呟怖.ORG | 呟怖

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「私の眼にはもうもとの色では見えないけれど…」
そういいながら懐かしげに祖母が微笑う。
セピアに染まる廃校、色褪せた一枚 僕と現地に立ちながら。
色鮮やかに変わらない桜、亡き祖父の隣には はにかむ祖母が立っている。

風ひと撫でするりと慈しむように 祖母の肩を花弁が掠めていった。

#呟怖 https://t.co/Kn6ZKmFjWP


目が覚めるといつもの朝、
いつもの部屋。
それなのに。

母さんの料理を作る音
父さんのテレビをかえる音
なにも聞こえないぼくの家

「ご馳走様でした。
⠀とても美味しかったです」

声が先に聞こえて、
ぼくは真っ暗な穴に落ちてった。

#呟怖 https://t.co/EdOCHgIfIu

天国に行けるんだって。
そういって消えた友達を探して、
ここに辿り着いた。
あの子、道に迷いやすいから、方向音痴だったから。
もしかして違うところへ行ってやしないかって。
案の定、片方の靴だけ残して真っ逆さまに落ちてった。

馬鹿だな、ひたすら登れって、いったじゃないか。

#呟怖 天獄 https://t.co/UXJxgZUOlK

#呟怖

街明かり
いっぽん、いっぽん。
ぽんぽんぽんぽんぽんぱりん。

あっやばい。街灯一個割っちゃった。

ぞろり。ぞろぞろぞろぞろぞろ、

えっ。街灯の中身って
そんなものだったの…?
https://t.co/iNUQZ5KEp5

#呟怖

ここには夢が入ってるんだ。
そう友人が言い残して消えた。

自宅アパートの一室は何もかも空っぽなのに、部屋には大きなスーツケースだけが置き去りで。

居なくなった部屋、鞄をぼんやり眺めていると

── お前も来るか?

耳元で、誘うような彼の囁きを聞いた。
https://t.co/2vrQCixW2z

#呟怖

残念だったね、時間切れだ。
ここまで降りてきたのにね。
https://t.co/6pWEfLoU4B

#呟怖
「何の為にこれを描いたんでしょう」
部屋の中に置かれた一枚の絵
地下鉄らしき場所を人々が往来している日常風景の模写に見える
そのすべてが後ろ姿で描かれた至って普通の絵だ。
「それには対がありましてね」
思わず息を呑む。正面から描かれている人々は、全て生々しい異形の顔をしていた。 https://t.co/7HhSKXoMLO

#呟怖 #ダサ子さん

「キャー!」
「きゃー!?」

自宅の階段の上から転がり落ちてきた白い塊に思わず悲鳴をあげてしまった

「うう、今日こそはこっそり脅かしてやろうと思ったのにっ!」

悔しそうに私を睨みダサ子さんはすぅっと消えてしまった
はぁ…お花とお菓子で機嫌をとらなきゃいけないなあ https://t.co/UrXIEXOJEj


井戸の底からするりと這い出したのは白く光る金魚だった。

肉体を伴わぬそれは、小さな鱗をはらはらと落としながら ゆるりと井戸を一回りして夜の街を泳ぎ去る

──ああ、もうこの地に神は居ないのだと。

夜に沈む街 ひとり静かに、泪した。

#呟怖 https://t.co/z3AgcPzrmq

「おっお客さん、とろっとろの吐露!いかがです!?えっいらない!!じゃああなたの腹のモノも頂きやしょうねえ!」

誰にも言わなかったドス黒い言葉の塊が僕の中からズルリ 引き摺り出された。

「世の中にゃ、こういうモノしか食えない客もいるんですよ」

人を食ったように、店主が嗤った。

#呟怖 https://t.co/z3Uviltppt

#呟怖

ああ、これは結界なんだ。
デカイのがいついちまって、危ねえからな。

管理人が言った先の遊具の真下には、巨大なアリジゴクが巣を張っていた。

人避けの簡易結界だが、ある程度は有効なのだろう。
── 惜しむらくは、効果があるのは大人だけだということ。か。
https://t.co/oZLU47iV5t

#呟怖

誰かに膝枕をしてもらう夢を見て、心地よくてずっとこうしていたいって思う。
またここで眠ってしまったみたい。

「こら、まあたこんなとごで居眠りさして。あんまりおいたしよると──さんに連れてかれっよ」

お婆ちゃんが探しに来てぽそりと言った。
目の前の日本人形が、くすりと笑った。 https://t.co/KAHaPuRCM5


「ああ、あたしね、よく寄生されるの」そう彼女は言った。

いつもは見えない所に“出る”んだけど、今回は目だったみたい。
おかげで左右見え方が違っちゃって大変、家から出られなくなっちゃった。

買い物を頼まれて訪問したのが私でよかった。
あなた能面みたいねってよく言われる、私で。

#呟怖 https://t.co/DmHYCeffuc

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