こうした峠でスピードを出してスリルを味わう若者がいたらしいが、それも昔のこと
安心安全に目的地へ到着することが何より第一だ
刹那、急にスピードが上がった
『ダセぇ運転だな、俺に代われ』 https://t.co/K9uXnlYv1P

#呟怖
さっきから同じカーブを走ってる気がする
助手席の彼女は黙りこくったまま前方を凝視している
「なぁ、この道、おかしくね?」
話しかけても頷きもしない
「おい、どした?さっきから黙ったまんまで」
そう言うと、ぎこちなく顔だけをこちらに向けて言う
『…ここね、あなたが私を殺した場所は』 https://t.co/K9uXnlYv1P

#呟怖
おかしい
昼間なのに、なんでこんなに暗いんだ?
さっきまでの陽光はどこへ行った
頬を撫でる風は冷たかったが
山歩きで火照った体には心地良かったのに
今はそれすら感じない
不気味なまでの静けさと闇が
私を取り囲んでいる
…いや、そうか、私はここで…
巨大な何者かに一呑みに喰われたのだ https://t.co/K9uXnlYv1P

#呟怖
真夜中のドライブ
かなり狭い峠道が続く
とあるカーブに差し掛かった時に
いきなりリアが滑った
「ぅわっ…ビビった〜」
車内で独りごとを言う
路面が凍結しているらしい
ちょうど下り坂になる
スピードを落とすために
アクセルを緩める
しかし、一向にスピードが落ちない
『おいで』と聞こえた https://t.co/K9uXnlYv1P

#呟怖
「こんなとこに人が住んでんの?」
ヒーガンが言う
「出入りしてる婆さんを見た」
イーサムが返す
アヤトーヌも頷く
そこは誰が見ても廃屋だった
刹那、その中から『ボン!』と
爆発音がし、瞬く間に火の手が上がった
病んだサラリーマンがガソリン自殺をした
使われたのは『ハイオク』だった https://t.co/8rfiw1uRDe

#呟怖
赤い森に佇む廃屋は
その姿を朽ち果てつつ
何年何十年と
ひっそりと過ごしてきた
ある時は心霊スポットとして
またある時は空き家バンク物件として

ふと、廃屋は思った
私はもう死んだも同然だ
願わくば
最期は盛大に燃えてみたい

そしてそれは
ひとりの男が叶えた
絶望という気を纏った男が… https://t.co/8rfiw1uRDe

#呟怖
空に現れた光は、徐々に大きくなっていく。
人々はそれを、神の光と崇めた。
ある者は祈り、ある者は踊り、またある者は科学的に光の正体を追究しようとした。
光は、宇宙ステーションからも観測できた。そして、彼らだけが光の正体を知ることとなった。

「この映像が、地球最期の瞬間だよ」 https://t.co/BMtOpDs0rB

#呟怖
あぁ、あれは、蓮の池から降りてくる天界の光か?
ならば、救いの蜘蛛の糸が垂れてくるはずだ。
この地獄の苦しさから救ってくれる例の糸だ。
見上げる先の光は、ただの一瞬もその揺らめきを止めずに輝いていた。
もうすぐ。
もうすぐに、救いの手が…
…いや、私の首を絞めるこの手はなんだ? https://t.co/BMtOpDs0rB

#呟怖
ひとつ、ふたつ、みっつ…
順繰りに明かりが灯る
闇への誘(いざな)いに青い光とは、なんとも風流なものだ
これで道を外さずに済む
私は何を犠牲にしてでも必ずや目的を果たさなければならない
でなければ私は後悔の炎に永遠に焼かれるだろう
あのドアの先にヤツがいる
私を殺した犯人、妻が… https://t.co/7ANhPuQj7e

#呟怖
ほら、特殊な薬液を注ぐと、破損した染色体が青く浮かび上がるんだ。見ようによっては綺麗だろ?

そうですね、これが例の…

そう、ウィルスにやられた染色体さ。これを調べれば人類を救える答えが見つかるはずだ。

…教授、残念ながらそれは叶いませんよ。その検体は教授が寝てる隙に採った… https://t.co/7ANhPuQj7e

@yakoudoukitann @acchinohou Twitterがおかしくなってる……タイムラインは左。タップして記事を開くと右。#呟怖 マジで怖い。。 https://t.co/z1JAzbLROf

#呟怖
暗い cry 食らい
ぼぉっと光が続くのは、獲物をおびき寄せるための罠に違いない。それが解っていながらもついつい引き寄せられてしまう。
光だけではない。
かぐわしき匂いまでも漂う。抗えない。
あの入口に入るのは自殺行為だ。行くな。
自制する心とは裏腹に歩が進む。
私は闇に落ちる。 https://t.co/7ANhPuQj7e

#呟怖
いくつものダウンライトが照らすも尚、薄暗い。
寒色の光は実際よりも寒く感じさせる。
自然と足取りも重くなる。行きたくない。
それでも私は先へと進まなければならない。
ほら、ドアが開いてる。
青白い手が『こちらへ』と手招きしている。
あのドアの向こうへ行けば終わる。
地獄の一丁目… https://t.co/7ANhPuQj7e

#呟怖
いつも呟怖をツイートする時は完全に即興で書いてます。
綾人さんの写真を拝見して、膨らませたイメージを少しだけ練って、浮かんだ言葉を組み立てて…

あれ?…言葉が半紙に映って中空を踊ってる? いつの間にか鳥居の前にいる? 僕は呼ばれたのか、ここに。
道真公の声がする。
「痴れ者め」 https://t.co/bllOpBBaEp

#呟怖
ひたひたひたひた…
裸足の足音
角曲がり
じっと私について来る
神社の参道
ひとけなし
明かりの届かぬ
陰つたい
じっと私について来る

ねぇお前さん…
あちきになんか用かぇ?

へぇ、姐(あね)さんの
後ろに憑いてるそいつにね

おやおやこいつは驚いた
迷子引き連れ夜の舞
地獄門の開く時間 https://t.co/bllOpBBaEp

#呟怖
僕はバイクのエンジンを始動させた
鳥居の先の突き当たりまで一気に走る
計算が正しければ、鳥居を通過するところで時速80km/hに達する
そこから今度はフルブレーキ
突き当たりまでのチキンレースだ
合図の旗が振り下ろされる
スタート!

「夜中にフル加速する幽霊ライダーが出るんだってさ」 https://t.co/bllOpBBaEp

#呟怖
街灯の明かりが照らす参道には
誰ひとりとして歩く者はいない
深夜の長距離トラックの音が
遠くからこだましている
僕は、ここで彼女と落ち合うのだ
夜中の逢い引き
wktkな心を抑えつつ待つ
声が、聞こえた気がした
振り向くとそこに彼女がいた
トラックに轢かれたかのように
ぐちゃぐちゃの姿で https://t.co/bllOpBBaEp

#呟怖
あなうらめしやうらめしや
表はパン屋か惣菜屋か
そんな呑気も負けん気も
ひたひた歩く参道の
丑三つ時の気の冷たさに
心の底まで凍りつく
昼の熱気のどこへやら
今はひたすら冷の気が
気が気じゃないと急かしとる
ふと気がつくは やれあそこ
じっとこちらを窺い見やる
この世ならざる物の怪よ https://t.co/bllOpBBaEp

#呟怖
ここは…どこだ? 神社の参道?
いやいやいや、俺は自分の部屋で寝ていたはずだ。なんでこんなところに…って、そうか、これは夢なのか。
しかし、こんな神社は見憶えがない。大概の夢は経験値から来るものだ。そこに希望や不安が入り交じり夢へと昇華される。
つまり…。

刹那、肩を掴まれた。 https://t.co/bllOpBBaEp

#呟怖
正義と悪の対比が、光の色に現れていた。
方や、暖かそうな淡いオレンジ色に包まれた部屋。
方や、冷たい水の底を想起させるブルー。
それは、私の魂にも似ている。
正と悪が両耳の傍で囁く。
『黙ってればバレやしない』
『正直に言えば酌量される』
…さて、どちらが正義でどちらが悪なのか。 https://t.co/aeLVXo8mAO

#呟怖
あぁ、見つけた。
あの灯りの下へ行ければ助かる。私は小走りにヒールを鳴らす。
後ろの足音が速くなる。
恐怖に心音が高鳴る。
念の為バッグから小型の催涙スプレーを取り出した。
「おい」
すぐ後ろから声がする。
「いやっ」
私は振り向きざまスプレーを噴霧する。
しかし…誰もいなかった。 https://t.co/aeLVXo8mAO

#呟怖
今夜はやけに静かだ
満月の光が
夜空の雲を浮かび上がらせる
こんな夜は
なにか起きても不思議じゃない
胸がざわつくのだ
傍らにデジイチを用意し
外の気配をうかがいつつ
軽く缶ビールをあおる
猫の喧嘩の鳴き声が聞こえる
まぁその程度か
ゴロリと横になる
天井に張り付いたソイツと目が合う https://t.co/m6ZjSPb4a9

#呟怖
風の止まる時間
波も少し和らぐ
灯台の火はまだ灯らない
何処からか漂いにおう
焼き魚 味噌汁 白米
もうすぐに母の待つ家に着く
ただいま
引き戸の玄関を開けると
鼻をつくのは白檀の香り
奥から母が私を呼ぶ
そうよ、わたし、帰ってきたよ
泣きながら 母が出迎える
母には見えないわたしを https://t.co/m6ZjSPb4a9

#呟怖
ひとつ
ふたつ
みっつ…

峠までのカーブミラーにはいわくがある。
ななつめのミラーに、この世ならざる者が映り込むらしい。
それは、昼夜を問わない。
どうせなら夜に行こうということになり、友人ふたりをリヤシートに乗せて来てみた。
何もいないね、と、僕は助手席にいる誰かに呟いた。 https://t.co/XI5Ow495rU

#呟怖
丸い鏡が浮かんでる
闇の中で光ってる
月の光
星の瞬き
あらゆる光を跳ね返すそれは
溶けるくらいに一段と強い光で
私の顔を不躾に照らす
眩しいじゃないのよ
光源に向かって怨意を露わにする
通り過ぎる車から悲鳴が聞こえた
失礼ね
あなたがそこまで怖がるほど
私は怒ってないわ
…まだ…ね https://t.co/XI5Ow495rU

#呟怖
カン…と何かを打つ音がする
またひとつ、カンと鳴る
丑三つ時に響く音の方を見やると
白装束を身に纏った誰かが
境内の奥にある大きな杉の木に藁人形を打ち付けていた
「ぁ、ごめん、その呪い、返っちゃうわ…」
本人に聞こえないよう小さく謝り、そそくさと神社を後にした

翌日、母が死んだ… https://t.co/AhP4LizmD1

#呟怖
ひとつカンと鳴りゃ列車が通る
ふたつカンと鳴りゃ逆にも通る
空(くう)の狭間の逢魔が時よ
帰る道すら見失う
通せんぼ 通せんぼ
こちらへ来てはなりませぬ
あちらへ行ってもなりませぬ
魔の者 大口 待ち構え
そなたを食おうと待ち構え
出られぬ穴へ足取られ
もがく阿呆を取って食う
取って食う https://t.co/WyHLDDHWpy

#呟怖
自宅のすぐ隣に電車の軌道敷がある。音と振動が酷い。
たまに早く床についても、終電が通り過ぎるまでまんじりともできない。
その代わり、多少大きな音量で音楽を鳴らしても苦情は来ない。
タイミングを見て別なことをしてみよう。
妻から「なんでこんな所を買ったのよ!」と酷く罵られたから。 https://t.co/WyHLDDHWpy

#呟怖
「カンカンカンカン…」
夜遅いというのに警報機の音が鳴り止まない。踏切で電車が停まっているからだ。
不意に、辺りが靄に包まれる。
見ると、先頭車両のすぐ前を何かが横切る。それは、別の電車だった。
のそりと進むその車窓から、明らかにこの世ならざる冷たい者たちが、ニタァと私を見…… https://t.co/WyHLDDHWpy

#呟怖
夕暮れの田舎の踏切
家路を急ぐカラス
通り過ぎるローカル線から
風が舞い降りる
僕の身体が風に煽られる

逢魔ヶ刻
確かに見た
車両の中ほどで
大きな顔に薄ら笑いを浮かべ
ディーゼルエンジンの煙を
身体中に浴びるソレを
刹那、その車両は脱線した
反動で転がる後部の車両に
僕を巻き込んで https://t.co/WyHLDDHWpy

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