外からひとーつ、ふたーつ…、とかすかに幼い子の声がする。
何か遊んでいるのだろう。
ふと時計を見れば22時。
まさかこんな時間に子供が外で遊んでいるのかと、外の声に耳をそばだてる。
声が聞こえなくなり安心したところに、とーお…とーお…とドアの向こうから甲高い子供の声が響いた。
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