呟怖.ORG | 呟怖

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呟怖.ORGと参加について

よく自分を卑下するのってさ、改善する気がないからだよね
自分の汚いとこ前もって伝えて受け入れてもらおうと思ってるんでしょ?
#呟怖

「一生のお願い! 頼んだからね!」

声を張り上げた彼女は返事も聞かずにそのまま俺の横を駆け抜けた。

このタイミングでそんなこと言われても

「一生の終わり際に言われてもなぁ」

拒否権なんてあってないようなものじゃないか。

彼女に背を向け走り出す。

後ろから肉が潰れる音がした。

#呟怖

気付いていますか?
もう2019年の6分の1が終わりました。
#呟怖

幽鬼のような相貌。

生者とは思えない顔色。

それはフラフラとした足取りで私に迫って来た。

変わり果てたその人に、私はただ泣きながら「愛してる」と繰り返した。

こう言えば止まってくれるのではないか。

恐怖で塗り固められた私の浅ましい願いは、

そのまま食い千切られて消えた。

#呟怖

血飛沫を上げ倒れた共犯者に女は青褪めた。

「そんなつもりじゃ…! 私はただ…た、助けッ…!!」

周りには女が無様に許しを乞う様に見えたのだろう。抵抗虚しく女は猿轡を噛まされ連れて行かれた。
しかし私には聞こえてしまった。

『ただ助けたかった』

心の声なんて聞くもんじゃない。

#呟怖

もし時間が戻せるならお前の母親の腹を八つ裂きにしてやりたいよ

お前のような人間を産んだ女だ

多少運命が変わろうと真面な子を産む筈がない

#呟怖

「俺の事をどう思う」

「好きです」

「聞き方を間違えた」

先輩は眉間に手を当てて呻いた。

「お前は一人暮らしの学生。疲労感に苛まれながらも帰宅する。そしたら俺が居た。さぁどう思う」

「先輩は今日も可愛いなぁ」

「本気で言ってるならお前の頭を疑うぞ」

#呟怖 #書きたいところだけ

翅を捥がれた蝶は死に際に何を思うか
#呟怖 #書きたいところだけ

昔はよく蝶の翅を千切って遊んだの
自由に空を飛ぶ蝶を羨んで
その羽をひけらかす蝶を妬んで
ただ一度だけ、翅を千切って放り捨てた蝶と目が合って
それで気が付いた
もう空を飛ぶ事も出来ない、
ただ地べたで死を待つしかない、
蝶のその後を
途端に怖くなった
私の我儘であの蝶は生を終えたの
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1096986237607399426 

「 」

人殺し

震える声で叫んだ。
眼前には少女の死体。
ついさっきまで俺に笑いかけていた少女の、

肉塊を蹴り飛ばす異端者。
ヤツは柔和な笑みを浮かべ、

「残念、魔女は人に入りません」

赤い水滴が刃先から滴り落ちる。

その時なぜか、死んだはずの少女の声が聞こえた気がした。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1099869973369970689 

「魔王の生まれ方って知ってるか?」

しらない

「古い王が死んだ後、城の中で共食いを繰り返して生き残った奴を王に据えるらしい」

へえ、ざんこくだな

「ところで勇者様はどうやって生まれたんだ?」

あるひとつぜんつぼにとじこめられたんだよ
さいごのひとりになればだしてくれるって

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1094431764653649920 

その

約束
ささやかな

はいつか
やがて

呪いに変わる

#呟怖

君が死んだところで

誰も泣かないし誰も困らない

誰も悲しまないどころか誰も気付かない
#呟怖

その笑顔は本物ですか
笑顔の裏で私を疎んではいませんか

私が笑っている時、それが誰かにとっての苦痛な時間だったらどうしようって、いつも思うのです

#呟怖

2分の1の確率で社会の窓が開く呪い
#呟怖

上司に娘への伝言を頼まれた。
上司の娘を発見。間違いない。少女の手を取り路地裏に連れ込む。
伝言を伝えきると怯えた少女は手を振り払い走り去った。
役目は果たした。証拠を残す不手際はない。
「遺言、伝えたから」

路地裏に一人残された男はそう呟くと、己の側頭部に銃口を当てた。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1098152950973624320 

子どもを拾った。

周りに親は居らず、仕方がないから街まで連れて行って捨てた。

だというのに子どもは私についてきた。子どもはどこまでもどこまでもついてきて、青年は最後に私を庇って死んだ。

「私に関わらなければもっとマシな人生だったのに、バカだなぁ」

死体の前で独り呟いた。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1092257488584400896 

人魚の肉を食べた者は不老不死になるという

そんな噂に追い回されるこちらの身にもなってほしい。伸びた手を振り払う。ほら、一人助けるとすぐこれだ。血肉を寄越せと人が押し寄せる。そんな価値もないくせに。

こんな事になるのなら
(友達なんか助けるんじゃなかった)
水面の底で一人思う
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1089935051624607744 

彼女の瞳を一目見て惚れ落ちた

陽の光が反射して金に光る虹彩

笑った時に丸くなる縦に裂けた瞳孔

水のように透き通った強膜

彼女の瞳の全てが好きだった

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1096986237607399426 

今日は何もない1日だった
朝起きて
出かけて
帰って
ご飯を食べて
布団を被る
目を閉じる刹那、ふと思い出す
今日は2月14日だった
#呟怖

トンネルの中は暗くて不気味だ。気を紛らわす為、運転席の父に話しかけた。

「このトンネル長いね」
「そうだね」

古いトンネルは照明の間隔が遠い。車内は橙に染まっては陰るを繰り返す。

「トンネルを抜けたら別世界でした…とかないよね」
「ないといいね」

トンネルを抜けるとそこには
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1095634599936372736 

小中と義務教育受けて高校でも英語習ったのにTOEICの点数が2桁

#呟怖

#もし人を殺しても良かったら
#呟怖
_月_日
サラリーマンの男を殺した
罪状 私にぶつかった

_月_日
女子高生を殺した
罪状 喋り声が耳障りだった

_月_日
近所の老人を殺した
罪状 私に言い掛かりをつけた

_月_日
自分の子供を殺した
罪状 産まれた

_月_日
人を殺した
罪状 そこにいた

私には記憶がない。事故で記憶喪失になったらしい。私の母を名乗る人物は私に優しかったが、私は母を信用できなかった。ある日見つけてしまったのだ。
箪笥の奥、目を逸らしたい記録なのか、無くしたくない思い出なのか。それは二人の子供の写真だった。
幼い私の顔が二つ並んだ、写真だった。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1094668822655557637 

どうして私なの
誰か代わってよ

理不尽な事を怒鳴り散らす人とか
商品をポケットに忍ばせて店を出る人とか
猫を蹴り倒して虐める人とか

代わりならいくらでもいるでしょ
私より死んだ方がいい人間なんて幾らでも

恋をしていた
大切な人だって居た
今はもう誰も私に見向きなんてしないけど

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1094041958379487232 

女神への想いと執念で二百年生き抜いた人間の話
#呟怖

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