お玉の中で、ザラメが とろり と湧き出す。
カルメ焼き。
あの子に良く作ってあげたっけ。
老いらくの恋と、俺は諦めきれなかった。
仕上げに、重曹とあの子の欠片を振り掛ける。
きつね色に膨らむソレと同時に、細く細く長い悲鳴が、耳の奥で聴こえた。
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