呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
ある時、ふくらはぎに小さな穴が開いてるのを
見つけた。病院に行こうとも思ったが
痛みもなく、体調も悪くないので
しばらく放っておくことにした。

ふとテーブルを見ると、アリが一匹歩いていた。
最近嫌に見かけるな、どこかに巣を作っているんだろうか。
ため息をつき、私はアリを潰した。

#呟怖
私は山登りを趣味にしている

休みを利用して、ある時
キャンプをすることにした

テントを設置したりしているうちに
日が暮れたのでテントに入った

晩酌を楽しんでいると草の動く音が聞こえた
金具を叩いて音を出したのがいけなかった

こちらに気が付いた様子で、
走り寄る子供の声が聞こえた

#呟怖
幽霊見たさに女性の霊がでるという
小さな池にきた

暗い中、懐中電灯の明りが
池に反射してまるで人魂の様に見える

何もおかしなことは起きず
試しに池も覗いてみたけど
反射した自分の顔が
見つめ返しただけだった

翌日、昼間に改めて池に行ってみた
池の水面には藻がびっしりと生えていた

#呟怖
私のお人形さん、とっても可愛いの。
お目目がくりくりしててね
髪は黒くて長いの。
手や足も自由に動かせてね
体も私よりおっきいの。
何よりすごいのはね、お人形さん喋れるんだ。
でも、お父さんが煩いからってお口縫っちゃった。
今度良かったらお家に遊びにおいでよ。
見せてあげるね。

#呟怖
私の部屋には幽霊がいて、夜中になると
這いずって近くにやってくる。
だけど、手を叩いてやると驚くのか
離れて行ってしまう。

今晩も寄ってきた。
「パンパン!」
寄ってくる。

「パンパン!!」
寄ってくる。

そこで気が付いた。
こいつはいつものやつじゃない。

#呟怖
山道の脇道に普段見慣れない車が
停まっているのが見えた。気になり様子を伺うと
50メートルほど離れた木に首をつっている人がいた。
あちこち電話をしながら、時折そっちを見ると
少しづつ違和感が強くなるのを感じる。

距離が縮まってきているような・・・?

今では目の前にいる。

#呟怖
俺の隣に住んでる奴、おかしいんだよ。

挨拶しないのはいいとしてさ、会うたびに

「私の靴はどこですか」って聞いてくるんだ。

毎回だぞ、毎回。もう聞き飽きたんだよ!

ほんと、大概にしろって言いたくなる!

知らない俺がおかしいのかとすら思うよ。

ところでお前、俺の靴知らないか?

#呟怖
小学校の頃、膝が膿んで入院したことがある。

私の部屋の前にはナースステーションがあって

なぜかカウンターに市松人形が置かれていた。

一日ごとに向きが変わっているので、

看護師さんが動かしているんだろうと思っていた。

深夜に市松人形がゆっくりと動くのを見るまでは。

#呟怖
人が住まなくなった家には人形が住み着く
ことがある

彼らは人と一緒で落ち着いて生活したいと
思っている

私たちも勝手に家に誰かが入ってきて
荒されたら、嫌な気分になるし恨むこともある

執念深い人はいつまでも恨んで追い掛け回す
人形も一緒

だから廃墟の人形は手を出さないほうがいい

#呟怖
初日、手の指がなくなった。

不思議と痛みはなかった。

2日、足の指がなくなった。

不思議と痛みはなかった。

3日、腕がなくなった。

不思議と痛みはなかった。

4日、足がなくなった。

不思議と痛みはなかった。

今日で5日目。
子供に嬲り殺されるバッタの気持ちがよくわかる。

#呟怖
素潜りをしていた頃の話
イセエビは臆病で、月の出ていない、真っ暗な夜にしか
穴から出てこない。

そんな中、一番私が恐怖を感じたのは、
サメに出くわしたことでも、見たことのない大きな影が
目の前を横切ったことでもない

真っ暗な海から上がろうと思ったら、陸地を見失っていたことだった

#呟怖
小学生の頃、近所に黒い家と呼ばれる家があった

その家の窓辺には多くのマネキンが並べられていて
皆黒い瞳で外を見ていた。だから黒い家なのだと。

先日、同窓会で旧友に会い、その話をした

「黒い家?マネキンがみんな後ろを向いてて、黒髪なもんだから
真っ黒で何も見えなかったよな」

#呟怖
沖縄の漁師さんから聞いた、関わってはいけない2つの水死体の話

一つは死んだばかりの水死体
彼らは現世への執着や恨みを、見開いた眼に宿している
だから、決して見つけても目は合わせちゃいけない

もう一つは、流れがないのに寄ってくる水死体
彼らは仲間を増やそうと寄ってくるのだそうだ

#呟怖
夜の踏切、遮断機が下りた前に貴方は立っている。
ここの踏切は開かずの踏切。いつ電車が来るかわからない。
後ろから照らされて、ふらついた車が迫ってきているのに貴方は気付く。

電車はまだ来ない、車が迫っている。

電車はまだ来ない、車が迫っている。

貴方は渡りますか?待ちますか?

#呟怖
私の妻は怖がりだ。
出会ったころから、声をかけても肩をたたいても
最初はびっくりしていた。そして私を見て安心するのだ。
それがいつしか私たちの普通となっていた。

今でも私の妻は怖がりだ。
ただ違うのは、安心するに必要な私の姿が、
今の彼女には見えていないということだ。

#呟怖
保育園の夜間警備をしたことがある。
夜の体育館や教室を回っていると、
全ての物が小さく、小人の世界に迷い込んだような
気分になる。

宿直室は畳敷きの小さな部屋で、小窓しかない。

声が聞こえたり、音がしたりといったことはなかった。
3mほど上の小窓から、子供が覗く以外は。

#呟怖
深夜、暗い部屋で仰向けになって携帯を眺めていた。

よりによって、内容は怖い話。

暗い部屋に携帯の光が淡く光る。

ふと気が付くと、携帯の裏からのぞき込む女性の顔が見えた。

私が唯一体験した、実話。

#呟怖
部屋の中で横になってるあなた。
よく耳を澄ましてみて?

冷蔵庫の音?違う。

隣人の生活音?違う。

水滴の音?違う違う。

よく耳を澄ましてみて?
ほら、ドアノブがゆっくり回る音が聞こえる。

#呟怖
最後の蝋燭が消され、百物語が終わった。

正面の男が言う。
「なんも起きなかったな。残念。」

右手側の女が言う。
「やっぱり迷信ね。何も変わらないもの」

左手側の男が言う。
「俺は何も起きないし出ないって信じてたよ。」

彼らが部屋を後にするのに従い、私は憑いていった。

#呟怖
カーテンの隙間、気になりませんか?

誰かが覗いてる

箪笥の隙間、気になりませんか?

何かが今にも出てこようとしている

引き戸の隙間、気になりませんか?

何者かがすぐそこまで来ている

曇りガラス、気になりませんか?

何者かがこちらの様子を伺っている

寝る前に、確認してみては?

#呟怖
自殺した人は、その死に方を永遠に繰り返す、なんて話がある。

僕はそうはなりたくなくて、配線をいじって隣の家の人が

テレビをつけた瞬間に、部屋に充満したガスに引火するよう

細工を施した。これはもう自殺ではない。

目の前が真っ白になり、体中に激痛が走った。

自殺した人は…

#呟怖
春になると、夜中に盛りのついた猫の声が聞こえることが
ありますね?

あなたはその声が、人間の赤ちゃんの泣き声と錯覚したことは
ありませんか?

でもあなたはきっと猫の声だと見に行かずに済ませたと思います。

今度声が聞こえたら、実際に見に行ってみてください。
本当に猫かどうかを。

#呟怖
やぁ、久しぶり!元気にしてる?

えっ僕のことをしらない?やだなぁ、悪い冗談はやめてよね。

君はあの空き地でいつも遊んでいただろ?

その空地の隣に古い誰も住んでない空き家があったろ?

ぼくはあそこの2階からずっと君を眺めていたんだよ。

明日、遊びに行くからね。一緒に遊ぼうね。

#呟怖
将来に悲観した男がまさに首を吊ろうとしている。
さようなら、と男は台を蹴り飛ばした。

―この部屋で誰か死んだんですか?
あぁ、自殺だよ。俺はこんな悲惨な死に方は嫌だね。
彼は首吊りしようとした。結果神経だけが綺麗に切れて
体は動かなくなり頭は生きたんだな。
死因?餓死だよ。

#呟怖
あなたは寝ています。

玄関先に誰かいませんか?
隙間から誰か覗いてませんか?
天井の木目はあなたを見ていませんか?
人形はあなたを見ていませんか?
息遣いが聞こえてきませんか?
寒気がしませんか?
赤ちゃんの泣き声が聞こえませんか?
あなたの後ろにいるのは誰ですか?

#呟怖
ぼくは、いつもあなたをみているよ

#呟怖
オカルトなんか信じない男が言う。

オカルトなんてありえないね。

先日、俺は闇夜にツレと肝試しに廃病院へ行ったのさ。

何が出てもおかしくない状態で、霊安室にも行ってみたよ。

でも、何も起きなかった。拍子抜けした俺は一人帰ってきたんだ。

だから、オカルトなんてありえないね。

#呟怖
田舎の無人駅に降り立った私は、帰り道を急ぐ。
すっかり遅くなってしまったな
誰に言うでもなくつぶやき、歩き始める。

暗闇の中、風にあおられたあぜ道の草たちがさざ波となって
私の耳に届く。

ざざざ、ざざざ
それらの音が足音だと気づいたときには、もう遅かった。

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