呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

参加メンバーはこちら

呟怖.ORGと参加について

誰もいない3階の教室。

「ここならいいだろ?」
カーテンの裏で密着する男女が1組。

「ちょっと、誰か来ちゃうよ」
台詞とは裏腹に満更でもなさそうな女。

「大丈夫。誰もこないよ」
男は笑みを浮かべながら女の頰に手を添え、そのまま…

そんな2人の男女を私はガラス越しに見つめ続けた。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1117853374190215170 

喧嘩してもいいけどさ
仲直りはすぐしようよ
いつ消えるかわかんないし

#呟怖

http://tsubukowa.org/noberuko/ 
今まで書いた呟怖です。
そんなに怖くないので良ければ寄っていってください。

#私の文章が好きそうな人にrtで届けてください
#繋がらなくていいから俺の文を読んでくれ
#春の創作クラスタフォロー祭り
#死に疎い街
#呟怖 http://pic.twitter.com/9byIH4zZQn

手違いで魔法少女科に就職してしまった新卒と謎の猫

『さぁこっちに来るんだにゃあ』

「うわ相変わらず声低」

『階級的には君の上官にあたるんだけどにゃあ…』

「失礼しました猫様」

『まぁぶっちゃけ喋るだけのお仕事だし現在進行形で引き篭もってるんだけどね』

「やっぱチェンジで」

#呟怖

「鈴木さんとこの一人息子くん亡くなったそうよ」

「あらまたですか?」

「ほら、有望な子ほど夜廻りをさせられますから。ところで最近…」

そんな会話を壁越しに聞きつつ友人を睨め付けると、友人こと鈴木は苦笑した。

「なに、また死んだのお前」

『いやぁ迷子かと思ったら悪鬼でさぁ』
#呟怖

#呟怖
どうして私が
貴方が死ねばいいのに
貴方の代わりならいくらでもいるのに

最近ひっついた幽霊は呪詛の様に言葉を繰り返した。鬱陶しい事此の上ない。彼女は俺の命など代えの利く無価値なモノとでも言いたいようだが

「代えが利くなら俺じゃなくてもいいじゃん…」

ぼやきは虚しく宙に溶けた。

#呟怖
レジの店員が同級生だった。世間話をしつつ会計を済ませる。

それじゃ元気でね

別れ際に釣銭を渡しながら告げた彼女の笑みがやけに頭に残った。

翌日、同級生は冷たくなって発見された。
後日花を手向けに行けば、手向かった本人が快活に死因を教えてくれた。なんでも頭蓋を潰されたそうな。

#呟怖
不意に翳った視界に空を仰ぐ。
シェルター越しに見えた空では、馬鹿みたいにデカい月が太陽を遮って淡く輝いていた。
辺りは宵闇に包まれ、月の引力に2層構成の巨大なシェルターが軋む。

50年前、地球から緩やかに離れて行く筈だった月が落ちて来た。
月と地球のファーストキスが俺達の命日だ。

#呟怖
コンビニで雑誌を立ち読む
興味深い見出しに気取られていると

バンッ
音を立てて窓に赤い手形が走った
気にせず雑誌を読む

ダンッ
窓からこちらを覗き込む女と目があった
気にせずページを捲る

ばしゅ
今度は破裂音
女は外の祓士に祓われたようだ
とはいえ騒がしいのでレジに向かうことにした

全部消えて忘れて笑顔で生きるのと、全部焼き付けて抱きしめて亡びるのは、どちらが残酷?
#呟怖

#呟怖
何か古めかしい言葉が刻まれた石碑を蹴り飛ばして奥へ走る。
背後からは足音がすぐそこまで迫っている。もうこの奥にいるという怪物に賭けるしかない。
そうして辿り着いた最深部で、彼女は人ならざるものを見た。

彼女は知る由も無いが石碑にはこう書かれていた
其の厄災 決して起こすべからず https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1106083554922979328 

#呟怖
ベロチューされたら相手の舌を噛み千切る系女子

売られた喧嘩を買って暴れた後、警察が来る前になんとか逃げ果せた。
今しがた殴られた頰を摩る。
最近身体中が痛い。
こちらは母に投げつけられたコップの痣。
こっちは久々に顔を合わせた父からの平手打ち。
ふとガラス窓に反射した自分を見据えた。

はて、首を掴まれたことなんてあったか?
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1110299181791346688 

#140字小説 #呟怖
「たった今失恋した」

#呟怖
また夜更かししてる?
明日早いんじゃないの?

#呟怖
『ずっと一緒に居たい、って言ってたらどうしてた?』

久々に会った元カノは昔と変わらない口調で話しかけてきた

「さぁ?別れなかったんじゃないの」

もう済んだ話だ

『そっか』

彼女はその変わり果てた肢体を引き摺り

『付き合ってくれてありがとう。さよなら』

それは終わった恋だった

「なんか川から流れてきたから拾ったんだけど」

「捨ててきなさい」

「でもこんなこと滅多にないよ?」

「滅多になくていいから捨ててきなさい」

「いやだってこんな大きな桃が流れてきたんだよ!?」

「いいから捨ててきなさい!中から何か出てきたらどうするのよ!」

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1107602523219619840 

「お待たせ」

高く澄んだ声に1拍遅れて振り向いた。長い髪を揺らして少女が駆け寄ってくる。

「大丈夫だよ」

「ごめんね。思ったより足が遅くてさ」

じゃあ行こうか。

慣れない声が私の名前を呼んだ。それに微笑んで答える。今日は久々のデートだ。彼が彼女になってから初めてのデート。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1106718226476470273 

すぐに夢だとわかった。
だって目の前には知らない人。
その人は私を見るなり溜息をひとつ吐いて、

「遅刻するぞ」

飛び起きた。

慌てて身支度を済ませ家を飛び出した。出欠にはなんとか間に合いそうだ。
それにしてもと走りながら思い返す。起こしてくれるなんて、随分と親切な夢だったな。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1106718504651096064 

後ろから足音が聞こえてくる。振り返っても背後には2つの足先しか見えない。
相手にするのも面倒くさいので気にしないで歩くことにした。どうせ家に入れば勝手に消えるだろう。

「あら、貴方なにかついて来てるわよ」

足音は家に着く前に消えた。それもそのはず。この街には霊媒師しかいない。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1106081859283238913 

「邪魔、失せて」
馬鹿にしてたくせに。

「そんなこともできないの?」
見下してたくせに。

「ゴミみたいな戦績だな」
私なんかよりずっと強いくせに。

「お前なんて妹じゃない」

なのに。
どうして貴方は私に殺されてるの。

手のひらから凶器が滑り落ちる。
彼は抵抗一つせず事切れた。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1103128093588258818 

生まれたての僕らの前にはただ
果てしない未来があって
それを信じてれば
何も恐れずにいられた

ラジオから流れた未来を綴る歌に、なぜか涙が溢れた。
また何も成せずに夜が明ける。
どんなに立ち止まりたくても、時間は止まってはくれなかった。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1105385609856598017 

「怪しい奴は全員殺します」

彼女は頭がおかしかった。

「私が潔白な立場だということは証明されているので、私以外を殺せば確実に犯人を葬れます」

にも関わらず、彼女は執行機関の総監だった。

「疑わしきは全て消す」

虚偽の証言をした者は全て首を刎ねられた。

「ほら、解決」

#呟怖

携帯で通話中の青年を発見。声をかけようと口を開いた俺は、

彼が体を向ける屋上のフェンス。そのさらに向こう。

本来居てはならないモノがそこに居た。

談笑する彼は、何故か、ソレに笑顔を向けている。

無意識に息を呑んだ。
相変わらず首に纏わりついていた幼子が嗤う。
あれは同類だ。

#呟怖

その少女は静かに佇んでいた。

人気のない海辺。とは言え、海と少女の組合せに違和感を覚える程じゃない。

それが目を引いたのは、彼女の体が半分以上海水に浸かり見えなくなっていたからだ。

まだ海水浴には寒い時期の筈。

首に纏わりつく幼子の手を往なしながら、ただその少女を見ていた。
#呟怖

胸が熱い。息をする度に苦しくなる。

当然だ。体に風穴を空けた人間なんてもう死ぬしかない。

それでも自分の足は止まらなかった。止まれば死ぬ。斬り殺される。
だって後ろから足音が聞こえる。

死にたくなかった。多分そう感じていた。だから胸にぽっかり空いた大きな穴を押さえて走った。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1103128093588258818 

今日も電車内は賑やかだった。
「家に帰りたい」「眠い」「地震起きないかな」「鈴木さん」
「はい?」
名前を呼ばれて振り向いた。すると目線の先には狼狽えるクラスメイト。
「な、なんでもないです」
「そうですか」

「声に出てたかな…」
後ろから聞こえた声に今度はもう振り返らなかった。
#呟怖

人を殺した。
理由は憶えていないけど、なんとなくムカついたからだったような気がする。
なぜ後先考えずに行動してしまったのか。
後悔していても仕方がない。
人を殺してはいけない。
子供でも守っているルールだ。
それを破ってしまった以上は罰が与えられる。
とりあえず逃げようと思う。
#呟怖

本気で反省したことなんて無い
いつも考えているのはどうしたら赦してもらえるのか
それだけ
#呟怖

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。