彼女の希望で、絶景と有名な断崖に来た。
ギリギリまで車を寄せて、スリルを味わう。
「自殺の名所らしいね」
僕が笑うと、助手席の彼女は指を折って数えていた。
「何を数えてるの?」
「6台目」
「……え?」
「私が、ここから、落とした、車の数」
彼女の手が、ギアを握った。
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