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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる136文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖 この道を歩いて薬屋が来た。年に一度、山奥の小さな寒村に薬を届ける為に。薬屋は金を取らない。その代わり子供を一人連れてゆく。その年に選ばれたのは末の妹だった。薬屋に手を引かれ、道の向こうでいつまでもいつまでも手を振っていた姿が忘れられない。とある古老から聞いた、昔話である。 https://t.co/vPCCcVD3El

#呟怖 夜中、家の前でエンジン音が響いた。窓から覗いたSさんは驚愕する。それはバイク事故で死んだSさんの親友だった。実はSさんは最近、親友の恋人だった女性と付き合い始めたのだ。「あいつ、それが許せなくて出て来たんだ」女性とは別れたが、それでも親友は時折思い出したように現れるという。

#呟怖 撃たれたのは覚えている。気付けば荘厳な門の前だ。辺りに響くのは『Knockin' on Heaven's Door 』。まぁ名曲だからな。神様がBGMに使いたくなるのも分かる気がする。だが俺は天国に行けないだろう。犯した罪は1ダースを越えているはずだ。煙草に火を付け、地獄が禁煙でなければ良いなと思った。 https://t.co/K81yjQiJ3S

#呟怖 ひどく静かだった。鳥の囀りすら聞こえない。晴れているのに空は暗く、太陽は鈍色である。今日は確か神の子が死んだ日だ。異教徒の自分には関係ないが、それでも不吉な予感に怯えるのは何故か。枯れ草を踏む音。何かが背後を付けて来る。姿は見えない。追い付かれる前に、この森を抜けなければ。 https://t.co/ltbLVYiIT3

#呟怖 死んだ女房が彫り師でね。俺の背中の般若を彫り終える前に逝っちまった。それから朝起きると背中が血で真っ赤になってる。未練があるんだろう。きっと完成するまで続くさ。そう語っていたヤクザが死んだ。背中には真っ赤に彫られた般若の入れ墨があったという。警察官の叔父から以前聞いた話だ。

#呟怖 昔の城跡だが、よく見ると石垣にはたくさんの墓石が使われている。城主が死者の祟りなど信じなかったそうだ。しかし城は焼け落ち、一族は滅亡した。現在では公園となった城跡だが、幽霊の目撃証言は絶えない。今もほら、石垣の上から、大小様々な生首がこちらを恨めしそうに見下ろしている。 https://t.co/FlGp5jkjVy

#呟怖 最近、夜中になると屋根からまたあの歌が聞こえます。あなたが亡くなる前によく聞こえたあの歌。人の死期を告げに訪れるのでしょうか。実は先日、病が見つかりました。いいえ、怖くはありません。訪れる秋の深まりに、これでやっと彼岸であなたにお目に掛かれると、心安らぐように思えるのです。 https://t.co/VTfO6Y35uy

#呟怖 ルート666? 知ってるよ。迷子のドライバーがときどき入り込む道だ。証言はたくさんある。だがそんな道は地図上のどこにも存在しないんだ。運良く抜け出せれば良いが、中にはそのまま行方不明になる奴もいる。その道はどこに通じてるかって? 数字を見れば分かるだろ。地獄に決まってるさ。 https://t.co/9XyGGvq8eO

#呟怖 死んだ家族や友人から電話が掛かって来る。町にそんな噂が広がったのはつい最近の事だ。時期的に山の上に電波塔が建った頃と重なる。昔から忌み山として有名な山で、神隠しも多かったらしい。たぶん彼岸に通じているのだろう。私は携帯電話を握り締める。死んだ妻と娘からの連絡は、まだ来ない。 https://t.co/G4mPxhW0bi

#呟怖 良いペンションなんだけど、もう何回もオーナーが代わってる。どうも初代オーナーの祟りじゃないかって噂でね。多額の保険金目当てに、奥さんと間男に首吊り自殺を装って殺されたのさ。以来オーナーが代わるたび、みんな一年かそこらで辞めちまう。幽霊を見たって客も多くてね。勿体ない話だよ。 https://t.co/00n3nxev0z

@suika_sheep #呟怖 「幽霊ブランコ」って言ってね。誰もいないのに揺れるから、気味悪がって今じゃ乗る人もいない。それを知らない親がたまに子供を乗せたりしてるけど、するといつも以上にブランコが揺れるんだなぁ。きっと喜んでるんだと思いますよ。あのブランコにいつもいる幽霊、まだ小さな子供ですからね。

#呟怖 奴は死んでましたか。あれから六十年近く経つんだ。無理もない。理由なんか覚えちゃいません。私はこの路地で刺され、死んだ。自縛霊になった恨みの一つも言いたかったが、向こうが成仏してるなら仕方ない。死人の依頼は初めてでしたか。でも探偵さん、私はこれから誰を恨めばいいんでしょうね? https://t.co/kYdUQkI8F1

#呟怖 組織の命令で追い詰めた裏切り者は、狼男の格好をしていた。満月のハロウィンに相応しいが、そんな変装で逃げ切れると思ったか?躊躇なく鉛玉をブチ込む。しかし奴は倒れない。おいおい、“本物”とは聞いてないぜ。咆哮を上げて迫る牙を見つめながら、俺は銀の銃弾を用意すべきだったと後悔した。

#呟怖 帰りの電車に揺られていると、座席で居眠りしている乗客の傍らにそっと立つ影がある。影はその乗客の身体にスルリと入り込む。と、乗客はふいに立ち上がり電車を降りた。あの影に魅入られた人がどうなるのかは知らない。人混みを遠ざかる姿を見送り、きっと家にはもう帰れないのだろうと思った。

#呟怖 急ブレーキの音がして、傘が路上に転がった。わらわらと集まる野次馬の群れ。どうやら誰か轢かれたらしい。傘は路上に転がっている。と、傘の中からズルリと女が這い出して来て、そのまま傘を持って歩き出した。野次馬どもは気付かない。傘から這い出した女の背中を、私は黙って見送っている。 https://t.co/qJrOPtnqax

#呟怖 それはほんの僅かの差に過ぎなかった。なぜその時だったのか。なぜその人でなければならなかったか。ただの偶然か、それとも運命か。気まぐれに訪れるように見え、実は周到に用意されていたのではないか。吉凶禍福は糾える縄の如し。その見えざる巡り合わせの糸こそ、私が最も怖れるものである。 https://t.co/6MNMgt6PBM

#呟怖 いつも暗い顔の後輩が急に明るくなった。理由を尋ねると一枚の紙を取り出す。これを顔に貼り付けて寝ると常に笑顔になれるんです。何かの宗教らしい。だが明るい笑顔は行動に影響を与え、彼の営業成績はトップになった。その代わり身内に不幸があっても、彼の顔には常に笑顔が張り付いたままだ。 https://t.co/xMqfwxiesZ

#呟怖 中古で買った家に引っ越したが、幼い娘が二階に上がろうとしない。階段の一番上におじさんが腰掛けているからだそうだ。妻も二階は少し怖いと言う。私も二階で何度か奇妙な体験をした。いつしか二階は誰も使わなくなった。ときどき階段から足音がする。もうじき一階に降りて来るに違いない。 https://t.co/pfd8A0HAHI

#呟怖 気付くと蜘蛛になっていた。窓枠に巣を張って獲物を待つ。やっと掛かった蝶を捕食しようとすると、人間の子供が蝶を取り上げ逃がしてしまった。この餓鬼めと睨むが、その顔は子供の頃の自分にそっくりである。ああ、そういえば俺も人間だった頃、蜘蛛の巣から蝶を逃がした事があったなと思った。 https://t.co/P9dxwrWrSW

#呟怖 蒼い夜であった。目覚めると蚊帳の向こうに女が座っている。女は子守唄を口ずさんでいる。知人の紹介で住み始めた古屋敷。幽霊付きとは聞いていない。子守唄は優しい。そして悲しい。私は死別した母を思い出す。この女も幼子と死に別れたやも知れぬ。蒼い夜が更けてゆく。私は再び眠りに落ちる。

#呟怖 あの信号機の上に黒装束の男が座っているのが見えますか?鴉が一羽止まっているだけ?馬鹿な。あれこそがこの「魔の交差点」の元凶ですよ。どれだけの人が奴に命を奪われたか。嘘じゃない、本当になんだ。信じてくれ。

──そう訴えていた青年はある日、信号無視の車に轢かれて死んだのだった。 https://t.co/EF4ovgwLPu

#呟怖 その道を通ると必ず背中に礫を受けた。振り返れば朽ち掛けの日本家屋。二階の格子窓に人の影が立つようで。昔この辺りは花街でね。あの窓から花魁が、帰ってゆく憎い男によく飴を投げたもんさ、と酒屋の古老が語る。戦前までは栄えたそうな。黄昏の道。見上げる二階の格子窓。背中に受ける飴礫。

#呟怖 秋風寂しい墓地の前を通り過ぎると何やら肩が重い。自宅に帰って鏡を覗くと子供が憑いている。俺はお前のお父っつあんじゃないよと窘めたが、子供は離れなかった。夜になって女の幽霊が現れ、ご面倒をお掛けしましたと子供を連れて行ったので事なきを得たが、独り身を少し寂しくも思うのである。

#呟怖 小舟で川を下ると川岸に黒い塊が蠢いている。案内人の女が「あれは蝶葬というこの地の弔いにございます」と教えてくれた。蝶の群れは蒼い翅を広げると骸を残して空へ舞い上がり、夏の忘れ形見のような陽光に溶けて消えた。俺も死んだらああしてくれと頼むと、女は少し哀しそうに微笑むのだった。

#呟怖 台風が通り過ぎた後、浜に流木を探しに行く。形の良いものはネットで売れるので、ちょっとした小遣い稼ぎだ。奇妙な流木を見つけ、これは売れると家に持ち帰ったが、その晩から妙な事ばかり起きる。ついには家人が怪我をした。やむを得ず浜辺に返すと、小さな龍に変じてスルスルと海へ消えた。

#呟怖 某が斬ったとき、鬼は泣いてござった。これでようやく鬼の宿業から逃れられると。人を喰わねば己が飢えて死ぬ。されども喰えば人の心が死んでゆく。罪なき民を喰い殺した悪鬼に違いなく、彼奴が何ゆえ鬼に変じたかも存じませぬが、その骸が酷く哀れに思え、手を合わせずにはいられませなんだ。 https://t.co/VTh60wnIAJ

#呟怖 好き、嫌い、と花びらを毟る花占い。どうしても振り向いてくれない彼に愛情より憎しみが募って、とうとう呪いを込めて歌い出した。好き、嫌い、好き、嫌い、嫌い、嫌い。花びら一枚毟るたび手足をもがれる痛みを覚え、彼は最後に首をねじ切られて死んだ。その生首は今も彼女が大切に持っている。 https://t.co/X5fh2plwQd

#呟怖 この里の小さな祠がある山の麓には案山子が立っていて、ときどきその足元で人が死んでいるのが見つかる。彼らの死に顔はとても幸福そうで、何か美しい夢でも見ながら逝ったのであろう。それを見下ろす案山子は無言である。そして死人が出た年は、どんな冷害があろうとも必ず豊作になるという。 https://t.co/tFWCJcVkfl

#呟怖 子供の頃から夜桜が嫌いである。月下に舞う花びらが酷く忌々しい。ある満月の晩、恋人に懇願され、仕方なく夜桜見物に訪れた。彼女の首筋が桜色に染まって艶めかしい。ふいに湧き上がったのは殺意の記憶と衝動である。嗚呼、俺が恋人を縊り殺したのは、ちょうど百年前のこんな夜桜の下であった。 https://t.co/WNPznVh4g7

#呟怖 ありふれた話ですが、この劇場にも幽霊がいるんですよ。真夜中の舞台に白い人影が立って、そっと静かに歌い出す。また良い声なんだなぁ、これが。調べたら戦前、公演の最中に倒れて亡くなった歌手がいたそうです。自分が死んだことも知らずに、今も舞台に立つ夢を見ているのかも知れませんね。 https://t.co/Z0FnPsMI6a

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