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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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「…ようやく見つけた」

忽然と俺の前から姿を消した元恋人の姿を故郷からフライトで18時間かけて到着したJAPANという島国で見つけた。ジャンクショップに売られていた壊れたカメラに映る彼女はあの頃と変わらない美しさだった。日付は1623年。時代を遡り輪廻転生していく能力。早く会いたい。 #呟怖 https://t.co/pDhUf1ZbHL

家にはクリスマスの時期になると現れる化け物がいる。赤い布を引き摺り、大きな背中を丸めて灰色の髭を携え、黄色く濁った目玉を光らせるその姿は数年前に事故に見せかけて崖から突き落とした前夫の姿そのものだった。

「ありがとう!お父さん」

娘には一体何人目の夫の姿が見えているのだろう
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お隣さんは朝早い。今日もせっせと庭の手入れをしている。「今日も精が出ますね」とお隣さんに声をかけた。するとニコッと笑って「本当、埋めても埋めても生えてきちゃうんですよね」と言った。何気なく土に目を落とすとボコボコと指が生えている。私は隣りにゴミを棄てるのをやめた。
#意味怖
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いつも一緒にかくれんぼをしていたのに。いつの間にかいなくなってしまったあの子。私は寂しくなって1人、影踏みをしていた。いつの間にか誰かが私の影を踏んで「鬼ね」と言った。

あれから私はずっとひとりぼっち。剥がれた影を探している。

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「やっと見つけた…」20年前、私の目の前で両親を惨殺した男。

彼は5歳の頃に両親が他界し、育ててくれた祖父母も毒殺した。

「一緒に死にたかった…だなんてバカね」残された私は何処に行ったらいいの。虐待された私の身代わりになってくれたもう1人の人格。赤い服なんて着てんとんだサンタね #呟怖 https://t.co/o1Cg4XPA7d

夢を見た。長い長い蒼い廊下の先から何かが迫ってくる夢。それが棺だと気がついたところで目が覚める。また夢を見た。ごぅんごぅんと低い音が響き、カンカンカンと鉄の排管を叩く様な厭な音がした。ミチミチと肉が爛れ、プチプチッと弾ける。冷たい墓石のゆりかご迄、夢を見続けるのだ。 #呟怖 https://t.co/DIbnSpMCDi

【蝋燭の火というものは残酷なもので】
蝋燭に火を灯すと、会いたい死者の貌が浮かぶ。そんな怪談話に縋り、私は彼の死んだ海でマッチを擦り続けた。蝋燭の火というものは残酷なもので彼と一緒に車で落ちた女の貌まで浮かび上がる。
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【セーター】
大学生の時の話だ。付き合っていた彼女は、やたら甘えん坊で僕を見かけると走ってきて後ろから抱きついてくる癖があった。その日も待ち合わせ場所で彼女を待っていると、後ろからギュッと抱きしめられた。可愛いなと思って後ろを振り向くと誰もいない。その日からやたら鉄臭い。 #呟怖 https://t.co/3Cv25B96mx

サンタ・マリアの真実の口を知っているかい?この穴もね、嘘や偽りの心をもつ人間が手を入れると手を噛み切られてしまうんだって。嘘だと思うなら入れてごらんよ。ほら、抜けなくなったろ?大丈夫、君が白骨化する頃には抜けるさ。

#呟怖 https://t.co/ME9frudGqP

子供が鞠をついている。

「トントン花首いつ落ちる」

歌い終わりにぽとんと私の首が鞠と箝げ替えった。

#一行怪談
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「大丈夫ですか…?」原稿の〆切に追われ徹夜続きだったせいだろうか、担当が珈琲を片手に心配そうに私の顔を覗き込んできた。「最近、貴女を悩ませていたストーカーの話どうなりました?」それは貴方に想いを寄せている女の子達が…と言いかけてやめた。私も貴方をずっと監視していたのだから。 #呟怖 https://t.co/NxFabW3Q18

暴力的な父と母から逃げてきた。顔が分からない様に閉鎖した遊園地に捨てられていた犬と熊の着ぐるみを被った。私は犬の様に媚を売って飼い主を見つけた。姉は熊の様に人を殺す味を覚えた。

#呟怖 https://t.co/sbnr5V5qUV

ねぇ、知ってる?
あの電信柱の噂。

ついこの間まで貼られていた迷い猫、見つかったみたいなんだけど…実は探されていたのは迷い猫の飼い主の方で、今行方不明になっているるしいよ。

#意味怖 #呟怖 https://t.co/LYaZ8HfFla

【意味怖】
Q.友達の姿が見えない理由とは……

#意味怖
#呟怖 https://t.co/tkGeIDp3sB

【意味怖】
うちの親父は頭が固い。そんな親父が浮気なんて信じられない。が、母親曰く、もう3年も前からの事だそうだ。

「暫くは腸が煮えくり返ってたけど…もういいの。あの2人は血が通ってないんだもの」

今じゃ骨抜きにされて見る影もないらしい。

#呟怖
#意味怖 『 浮気の代償 』 https://t.co/quiMliwArK

最近、AIが描いた絵が話題になっている。絵心のない妻に「お前もコレやってみれば?」と言うと「もう」と小さく拗ねて洗濯物を干しにベランダに出てしまった。可愛い妻。彼女の思い描いた家族像に私は当てはまっているだろうか。

「Siri、夫を消して」

#140字小説
#呟怖
#人工知能の恋人

娘が小学3年生の頃、教科書で『ちいちゃんのかげおくり』を読んでから青空の美しい日には必ずかげおくりをする様になった。

「お母さん、見て見て!」

地面に映った娘が、手を振る。

今日は娘の月命日だ。

どうか、消えないで。

私は、空を見上げるのをやめた。

#呟怖 https://t.co/UGIDz8ZFYd https://t.co/FTiusnsptw

死んだはずの母さんが数日前から姿を現す様になった。

「…おかえり」

僕がそう言うと黙って部屋から出て行く。生きている時は…一度も言えなかったな。

僕はそっとスマホを向けた。いつ消えちゃうか分からないから。3歳の頃、僕を棄てた母さん。施設で僕は独り母の「ただいま」を待っている #呟怖 https://t.co/2Aj3VlfAGN

チロが亡くなったのは、小雨の降る桜が満開の季節だった。あれから半年…

「今年もチロの大好きなサツマイモでスイートポテトを作ったよ」
「わん!」

新しく飼い始めた犬が駆け寄ってきた。

「飼い主を待たせるなんて…駄犬だな!」

また埋めなきゃ。

@davideraserhead
#呟怖 #意味怖 #返怖 https://t.co/hivXq5amOp

@davideraserhead もう20年以上前の事…この辺りで行方不明者が多発した。消えていく人は皆、ビルの建設に反対する人ばかり。でも事件にはならなかった。皆、見つかったからね。記憶障害はあったけど今は普通に暮らしている。え?お父さんもよく「お前なんて知らない」って言ってたって?そうだったかな #呟怖 #返怖 https://t.co/zqy4xXJ5Ad

海の底に沈んだ双子の話でも聞くかい?僕たちは一卵双生児でね、実の父親にソックリだったってわけ。浮気をした母親は僕たちの顔が分からぬ様に焼いた後、魚達の撒き餌にしたわけさ。ところが浮気相手の料理長がペドフィリアで白雪姫の様に僕を逃したってわけ。僕は君で、キミはボク。 #呟怖 https://t.co/5tuyiEnVEx

同僚のAが自殺した。職場での虐めを苦にした自殺だった。でも誰にも理解されなかった。加害者のKが被害者の様に咽び泣く。

「凄く良い人だったのに」

Aがビルから飛び降りる前、「かみきり様にお願いしたの。縁を切れます様にって」と悲しそうに笑っていた。

Kの横髪が少し短くなっていた。#呟怖 https://t.co/jgalN9zVaY

「大抵の人間は何が真実かより誰が標的かの方に興味があるものなのですよ」

殺人鬼が笑う。父と母を殺し私の子供を生きたまま裁断したこの人。饒舌で美しく可憐な男に世間は注目した。

「責めやすい方を責める。愚かな人間の鉄則です。黒い森で綺麗な魂が悲鳴をあげるのが好きなんですよ」

#呟怖 https://t.co/IwKfPJMq0C

街ゆく人が、みんな振り返る。
ぼくの彼女は、世界一可愛い。
天使みたいだ。
僕の好きなものも何でも知っているし、
僕の好きなものを何でも許してくれる。

「世界一、可愛いよ」
僕の手をひいて笑う君。
僕の意識は君の中(もの)だ。

#意味怖
#呟怖
#140字小説 https://t.co/jlyInsm5AW

#140字小説
#呟怖
#スマホが恋をしただけなのに

「山道で迷った。登っているのか下っているのか分からない」と友人から電話があった。

「蒸し暑くて…息苦しい。歩き疲れた。頭がクラクラして酔いそうだ」

3回忌が過ぎた今も、彷徨っているのか。

時折、鳴り響く彼の遺品に手を合わせた。

#呟怖 https://t.co/TtSyUU8JZj

「私は無実なの。知ってるでしょ?」

格子越しに女が嘲笑う。

噂は、毒薬だ。退屈した婦人達は加虐的なウサギ狩りを愉しむ。たった一滴、周囲の嗜虐心を煽る毒を落とす悪魔がいれば良いのだ。

独房越しに揺れる肉塊の女を嘲る様に悪魔が笑う。

「私は無実(あくま)なの。知ってるでしょ?」 #呟怖 https://t.co/WwPQmhX64P

大好きな人に裏切られ自宅で手首を切った友人がいる。彼女は昆虫採集が趣味でTwitterで彼と知り合ったのだという。でも、彼は既婚者だった。「許せないの」そう言って彼女は私のお腹を蹴った。「私は許すわ」そう言ってツプンと腹に針を挿す。もがきながら交尾をする極楽蝶。卵は貴方の腸の中。 #呟怖 https://t.co/VQSc1F144d

Twitterは便利だ。あの人がどうだこうだと噂をすれば、瞬く間に拡散され同じ穴の狢が集まる。RTとフォロワー数に嘘と悪意がトッピングされ、傷ついた人は何人いるのだろう。だから、顔を剥ぐペルソナと名乗る怪異がまことしやかに囁かれる様になったのはつい最近の話だ。#呟怖 https://t.co/3nqmwgUzUU

SNSでの誹謗中傷に悩み、自殺を考えていた矢先に見知らぬ人から『ほとぼりの扉』の話を聞いた。午前12時、駅ビルの非常口を左足から跨いで鏡を割ると、ほとぼりの冷めた世界にいけるという。「早く!お願い!出して!」私は永遠に鏡を割り続けている。 #呟怖 https://t.co/rksahJF87n

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