呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

深い霧の中で、男の影が、不規則に揺れている。
#呟怖 #一文怪談

#呟怖 #返怖
街灯の少ない路地を歩いていた。

「キヨタケくんを知りませんか」

振り返ると、7歳くらいの男の子。
時間は22時を過ぎていた。

「ごめんね、知らないけど、お友達?」
「キヨタケくんを知りませんか」
「…はぐれちゃったの?」
「キヨタケくんア"ア"ア"ア"!!」
私は全力で逃げた。

この信号長いなあ。
と思った時、青信号のメロディーが聞こえた。スマホから顔を上げる。まだ赤だった。
空耳か。
再びスマホを見る。と、激しい摩擦音の後に大きな衝撃音が聞こえた。
事故!?
慌てて見渡すが、何事もない。
何だったの?

信号が青に変わった。私は歩き出した…。
#呟怖

聴く人を引き込むように朗読したい、と強く思いながら怪談を読んでいる。
でも最近、視聴者さんから全く反応が帰ってこない。

飽きられたんだ。
もっと、引キ込マナきゃ…。

人の声みたいなノイズが混ざってるって言われたのも、今回は投稿前に確認済み。
さて、次はどんな話を読もうかな。
#呟怖

#呟怖 #返怖 お題『下』

仕事帰りのいつもの道だった。本当に突然、なんの前触れもなく足下の地面がヒュッと消えて、俺は落ちた。

そこは地下室のようだった。松明を持った変な格好の男が俺を取り囲み、未知の言語で喚いていた。

今、そいつらに監禁されている。あぁ、誰か…!スマホの電池が切れ…

7歳頃まで頻繁に同じ悪夢をみていた。狭く、赤黒いトンネルから抜け出そうと、必死に出口の光を目指す。出口に近づくにつれ、自分の存在がどんどん小さくなってゆくような感覚に囚われ、強い不安と恐怖を感じた。

それが産まれる瞬間の記憶であったと気がついたのは、成人した後だった。
#呟怖 #実話

ある日、全盲の妻が怯えて言った。「最近、家の中で誰かの足音や息遣いが聞こえるの。『来ない来ない』って声も。」

1週間後、居間から妻の叫び声がした。
「『来ない』が『来る』に!『来る来る来る!』走って来る!いやああっ!」
そのまま倒れた妻は、心臓発作で亡くなった。

お題『音』#呟怖

光で照らせば消えてしまうが、

光がなければ存在出来ない。

光の中で生きる私達は、

影を恐れる事もあるけれど、

影にしてみれば、

光の方が、よほど強大で恐ろしい。

お題『影』 #呟怖

「ママ、私はどこから来たの?」
「んー、それは」

『地獄だよ。』

低い声がした方を見ると、3ヶ月の息子が無表情で私を見つめていた…

気がした。やだ、育児疲れかな。
「ママ」
「ん?」

振り向くと、体は娘、だが顔は夫の元不倫相手。歪んだ笑みを浮かべて言う。
「彼ハ離サナイカラ…」
#呟怖

極彩色の絵を描く男がいた。その絵の美しさは、瞬く間に評判となった。
晩年、男は究極の色の探求に没頭した。

ある日、男はアトリエで自らに火をつけると、「見つけた!ついに見えたぞ!」と叫びながら、焼死した。
妻が駆けつけると、服や靴はなぜか燃えずに残り、体だけが灰になっていた。 #呟怖

「なあ、一つの肉体に、魂はいくつ宿ると思う?」

「…どうした?急に。」

「答えろよ。」

「何だよ、こえーな…普通に考えて、一つだろ。」

「やっぱりお前もそう思うか。だったらさ…頼むから俺の体から出てってくれよ!!!誰なんだよお前!!!」
#呟怖

寿退社をする私に、同僚のA美が趣味の手作り石鹸をくれた。

「バラのいい匂い!ありがとう。」

「花言葉は、友情よ。幸せになってね。」

3ヶ月後、石鹸もだいぶ小さくなってきて、ある日ポロッと割れてしまった。

そして、中からヒトの奥歯が4本、出てきた。

私、A美に何かしたかな…。
#呟怖

#返怖 #呟怖
「スペアには、体のどこかに判別マークがついている。」

友達が教えてくれた。

それを母親に話したら、一瞬表情が引きつったような気がした。

翌日、教室で体操着に着替えていたら、友人が言った。

「お前の腰の、そのバーコードみたいなアザ、生まれつき?」

永遠の虚無が、続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く #呟怖 続く続く続

何で皆、髪の長い女が怖いって思うか知ってる?
人間って、心地いいお母さんのお腹から出る為に、産まれる時に皆同じ夢を見るんだよ。暗闇からもの凄い形相の長髪の女が、奇声をあげて迫ってくる夢。だから、明るい方へ逃げるんだよね。
赤ちゃんが大泣きして出てくるのも、そのせいだよ。 #呟怖

#呟怖 #枝怖
「ねえ、」
「はい?(うわ、暗そうな女性だな…)」
「私、綺麗?」
「え?…いや…w今時そのいたずらは時代おくr」

「私…キレイ?」
「うわ、あ、あぁ…ポ、ポマード、ポマード…」
「ネえ、わタシ、きレいぃ?」
「知らなっ、うあ"あ"あ"」
ジョキンッ、ズシャッ…

#呟怖 #枝怖
女性は、何日も何ヶ月も泣き続けた。涙と共に彼女の想いや記憶も流れ落ち、やがて彼女の魂は空っぽになった。すると、顔の傷口から、怨みと憎しみが膿のようにどろどろと湧き出し、長い長い年月をかけ、空っぽの魂に澱のように溜まっていった。

#呟怖 #枝怖
この村には、とても美しい女性が住んでいた。しかし、その美しさを妬んだ者の密告により、無実の罪で口を縫われてしまった。女性は激痛に耐えながらも、縫い目を解こうとして、誤って口に酷い傷を負ってしまう。彼女の夫は、変わり果てた妻の顔に恐れ慄き、彼女を激しく拒絶した。

ある所に弥平という悪党がいた。数多の罪を重ねたが、ずる賢く逃げ続けた。しかし、流行病からは逃げきれず、目前に三途の川が見えた時、突然大声が響いた。

「お前の来世は鍋じゃ。」

目を覚ますと、丁度見知らぬ女が自分を火にかけようとしていた。
「やめろ…熱い、熱い、あ"づい"い"!」#呟怖

#呟怖 #創作 #グロ注意
まだ司法制度が整っていない時代の話。ある集落では、嘘を吐いたり、言葉で人を傷つけたりした人に「口縫いの刑」が科せられた。当然、麻酔なんて無い。口は災いの元。そこから発せられる災いを封じ込めようと、村人達は罪人の唇に何度も針を突き刺し、入念に口を縫い合わせた。

#呟怖 #実話
1年ほど前、夜、ベッドに入ってウトウトし始めた頃。右側に真っ黒い人影みたいなのが現れて、ゆっくりと私の顔を覗き込み、右手で私の口を塞いできた。次の瞬間、漫画の様にハッと息を飲んで飛び起きて、夢か…と安堵したが、口の周りには触られた感触がまだはっきり残っていた。

「もしもし?遊ぶ約束って今日だよね?」
「うん、どうしたの?」
「こっちが聞きたいよ!何で玄関開けてくれないの?」
「え?誰も、いないよ?由梨、今どこにいるの?」
「彩の家の前だよ。あ、ママさんが開けてくれた!もお!切るよ」
「待って、ダメ!それママじゃな」
ツー、ツー #呟怖

「ただいまー」
「おかえりなさーい!」
「お、佳奈、まだ起きてたのか」
「パパが帰ってくるまで頑張ってたのよねー?」
「きょうね、かなね…」
……どこだ…ここ…目が覚めた?…ずっと意識不明?…知らない…お前らなんか…違う、嘘だ…いつから…?…嘘だ!…夢な訳ないだろ!!! #呟怖

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