長年飼っていた猫の寿命が尽きた
半ば放心状態で見上げた空に、飼い猫の幻が見えた
(会いに来てくれたのか)
駆け寄ろうとすると、幻は煙の様に消えた
相変わらずつれない奴だ
だが、俺は幻が咥えていたものが、俺に取り憑こうした魍魎である事を知っている
朧月夜だった
俺は、少し泣いた
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