呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

そのトンネルには曰くがある
後ろを向いたままトンネルを歩くと
いつまで経っても反対側に辿り着けないと言う
前を向いて進みだすも同じ速度で出口の先に八角が並んで行き
後ろを振り返ればそこには無限に続くかのように八角が並ぶ
そんな馬鹿な話あるものかと
今日もまた虜が増える
#呟怖 https://t.co/BUgqoxSbFP

#呟怖
地元にあった本屋の話
長年お世話になってたのだが店主夫妻が揃って入院することになり、後継者もおらず店を閉める事となったと店主から聞いた
だが一ヶ月後も店が開いているので覗いてみるとそこには店主夫妻が
店を閉めるのではなかったかと聞くとキョトンとされた
一体私は誰と話したのか…

言葉が通じないと言うのは言語の違いに限らず、認識の違いによっても起こり得る
僕は今心からこの場所から解放され、元々自分がいた所に帰ることを望んでいる
だから僕は彼に言った
「僕を解放してくれ」
彼は嗤って答える
「ああ、今から解放してやるとも」
その手には冷たく光るものがあった
#呟怖

#呟怖
隣の部屋から声がする
僕の住んでるところは安いので防音なんて然程ない
だから気にせず話なんてしていると音が聞こえてしまう

それにしてもうるさい
それでも僕はこの部屋には長く住んでる
このくらいは慣れてしまった
でも今日は何故か妙に気になる

…あれ…?隣って昨日…

#呟怖

深夜に目が覚める
暗い部屋の中身体を起こそうとするが
何かに押さえつけられるように身体が起きない
心なしか胸の辺りに軽く痛みも感じる

ああまたか

僕は首だけを動かし目線を布団の上に向ける
そこには僕にとって最早見慣れたそれがある

#呟怖

落としたのはこちらですか

僕は首を縦に振る

貴方は嘘つきですね

相手はそう言って笑う

僕にはわけがわからない

僕は確かにそれを落とした

だが相手は笑みを浮かべたまま告げる

貴方が落としたのは

貴方自身です

#呟怖

「影が動く?そりゃまたありがちな話だな」
友人の話を俺は一蹴した
「ここのはマジなんだって」
そう言う友人を置いて俺は奥へと進む
奥へ奥へ進み聞いていた場所に辿り着く
そこには確かにはっきりとした影法師

…最早そんな影がはっきり見える光源は無いはずなのに、はっきり見える影法師 https://t.co/1hTgi1YPdy

#呟怖

銭湯のジェットバス
私がよく行くところは釦式で
押して一定時間が過ぎると止まる

のぼせるのを防ぐ為に
押してから止まるまでを
入っている目安にしているけど

今日はなんだか
いつもより随分長い

何故だろうと釦を見れば
そこには誰かの手が

#呟怖
この店は私のお気に入りだ
隠れた名店と言う奴で、今日に至っては客は私一人

私は店主と他愛無い話をした
どのメニューが好みだとか、店主の拘りだとか
何時も無表情な店主も、話の最中は僅かに笑みを浮かべていた

次の日も私は店を訪れた
だがその場所にあったのは
ただの廃墟だけだった

#呟怖

聞き慣れた声がする
それは僕を呼ぶ声だ
今まで何百何千と聞いてきたことだろうか
振り返らずとも呼んでいる相手を間違えることもない
だが振り返ってもそこには誰もいない
単なる聞き間違えだったのかもしれない

その人はもういないのだから

#呟怖

部屋の隅にそれはある
然程大きくもない身体から威圧感のようなものを放ち無言でこちらを見続ける

今挑むのは絶望しか見えない

私は踵を返す
だが頭の中に声が響く

汝の罪を数えろ
数えたくなくば教えてやろう

やめてくれ、わかってるんだ

下げた目線の先に
常より膨れた腹が見える

#呟怖

それは天に咲くようだった

真っ暗な夜
川辺にそっと人が座り、一輪の花を浮かべる
終わればまた次の人が同じ事をしていく
10分もすれば水面は花に溢れる

僕は其れを水底から見ていた

水底から見る其れは
まるで天に咲くようだった https://t.co/AVIlhfxuN7

#呟怖

「回らない水車?そんなもんあったら直すか作りかえてますよ」
そう言って笑う人に僕は頷くしかない
それもそうだ、そのまま置いておくわけもない 

「だいたいあんなやり方じゃあ人の重みで回らなくなるのわかるやろうに」

………え? https://t.co/OwrdZi71ng

#呟怖

待ち合わせはこの階段を登った先だ
懐かしい友人達も今日は来ると聞く
僕はこの土地から離れたことはないが
空気さえ懐かしく感じる

「みんなおまたせ!」

だがその声は届かない
そこにあるのは皆が一輪ずつ置いていった様々な花 https://t.co/Bwfg6ixhUN

#呟怖
雨が降っている
だがそんな事がどうした
僕らは外に出る必要もない
今日もパソコンとにらめっこだ
もう外は真っ暗だと言うのに

その時不意に外が一瞬光り
ついで明るかった筈の室内も外の闇と同化する
そう
皆の前に置かれた画面も

「ああああああ!」

室内に多数の悲鳴が木霊する

#呟怖

「貴方は何をお忘れですか?」
職員が僕に聞いてくる
「わからないんだ…でも何か大切なものを忘れてしまった」
職員が笑む
「忘れたと言う事は大切ではなかったのですよ」
そうかな…そうかも、知れない
「また何か忘れたら来てください…此処だけは忘れられないようになっていますから」 https://t.co/8j9I4jSdgs

#呟怖

「水族館楽しかったね」
彼女は僕の方を振り返りそう言った
「ジエベエザメが近づいてきた時なんか凄かったよね、本当に大きくて」
…こう言う時は共感を示しておけば良かったんだっけ
「そうだね、ギョッしたよね」

言葉を口にした直後
僕を見る彼女の眼差しが今も目に焼き付いている https://t.co/hBTI2NSmLB

#呟怖

カチリカチリと音がする

何の音だと思いつつボクは作業を続ける

コレが何の作業かボクは知らない

ただ言われるままに作業を続けてイル

そうしてイル内も音ハ続いてイル

アア、コレは歯車の音ダ

タダノ歯車ニナッテイク

ソノオトダ

#呟怖

少し腹が物足りない
カップ麺でも食べよう

ポットからお湯を注いで…
注いで…

プシュッ…プシュッ…

容器の線には
まだ半分ばかり足りぬ

#呟怖

真っ暗な道を歩く
今日は曇っていて月も星も出ていやしない

ああこんな時田舎は嫌になる
街灯ひとつない田舎道は本当に真っ暗で

ナニカの気配が確かにするのに
何処に行けばソレから逃れられるかすらわからない

#呟怖

よく晴れた空の下、子どもたちが遊んでいる
皆笑顔だ
僕も昔はよくこうして友達と遊んでいたものだ
そのまま視線を彼らの足元に移す
子どもたちより一つ多い影法師
ああ、君は今もそこで遊んでいるのか
他よりはっきり見える影の中、顔のあたりには三日月が浮かんでいた

#呟怖

外に出ると隣家の奥さんに挨拶をされた
無難に挨拶を返す
いつもと変わらぬ日常だ
違うとすれば彼女がゴミ袋を持っていたことくらいか
しまったな、今日はゴミ出しの日だったか?
確認したが今日はそうではない

そもそも隣家のゴミ出し担当は旦那さんだったはずなのだが

#呟怖

真っ直ぐな道をただ歩く
そこに迷いはなく、振り返る必要すら感じない

例え同じ景色が続こうとも
例え何かが聞こえてこようとも
例え後方に気配を感じようとも

それは近づいてくる

僕は足を早める
気付けば早めていた

でも、逃げられない https://t.co/1kFG5cETng

#呟怖

「車でトンネル抜けたら血の手形が、って話知ってる?」
「おう知ってる」
「あれ怖いよな」
そう言いながら友人はポテトチップスやら食べた手でベタベタと誰の車かわからない黒塗りベンツ触りまくった
おいやめろ
なんか遠くから強面の兄さん歩いてきたやろが

#呟怖

初めて入る飯屋とかだとテーブルの調味料がどれが何かわからない事ってないかい?
その店は親切でね
ちゃんと容器に何が入ってるか書いてくれてたんだ

だから僕は疑わず大根おろしに醤油と書かれた容器を傾けた

妙にドロっとした、トンカツによく合いそうなそれを、かけてしまったんだ

#呟怖

梅雨に入るらしい
らしいと言うのは人伝に聞いたからで、正直僕としてはあまり興味がない
そもそもたかだか普通に雨が降る日が多くなり、明ければ夏がやってくる…それだけじゃないか
なんなら今だって雨が降っている

何故か赤色をしているのが不可解だが

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