当時私は、何も上手く行かず、失意の谷に居た。
その日、茜に染まる畦をトボトボと歩いていると、彼岸花のその先に父が居た。
生前と同様、酷く仏頂面の父は、微動だにせず私をじっと見ていた。
久しぶりの再会なのに、何なのその顔。
そう思うと笑ってしまった。
秋分の日の出来事。
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