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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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#呟怖 
「A町で野焼きのあと1人行方不明となり、現場から性別不明の遺体が発見され...」
野焼きの時期がやってきた。今年は誰が焼かれるんだろう。

「ごめんね、お母さんもう疲れた」
なんでだよ、候補は介護疲れの家からじゃないのか!十年ぶりに見る母がぼやけた視界に入る。くそ、睡眠薬が...

白い服の女を乗せた。表情は見えない。「お客さんどちらまで?」「...海岸」そう呟いて黙り込んだ。しばらく走ると、女はカタカタと震え、ギシギシ歯軋りをしはじめた。カタカタ、ギシギシ。仕方ない。「ンパッンパッ、ンッボボ!」とボイパを入れた。後ろを見ると、もう女の姿はなかった。
#呟怖

#呟怖 私を虐めていた女。そいつと一緒の修学旅行。死ねばいいのに。エスカレーターに乗る背中を見つめていた。
そしたら「あれ?」っていった途端髪の毛が巻き込まれ始めた。「いやあああ」と抵抗するも虚しく、髪も頭皮も首から上の皮が葡萄の皮のようにずるりと剥けた。目だけが美しく輝いていた。

#呟怖 深夜ふと目が覚めた。布団の端に何かが乗ったからだ。視界は暗い。常夜灯がぼんやり見えるが、ぺたりぺたりと這い上がってくるものの正体はわからない。恐怖で冷や汗が止まらない。

ひた。

顔の横にいる。生臭い吐息、そして視線。ざりざりとした舌で顔を舐めはじめた。痛い、顔が削られ...

#呟怖 深夜山道の赤信号で止まっていると、反対車線にバスがいた。始発にしては早すぎるし回送の表示もない。すれ違う時横目で見ると、人は見えないのに乗客とはっきり目があった。慌てて目を逸らすと、目の前にガードレール。急ブレーキで何とか止まれた。危ない、トランクの死体がばれるじゃないか。

#呟怖 いくつだろうか、正気には見えない女性が乳母車を押していた。中は人形か何かだろう。様子をしばらく眺めていたら、乳母車が石につかえて傾いてしまい、「あっ!」と悲鳴と共に中から大量の泥団子が転がり落ちた。全てに顔が書いてある。「救急車ぁ!救急車ぁ!」泥団子達が叫びはじめた。

#呟怖 「竹藪に石投げ込んで、何回跳ね返ったか勝負しようぜ」下校途中、友達に誘われて石投げに興じていた。カンカンカンカン「上手いな、じゃあ俺の番な」カンカンカンカン...ドサ

うおあああああああ!!!

呻く様な絶叫が聞こえて、逃げようとしたが、僕たちをぎっしりと竹が取り囲んでいた。 https://t.co/R3JeJIKnGy

#呟怖
一○四号室は空欄である。だが誰もいないのではない、名もない者達が四人、既に使用しているのだ。「気配がするでしょう?」師長が新入りの私に向かって言った。「目を合わせたらいけないよ」とも。
ある日「ねえ」と声がした。うっかり振り向いてしまった。
ー看護師が一人、院内から消えた。 https://t.co/nCcMtH54Od

#呟怖 「大きくなったら結婚しよ」と言っていた子と遠距離恋愛をしている。子供の頃は文通で、携帯を持ったらメールでやり取り。最近お互いスマホに変えた。
ある朝「今から行くよ」とLINEを送った。
既読、電車のブレーキ、青い空。
「まだダメ」残った片目に通知が見えた。お願い、早く死なせてよ。 https://t.co/Yyv7RQJxyI

「実家、取り壊そうと思うんだ」兄から連絡が来たのは、父が亡くなった次の春だった。家がなくなる前にと、ストリートビューに住所を入力したら何という偶然だろう、庭で花壇の手入れをしている父が映っている。毎日眺めるのが日課になった。少しずつ父が近づいてきている気がするが構わない。
#呟怖 https://t.co/Yyv7RQJxyI

「おめでとうございます、元気な女の子ですよ」

 そう言われて見上げると、見覚えのある懐かしい顔があった。

 またこの女のところに生まれてしまった。今回は殴り殺されるのだろうか、餓死させられるのであろうか。義父の相手だけはもうさせられたくない。
#呟怖 https://t.co/Yyv7RQsuwI

はいきょめぐりなんてやめれば
よかった
ここだけはだめだ
いやだおねがいたすけて

...メモに、そう書いてあった。廃墟の最奥、首を刎ねられた地蔵の足元のメモに。
後ろにドスン、と何かが落ちた。
振り向けない。動けない。
...逃げないと逃げないと
「逃げないと逃げないと」
後ろから声が

#呟怖

「河川ライブカメラに、子供の頃遊んだ所が映っているぞ」
 幼馴染が連絡をくれた。早速見てみると、懐かしい河川敷が映っている。実家を出て以来、十年ぶりだろうか。つい暇さえあれば見てしまう。
いつも通りの河川敷を見るとホッとする。

今日も見つからずに済んだ、あそこに埋めた死体を。#呟怖 https://t.co/Yyv7RQsuwI

母の葬式以来、故郷に帰るのは。火葬は喪主が点火をすることになっていて、ボタンを押した父が泣き崩れたのを思い出す。
 同じ立場になりようやく理解した。
父は知っていたのだ、死んでも五感が消えないことを。
棺の中で生前感じたことのない恐怖に襲われる。炎が容赦なく身を焼きはじめた。#呟怖 https://t.co/Yyv7RQJxyI

#呟怖
取ったサンプルたちを顕微鏡で覗く。素晴らしい、倍率を上げて見よう。とても美しい生き物が、驚愕の表情(と私は感じた)でこちらを見ている。見つめあうこと数秒、ふと閃いて天上を見上げると、そこには黒い円と巨大な瞳がいた。観測者たる自分と被観測者たる自分。無限にループする世界。 https://t.co/J0DyrmQBuS

#呟怖
A君は、私に珊瑚のネックレスをくれた次の日海で溺れた。B君からは絹のハンカチをもらった。彼は階段を踏み外して死んだ。C君は「ジンクスなんて信じないよ」と私の薬指に指輪をはめたその晩、火事で灰になった。私についたあだ名は「かぐや姫」。 https://t.co/fWzwEYddxq

#呟怖
農薬がどうの産地がどうのと食べ物に気を使うことは否定しない。だがもっと気をつけた方がいい、毒よりもっと強力な、そう、口から出した呪詛は音となって己を穢す。人を貶める言葉を摂取しすぎたあなた方。そろろそろ己の穢れを心配するときだ、「あなた、最近体の調子はどおう?」

#呟怖
こちらへ、と看護士に促された場所に座る。白いワンピースの少女が俯いて隣に座っていた。
「あなたがカムパネルラ?」
小さな声で僕に問う。心の病だろうか、哀れに思って答えてあげた。
「そうだよ」

「ご乗車有難うございます」
少女のポッカリあいた黒い眼窩が僕を見据えていた。 https://t.co/e2RBoxuIZ4

お姉ちゃんが言う「アンタって陰気で嫌い」
ママが言う「取り柄がないわよね、地味だし」
庇ってくれていたパパまでため息をつくようになった「悪いけど部屋にいてくれないか」

リビングから皆の楽しそうな声が聞こえる。そうか私が全て悪いのか。深夜、寝室にガソリンをまいてマッチを擦った。#呟怖 https://t.co/fWzwEYddxq

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