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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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パチパチと弾ける音が聞こえながら私は興奮を抑えきれないでいた
今この身を焼き焦がすほどの熱気と情熱は全てこの演奏の為にあったのだと
共に歩んできた鍵盤を撫でる
全てをかけた演奏は今終わった

黒煙は全て包み込みガラガラと音を立て舞台は崩れ去る
焼け跡にはピアノだけが残っていた
#呟怖 https://t.co/F16qL1odvk

千鳥足の男が歩いてきた
彼は街灯の前までたどり着き立ち止まると、何もなかったように平常な足取りで歩き始めた 街灯の明かりの中に小さな影を残して
「まるで誘蛾灯だ」
中身が入れ替わった彼はどこへ行くのだろうか
明かりの下、影だけの私は自らの体が何をしているのか
今もわかっていない
#呟怖 https://t.co/UwqYWmuEoP

"これは念仏花だね
彼は言う
"死期を悟った人が毎日念仏を聞かせて完成させる品でね、最期にやりがいを持たせる為のこの地域の風習だよ
"ただしこれの現在の意義は歪んでしまってね、死をもって完成するのではなく、完成で死を迎えるんだ
薔薇の念仏花を仕立て亡くなった彼の友人は享年19だった
#呟怖 https://t.co/Tia7UMUcdI

それは絶対に別れなくなるというデートスポットのブランコだった
私と彼がそこに行くと先客のカップルが2人で立ち漕ぎをしていた
私は「幸せそうだな」と思った
ブランコが最高点に到達した瞬間、文字通り2人が消えた
彼は呟く「こんな死に方成仏なんてできない、ここで2人地縛霊になるだけだ」
#呟怖 https://t.co/Ht3usU7p5K

1人ずつ部屋に入ることになった
最初に部屋を選んだ彼は電灯の切れた部屋の前に立った。
他の者は正気じゃないと言い明かりのついた部屋の前に立ち6人同時で部屋に入った。
しばらくして出てきたのは電気の切れた部屋に入った彼だけだった。
「誘蛾灯としては上等だ、安心が唯一の毒だからね」
#呟怖 https://t.co/28Uvv3oSwE

「この橋怖いね」と私は言った。
彼は「何が怖いものか、この橋が赤く見える間は生きているということさ」と言った
その言い方が不思議で私は振り返る。
橋の手前で立っていた彼が見えなかった。
浮遊感を感じる私には赤い橋など見えなかった。
「橋なんて最初から無かったのに」
彼はそう呟いた
#呟怖 https://t.co/nkElm6DGgz

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