呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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#呟怖 #このお題で呟怖をください #イラストを投げたら文字書きさんが引用rtでssを勝手に添えてくれる https://t.co/8NlzF2GnWU

「私はここにはいないから」
机の中に詰め込まれた、身体の一部を切断された人形たち。キイキイと音を立てる。君はどうしてここにいるの? ライターで燃やされた髪の毛。薄汚れた肌。断面から血が滴る。どうして何も言ってくれなかったの? もう手遅れなんだね。
#呟怖

どうして生きられないのと泣きました。このままでは生きることもしぬこともできないと、泣きました。空を見上げると綺麗なむらさきいろで、あまりにも目が痛い。あの子の代わりにプールの底に沈んで死体がいっしょう見つからなかったらよかったのに。明るく痛んだまま、青いタイルを擦ってゆく。#呟怖

鈍く頭が痛む。きみはぼくで、ぼくはきみ。だからすべてをしっている。空っぽの水槽の中で、頭痛を無視してわらいあう。もう二度ときみには会えない。死体を引き摺る音。あれはぼく。血を流している。あれもぼく。ひとりになっても泣けないよ。助けなんてこないから。
鎮痛剤がみつからない。

#呟怖

お前なんて呪われてください。愛してほしいといいました。やめてほしいといいました。ゆるしてほしいといいました。彼女の声を聞いていたら、少しは救われたのでしょうか。今となってはなにもわからず、引っかき傷がふえていく。もう私にかまわないでください。おねがいだからと最後の言葉が

#呟怖 https://t.co/xWAaQ2Wfd4

目の前に並んだ赤いボタン
抱きしめられた時のあたたかな感触
彼女のことがすきだった
ころされて蟲に喰われて跡形もなくなった姉
さよならも伝えられないまま言葉は宙を舞う
ねがいごとはかなわない
だからせめてもの償いにと土の中に埋まる
地面から指が生える
もうすぐで花がさいてしまう

#呟怖

地面の上にばら撒かれた米をかき集める(お元気ですか、お元気ですか)
1から順に数えながら
きみは既にいなかった

濁った水が流れている
土の下には死体が埋まっている
きみは既に、好きな人といっしょにどこか遠くに行ってしまった

きみの不在を悲しむ時間もなく、ぼくが死ぬまであとすこし

#呟怖

魚の屍
兎の亡骸
血が滴って止まらない
あなたの髪がさらさら揺れる
(もう戻れないのなら、かえっておいで)

折れた体を横たえる
死体の傍で咲いていたダリアは
黒く枯れてしまった
(さようなら、さようなら、明日は来ないよ永遠に)

夢を見て咽び泣いてまた眠る
誰か誰か誰
か、私


#呟怖

時計の針が束になって落ちてくる
汚れたノートには、黒板に書かれた数式が写せない

わるいものがきませんように
いつかゆるされますように
はやくはやくはやくこわれますように
猫を抱きしめて眠る

何回も体を洗い何回も夢を見る
目を覚ましたら真っ暗なので、いつまでたってもあさがこない

#呟怖

女たちが埋められた地面の上
歩いていく
血で染まった土を踏んで
時々、たちどまり、また歩く

そこらじゅうにさいた花をむしり取っては口に運ぶ
手を怪我する
唇の端から伝う血

迷子になった少女が泣いている
(せんせいあのね、造花を育てていたら)

死体が埋まった土を踏む
行く宛てもなく

#呟怖

机の上の落書きと菊を挿した花瓶
引き出しに入れられた鴉の死骸
体を押した時の、柔らかな感触

あの子の真似をしては誰かがわらう

棺の中の彼女は眠っているみたいに
きれいだった

尾ひれをナイフで刻みながら切断する
鱗が剥がれおちていく
鳥になるまであと少し

#呟怖

骨の割れる音がする

母親が、少女の顔を金槌で潰していた
見慣れた光景
赤く汚れた顔で嘲笑いながら
おかあさん、それ、わたしだよ

わらいつづける

もういっしょにはいられないから
あなたはもういらないのだと
リュックの中
切り刻んだ母親を詰めていく

#呟怖

兄の代わりに飲んだ鎮痛剤
喉を苦い味が通り過ぎていく
(おにいちゃんおきて、ここはもう花がさかないの)

瞼の中で回る眼球は光を映すことも知らずに
ぼくらはしんで
せめてきみの姿をみたかった
天国にいきたかった

転がってきた
猫の首と目が合う

(あなたはわたし、わたしはあなた)

#呟怖

いつからいつまで
いつからいつまで
(1から100までかぞえる)
きみの横顔さえみつからない

だれも遊ばなくなったブランコが揺れている
錆び付いた鎖が音を立てる

夜になると泣き声が止まないので

だれかわたしをこわしてください
(彼女がわらってる)

#呟怖

深く切りすぎた爪に赤い色は似合わない
スカートを履いた弟がなく

いなくなったわたしをさがして
切り刻んで鞄に詰めて海につれていって

おねえちゃん、ど

にいるの

骨の潰れる音がする

散らばった体をかきあつめても
首が元に戻らない

#呟怖

きれいな色した肌
きみはどこかをゆびさしてわらってる
薄い体が溶けていく

ねがいごとがかなわないのなら、くすりをください
存在しない兄のかわりに飲み込んだ錠剤

おにいちゃんなかないでここは楽園だから
水浸しになった頬
肉の潰れる音

ハルジオンの花がさく
首が落ちてもそこにある

#呟怖

火のついた煙草を押し付ける
焦げた穴のむこうがわ
腐った人魚の尾ひれが跳ねていた

半分に切断されたわたしたち
二度ともとにもどることはできない

腐敗した匂いがそこらじゅうに立ちこめる
死んだ魚が白いスケッチブックの上で跳ねている

おねえちゃん、どこ?
妹の声が

#呟怖

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