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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖 私の祖父は渡し舟の船頭をしていた。橋が洪水でよく流される為、必要不可欠な仕事だった。霧の深い日など、水中から手を延ばす者がいる。この辺りは昔から水難事故が多い。哀れに思うが下手に関わればこちらが引っ張られる。そんなとき祖父は片手で拝みつつ、傍らを静かに通り抜けるのだった。 https://t.co/AORkL3f8In

#呟怖 隣の部屋から壁を叩く音がする。しかし隣は空き部屋だ。事故物件で三年も借り手がいない。すわ霊現象か?連絡すると大家が来て部屋で人を発見した。ホームレスが入り込んで生活していたが急病で倒れていたのだ。壁を叩く音はSOSかと思いきや、ホームレスはそんな事はしていないと話したという。

#呟怖 廃墟になった火葬場の煙突から時々煙が立ち昇る。市の職員が見に行くが誰もいない。火葬場は町の心霊スポットとして有名になった。ある日、また煙突から煙が上がった。通報を受けた市の職員が渋々見に行くと、そこで灯油を被って焼身自殺をしている人物を発見した。彼が何者なのかは不明である。 https://t.co/XQyDhnxgTq

#呟怖 居間のエアコンも古くなった。風が妙に血生臭い。ある夜、トイレに起きると居間のエアコンが動いている。消し忘れたかと居間に入ると、エアコンの送風口から真っ白坊主がぬるりと顔を出し、私を見付けてニヤリと嗤った。そこで記憶は途切れた。エアコンを急いで付け替えたのは言うまでもない。

#呟怖 いやぁビックリしました。だって家に帰ってポスト開けたら女の生首が入ってるんだもの。でも一瞬後には消えたんですよ。あれは一体何だったんですかね?

そう話していた後輩が数ヶ月後、痴情のもつれから彼女を殺して逮捕された。ポストに現れた女の生首は、果たしてその前兆だったのだろうか。 https://t.co/IvQnwKIRAD

#呟怖 三十年ぐらい前かな。この椅子に腰掛けて、男がよく笛を吹いてたんだ。どこの誰とも知れない、流れ者みたいな男だった。近所の子供達が珍しがって集まってたよ。ある日、その子供達が一斉に姿を消した。笛の男も現れなくなった。それからさ。この町で余所者を異様に警戒するようになったのは。 https://t.co/RiSzlIMlW8

#呟怖 あ、一反木綿!と妹が空を指差す。幼い妹は最近、アニメの鬼太郎に夢中だ。雲が偶然その形になっただけと言うのも可哀想なので、そうだねと肯定する。と、その雲が急に進路を変えこちらに迫って来た。僕らの頭上スレスレを通り過ぎてゆく。僕は唖然としてそれを見送り、妹はキャッキャと笑った。 https://t.co/TgvwnK9fsS

#呟怖 夜を徹して語られる百物語。今は何話目でしょうか。そろそろ明け鴉の鳴く声が聞こえて参りました。夢の終わりを告げる声。私もそろそろお暇を致しましょう。それでは皆さま、ご機嫌よう。

──私の隣にいた男はそう語ると、まるで蝋燭の炎が掻き消えるように、ふっといなくなったのだった。 https://t.co/4rZps3LquX

#呟怖 その布団で寝ると必ず悪夢を見た。布団の上で誰かに殺される夢だ。中古で買った古い布団。新品が欲しかったが金がない。布団の中を探るとふいに手首を掴まれた。慌てて引っ込めた手に残ったのは帯の切れ端。仕方なく布団と一緒に供養した。悪夢からは逃れられたが、暫く畳で寝る羽目になった。

#呟怖 高校生の息子が暮らす寮のシャワー室は、使用が十五分と決まっている。あるとき何十分経っても出て来ない生徒がいた。もしや中で倒れているのでは? 管理人が鍵を開けるが誰もいない。監視カメラを確認しても寮を出た形跡は皆無だ。生徒は行方不明となり、現在そのシャワー室は使用禁止である。

#呟怖 雨の降った夕暮れ、道端で男が歌っていた。傘も差さず、たった一人で。ひび割れ、歪んだ声。ずいぶん古い歌だった。世の中には頭のおかしな奴がいる。私は男を無視して通り過ぎた。翌朝、昨日の男が歌っていた場所を通り掛かる。男は既にいなかったが、壊れた古いラジオが一つ棄てられていた。

#呟怖 荒廃した地上に天使が舞い降り、人々は歓喜した。これで予言の救済が成就されると。戦争、環境破壊、経済格差、飢餓……。それらの問題は人類の手ではもはや解決不可能だった。天使たちは憐れみと慈悲の心を以て、その強大な力で人類を虐殺し始めた。何故なら“死”こそが大いなる救済なのだから。 https://t.co/aIitLjEKbY

#呟怖 雨の日になると女が訪ねてくる。傘を返しに参りました、と玄関先のか細い声。先代ならとっくに死んだ。おそらくその因縁だろう。招き入れたら最後だ。ある雨の日、帰ると玄関が僅かに開いている。鍵を掛け忘れたか。廊下を伝う水の跡。仏壇の前にずぶ濡れの女が一人。……傘を返しに参りました。 https://t.co/4rZps3LquX

#呟怖 昔に観たサイレント映画。女の目玉を剃刀で切り裂く描写があった。美しい瞳は無抵抗のまま、運命の刃を見据える。ああ、叶うならその瞳は私が切り裂きたかった。彼女の脳裏に焼き付ける最後の光景は己の姿。こんな甘美な誘惑があろうか。だから私は……。

『とある切り裂き魔の手記』より抜粋。 https://t.co/mdUHG5ueTY

#呟怖 お母さんとお外に出ると、向かいのお婆ちゃんがいたので「こんにちは」と挨拶した。お母さんは、誰と話してるの?と不思議そうな顔。向かいのお婆ちゃんだよって教えたら、お婆ちゃんはもう何ヶ月も前に死んだんだって。でも向かいお婆ちゃん、私の家の前に立って、ずっとこっちを覗いてるよ。 https://t.co/EAmNvtWJHG

#呟怖 語ってはならない怪談がある。その語りの中に仕組まれた言霊が呪詛となって胞子のように拡散し、人の心の奥底に根付いてやがて死の花を開く。だがその怪談がどれなのか、誰にも分からないのだ。ここに開陳された百物語の中にも、そんな怪談があるやも知れません。皆様、努々ご油断めされるな…。 https://t.co/4rZps3LquX

#呟怖 昨日の昼休み、そこのベンチに座ってたサラリーマン風の男が焼死したんだよね。最初は自殺かと思ったけど、油をかぶった形跡はない。目撃者によるといきなり全身から発火したらしい。いわゆる人体発火現象ってやつ?
…そう語った付近の住民は、記者の前でいきなり全身が炎に包まれたのだった。 https://t.co/7EDmYavTTU

#呟怖 ドイツの古い街並み。朝夕、私は愛犬を連れて散歩する。ベンチに腰掛ける老人が読む新聞は、1920年代の日付。写真にはちょび髭の男。ヴァイマル文化華やかなりし頃の光と影。古い街並みには古い霊がいて、歴史の隙間からふと顔を覗かせる。ご機嫌よう。私はそっと会釈して亡霊の前を通り過ぎる。 https://t.co/sbEMiCWstL

#呟怖 腹に刃を突き立てる。頭上の白刃が振り下ろされ、私は目を覚ます。嘉永の頃に切腹した武士に関する書物を読んでいて、いつしか眠ってしまったようだ。ふと部屋の片隅に端座する人影に気付く。ああ、またか。それは夢で見た武士の姿。波長が合うと時々こうなる。今回はどうやってお帰り頂こうか。 https://t.co/MdW7wCDiyZ

#呟怖 夕暮れの団地。自室に帰ると隣の部屋のお姉さんが立っていて、私に「おかえり」と微笑み掛ける。でも私はそれを無視して部屋に入る。ゴメンね。だってお姉さんもう死んでるじゃない。団地の屋上から飛び降りて、固いアスファルトに横たわるお姉さんと目が合った。死人とは会話しちゃダメなのよ。 https://t.co/0GK68MpUvO

#呟怖 ある日、見知らぬ家族が訪ねて来た。隣の空き家に越して来るので挨拶に来たという。数日後、管理に来た不動産屋に尋ねたが、この空き家を売った覚えはないとの事。それならあの家族は一体……? それから間もなく、隣の空き家から物音や話し声が聞こえ始めた。しかし家族の姿は誰も見ていない。 https://t.co/4rZps3LquX

#呟怖 近所のコンビニに車が突っ込み、運転手が逃走した。二日後、運転手は近くの山で遺体で発見されたが、不思議なことに彼の死亡推定時刻は事故より三日も前で、死因も溺死なのだ。コンビニの監視カメラには運転手の顔がハッキリ映っている。これは一体どういう事かと警察では頭を抱えているそうだ。 https://t.co/4rZps3LquX

#呟怖 ここには毎日、何体もの死体が運ばれて来る。いずれも不審死や変死で、死因を特定するのが僕の仕事だ。ある朝、運ばれて来た女はとても美しかった。外傷はなく、白い肌が氷のようで。紅を塗った唇が柔らかく微笑む。生と死の境界を曖昧にするように。その日、僕は生まれて初めて死体に恋をした。 https://t.co/1xcaUgczIg

#呟怖 破壊されたゾンビの山の前で彼女は不敵に笑った。政府の非公認組織に優秀なゾンビハンターがいるとは聞いていたが、こんな少女だったとは。ウイルスを撒き散らし、この町から世界を滅ぼす予定だったのに。そういう妄想は中学で卒業すべきだったわね、博士。血塗れの武器を振りかざす彼女の名は。 https://t.co/4ANIReiTr7

#呟怖 湖上の鳥居を目指して舟は進む。この地方では罪人は皆、あの鳥居を潜って龍神様への供物として捧げられました。お陰でこの湖が涸れた事はありません。水先案内人の女はそう話す。私は後ろ手に縛られたまま鳥居を見つめる。現代も密かに続くその風習に、前科者で天涯孤独の私が選ばれたのだった。 https://t.co/wKUHzLsAfP

#呟怖 そのぬいぐるみは酷く重かった。だいたい6~7キロはあるだろうか。鉛でも詰まってんの?と姉を振り向くと、彼女はそれを奪って部屋に閉じこもる。後日、姉の彼氏の首なし死体が発見された。人間の頭の重さは身長の約10%だ。ふと、あのぬいぐるみを思い出す。ちょうど……人間の頭一つ分の重さ。 https://t.co/ZuXbB0YTjh

#呟怖 死神など無害なものです。死者をあの世に導くだけのお役目ですから。祖父の病室で死神はそう語る。ではその大鎌は何だと問うと、彼はそれを一振りして、祖父の身体に取り憑こうとする悪霊を斬り捨てた。最期のお別れをどうぞ、時間になったらまた来ます、と言って彼は律儀にドアから出て行った。 https://t.co/CDo5SJwiDM

#呟怖 帰りのバスの中で誰かの口ずさむ声が聞こえた。聞き覚えのある曲に記憶を辿る。これは確か鎮魂歌ではなかったか。見渡す乗客の顔は誰もが青褪めていた。はて、自分はいつからこのバスに乗っていたのだろう。カーブを曲がる。ガードレールの向こうの奈落。幾度となくループする、最期の夜の記憶。 https://t.co/33d3grBgpV

#呟怖 お前、タカシって覚えてる? 小学生の時、いつもダンボール箱を頭に被った変な奴いたろ。久しぶりに卒業アルバム捲ってたら思い出したんだよね。でもアルバムにそんな奴いないんだよなぁ。確かに同級生だったはずなんだが。ところでお前、タカシの顔見たことある? 俺も見たことないんだよ。 https://t.co/syHzSf3lV9

#呟怖 「文學の極意は怪談なり」という。では文學とは何だ。自らを権威付け偉そうにするための道具かね?とは怪談作家を志す我が友人の口癖である。誰にも顧みられなかった者の声に耳を傾け代弁すること。そこに生者と死者の区別などあるまい。そう語る彼の背後には、今日も仄暗い影がそっと寄り添う。 https://t.co/eWVNKoNPFh

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