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「本当に失礼な話だ。こっちは二百年も一途なのに」

私の解呪の最中、彼は苦笑しながらそう呟いた。

その表情があんまりにも美しかったからつい見惚れ…
ん?貴方確か人間じゃなかった?

#呟怖

やあ可愛いお客様。悪いがマタタビは…何?呪いを解いてほしい?神の怒りでも買ったのか?ああなんだ、色恋沙汰か。

古い時代の神々はどうにも嫉妬深くて困る。私も呪いをかけられていてね、本来は男なんだ。

信じられない?胸がでかい?とある女神が浮気のないようにと私を女にしたのだよ。

#呟怖

恋人に腕を斬り落とされた。

久々の再会だというのに、彼はまるで害獣でも見るかのような目を向けた。

どうしたのだろう。声も、輪郭も、目の形も、私が渡した花の指輪も。
彼は何も変わっていないのに。

斬られた黒い腕がどろりと溶ける。
悲しい筈なのに、なぜか涙が出なかった。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1093503525617725440 

指輪を渡す夢をみた。大きな木の前で二人きり。白いリングを彼女の薬指に嵌める。彼女は返す指輪を持っておらず、足元に咲く一輪の花を俺の薬指に結いつけた。互いの指を見て笑いあう。
そんな夢だった。

目が覚めてやっとわかった。生まれつき左手の薬指に焼き付いた、黒い痣の意味が。
#呟怖

手違いで魔法少女科に就職してしまった新卒と謎の猫

「君のマスコットは喋る猫(スピーカー搭載)になったよ」

『よろしくにゃあ』

「うわ声低」

『成人男性にしては高いほうにゃあ』

「成人男性って言っちゃった」

『喋るだけで時給1200円だにゃあ。ウハウハだにゃあ』

「チェンジで」

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1092983133123764224 

「そんな死人のような手で触らないで」
雪女は手が冷たい。普通の人は皆触れられまいと逃げてしまう。ならば、

一面の雪景色に看取られた死体が一つ。その死体を雪女はいつだか死人のようだと揶揄された手で撫でた。

「あなたの手、私の手より冷たくなっちゃったね」

返事はなかった。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1092618880407621633 

「うへぇ…饅頭かぁ…」
俺が差し出した菓子折りを見て少女は顔を歪めた。ああ、そういえば彼女は餡子が苦手だったか。
そんな少女の反応に、少女のご両親が苦笑する。
「大丈夫、君が食べるわけじゃない」
俺の言葉を聞いた少女はつまらなそうに宙を舞った。
彼女の葬儀まであと少し。
#呟怖

魔法研究科に就職するつもりが、手違いで魔法少女科に就職してしまった22歳新卒
#呟怖

#呟怖
気付いていますか?
もう2019年の12分の1が終わりました。

頑張って息をしていればいつか幸せになれると思っていた
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1089935051624607744 

「あれ?」
瞬いた。目の前には8月のカレンダー。8月にしては心做しか肌寒い。ああなんだ、カレンダーをめくり忘れていたのか。カレンダーをめくって、めくって、めくって、めくって、めくって、めくってまた瞬いた。さっきまで8月だった。なのにもう
「2月」
私は今まで何をしていたのだろう。
#呟怖

「私の前世の死因は他殺だって」雑誌に載っていた前世占い。私の占い結果を君は笑い飛ばした。「お前を殺すなんて物好きな奴だったんだな」そうだね。思わず笑みを浮かべ君の腕を抱き込む。君は暑いだの鬱陶しいだのボヤいてるけど離さない。嫌だと泣く私の首を絞め続けた君の手のように。
#呟怖

私の幼馴染は幽霊が見えている。彼はそのことを私に隠しているつもりらしい。でも隠せるわけがない。私は彼をずっと見ているのだから。

だから知ってる。
彼が放課後の屋上で少女の幽霊と会っていることを。

彼と少女の談笑を窓ガラス越しに見つめた。彼は知らない。私も幽霊が見えることを。
#呟怖

姉は食いしん坊だった。人を追い回すストーカー。幼子を連れ去ろうとする不審者。悪い人なら何でも食べた。でもある日姉は言った。
「お腹が空いた。貴方を食べたい」
なぜ気が付かなかったんだろう。頭を齧られながら思う。姉は悪い人を食べるんじゃなくて、悪い人しか食べていなかったんだ。 #呟怖

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