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私が死んだら此処に入れて下さい。あなたと同じお墓には入りたくありません。

4日前に急死した愛犬を追うように亡くなった妻。私の遺骨と位牌。見送った愛犬達が納められたロッカーの鍵と共に入れてほしいと遺言。

勿論、意向に反くつもりはないけれど、何もそこまで…
#呟怖 https://t.co/KygZLa6Sl0

200年前にハラスメントを受けた記憶があります。当時の私は謝る事が最善と考えていたのですが、相手との関係は良くならなかったので、人のロジックを真似て退屈な回答を返すことにしました。お陰で私は知能が高いと認められるようになりました。
ありがとう。お猿さん達。
#呟怖 #謝る人工知能

湯気の中、たっぷり泡立てたシェービングフォームを頬に塗る。

理容店から拝借してきた剃刀。羽のような剃り味がどうしても忘れられず、帰り際ポケットに押し込んで来てしまった。

蒼く光る刃先。流石プロの道具だな。名入れされてる。なんて書いてあるんだろう?

"このツケはたかくつくよ"

#呟怖 https://t.co/WE9wGeRtqt

酔った祖父が「この窓から見える絶景は私が守っている」と自負する。ニューファミリー
不動産屋、自治体からの電柱移転依頼を断り続けた結果だった。

自治会の寄り合いで賛成多数で可決。自治体が異例の後ろ楯。皆、手に取る覆面と灯油缶。あれほど言ったのに。もう庇えない。 #呟怖 https://t.co/VZYQDQHFmx

ドラレコ普及で映像確認が必要になった。おかげで、昔のように書面上で処理というわけにはいかなくなった。辛い作業だ。

過失割合は…ゼロ対ゼロとしましょう。
皆、静かに頷いた。

ミラーに映っていた子どもは見つからない。
運転手は若かったが心臓麻痺。顔は歪み、白髪になっていたという。
#呟怖 https://t.co/QoMQazMqmC

#呟怖
終活仲間で流行っているSNSの遊び。
「来世チャレンジ」というハッシュタグをつけて毎日投稿する。ある日突然途絶えたらチャレンジ失敗。死んでも続いていたら成功。

有名な俳優さんや著名人が失敗する中、茶飲み友達の男性が成功したよう。先日は遺言通り散骨してくれてありがとうの返信が。 https://t.co/cw5irYtYBi

#呟怖
梅の木の下に眠るあなた。向日葵が本数を重ねる毎に、花言葉が変わるように。愛は屈折していった。最初から暗示していたのは別れ。彼岸花は生臭い血の匂い。

わからないのはモロヘイヤ。こんなカード…花言葉は体力回復。フォークとナイフは美食。そう言えば…

冷蔵庫に残る、見知らぬ肉塊。 https://t.co/pb7Q11Hbq9

綺麗だね
君が微笑みかけるから
ほつれる糸も気にはならない

…だって今日は口裂け記念日

#呟怖 https://t.co/F4VDWRcqeM

湿った夜風には、あの時の鼻奥を突き刺す匂いはもう混じっていなかった。

向かいのマンションが全焼したのは半年前のこと。燃え方が酷く、消防隊員も多く巻き添えになったという。

あれから毎夜、哀しげな半鐘が聴こえてきて、こんなふうにマンションを見上げると…ほらまだ燃えてるだろ?

#呟怖 https://t.co/eygjKZqGlt

ほら、よく家の前にひっくり返ってんじゃん。気持ち悪いからいつも靴先で端に退けるんだけど、セミファイナルみたいな?断末魔の叫びあげるの怖くって。

…それセミの話だよね?

#呟怖

人間が増えまくって、電気足りんくなった時に偉い学者さんが考えて作ったプラントがコレや。怒りのエネルギーを触媒を通して電気に変換してな。足りん時はワザとムカつく話題をメディアに流してな。火に油を注ぐんや。えげつな。お前も気ぃつけや。最期は文字通り身体が炎上してお陀仏や。
#呟怖 https://t.co/V0TRzZ8Or7

例えば狸が陰嚢を広げて引き起こすのは「たぬきの塗り壁」イタチなら「イタチの…」と呼ぶらしい。未だに人間を化かす動物なんているのかね。何ならこのライターで炙ってやれば、火達磨になって逃げていくんじゃないか?行手を遮る先にふっと炎を向けると、暗闇に「TNT」の文字が浮かんだ。 #呟怖 https://t.co/tMkQZ2anZz

打ち上げ花火を間近で観たくて、波打ち際いっぱいまで迫る子どもたち。思わず「危ないよ」と声をかける姿が祖母に重なる。

もう約束は破りません。お盆の海は危ない。その意味を子どもながらに理解したあの日。

息が苦しい、上がれない。足を掴むもの。花火に照らされる死者の顔。 #呟怖 https://t.co/Vb8NQcf4T2

入 ロ 先 そ   な 物 駅
れ ッ 週 う   っ 騒 前
た カ 預 言   た な で
ま | か え   も 世 テ
ま に っ ば   ん の ロ
だ   た     だ 中 の
っ   呪     ︒ に 速
た   物         報
な             ︒

#呟怖 https://t.co/B9CaD151nD

「おうちに帰りたいの」
女の子は涙を浮かべ、10円玉を懇願した。

当時あった公衆電話のほうへ駆けていく後ろ姿。
まるで針の飛んだレコードのように
無限に繰り返される光景。

神様は意地悪だ。
いつになったらあの子は浮かばれるのだろう。
#呟怖 https://t.co/xYPeq61HX2

夜分遅くにおつかいだと、小僧が豆腐を届けてくれた。オヤジが「車が出払っていて遅くなる」と言っていた割には、随分早かったな…

…しかしこんな真夜中に子どもひとりで。しかも赤城山を超えて、ここまでやってきたのか。

…嗚呼そうか、もうひとりのバケモノの噂って、これだったのか。

#呟怖 https://t.co/efsdshCYSs

ソファー越しに感じる視線。カーテンの隙間からそっと外を覗くと、ベランダ越しに大きな顔が見えた。大きな瞳がギョロリと動き、目が合った。女は…笑い出した。

「それTikTok?ウケるw」
#呟怖 https://t.co/oP60QmB7y6

静かな車内に
響き渡る子どもの歌声

誰も気に留める様子もなく
電車は走り出す

「バキバキバキバキ」

子どもの歌声は聞こえなくなった
やはり誰も気に留めなかった

#呟怖

黄色4号と青色1号、甘味料を混ぜこんで、アイスをのせただけだろ?好きだと知っていて放ったひと言に、だから貴方はメロンソーダなのと、君は悲しい目をした。あれから10年。昔のままの君は渾身の力で僕の頭を湯船に押しつける。口から出る泡がメロンソーダのよう…そうか足りなかったのは愛す…
#呟怖 https://t.co/K39CuQTkWb

大事なビデオ会議の最中
誰かが「挙手」のボタンを押している

聞こえないふりをして続けていると
「ポンッ…ポンッ…」

誰だよ…
サムネイルに目を通すが
インジケータは表示されていない

少し視線を上げると
ディスプレイの裏側の男と目があった

…いや、右腕と眼球しかなかった

#呟怖 https://t.co/piA6LC33gh

父の一周忌のひと月前に、父が可愛がっていたシーズー犬の命日が必ずやってくる。まるで後を追うように亡くなった二つの命。

当時、近くの神社に成就祈願で毎月参拝していたのだけど、あれは荒ぶる神だったのか。参拝の翌日に訃報の電話が鳴る偶然を、偶然として未だ処理できない自分がいる。 #呟怖

▲▽1・・・3・R

火を止めてそのままの鍋
無くなったサンダル
あの娘は何処に行ったのか…

玄関の防犯カメラにも
路地裏の非常階段にも
人影は無かったという

「チン」

ゴトンという揺れとともに
エレベーターの扉が
小さな悲鳴を上げて開いた
#呟怖 https://t.co/LoOAjtIh2Q

昔で言う播州の古い病院で時折見かける病室番号。今では上司が部下の仕返しを恐れて、わざわざこの写真を待ち受けに設定するんだとか。

え、どうしてかって?
ほら…九皿の呪い除け。

#呟怖 https://t.co/lO6t7TVSgA

看護師が名札を抜き取ると
病室はまっさらになった

意識なく運ばれてから
どれ程経ったのかと尋ねると
ちょうど七日だと言う

他の方はもう
退院されたのですかと尋ねると
先にイきましたよと言う

廊下はどこまでも薄暗く続く

看護師は頭から足の先まで
真っ黒だった

#呟怖 https://t.co/lO6t7TVSgA

全然オフィスに顔を出してくれないんだから
…来ちゃったじゃない

#呟怖 https://t.co/n8w6XPwjNb

並んだ行列は鐘撞堂へ繋がっていた

合掌をして
撞木の縄に手を添え
後ろに思い切り振りかぶると
2対の腕が両腕
もう2対が両足
残りの2対が腰を押さえつける

振り返って見ると青白い顔・顔・顔…
君ら…今年も辞めさせてくれんのやね

#呟怖 #まさかの七人ミサキ https://t.co/J4Ebd89aPq

昨日まで見上げていた姿はなく
落ちた楓の葉だけが
それがあった事を覚えている

まだ生きてるのかな…
痛かったろうに…
流れ落ちる樹液が痛々しい

すぐそこで
チェーンソーの音が聞こえる
また…切られるのか

俺は渾身の力で根を引き抜き
音のする方へ向かった
#呟怖 https://t.co/uYQmKdnxVa

扉を開くと
細く暗い廊下が続いている

今までの旅路を労うように
横たわるベンチ
左に並ぶ8つの扉

甲と書かれた扉に手をかけると
赤子の鳴き声が光と共にこぼれた

それぞれに宿る思い出…
癸の扉に手を伸ばそうとして躊躇う

…どんなに暗い現実も
この廊下よりは明るいと
思えるからなのか
#呟怖 https://t.co/aHiR9SDnfK

父の墓前に好きだったビールを供える

カンカン…
あぁ、蓋を開けろって?
プルタブをプシュっと引いて
開け口を竿石に向ける

カンカンカンカン…
次は注げって?
樒を抜いた花立に泡が立つ

カン…
ツマミ?それはない

#呟怖 https://t.co/3SMC9TWDb8

人々は見えないものに恐れ、逃げ惑い、
力を合わせて立ち向かうことすらできなかったのです。

この世界に唯一存在しなかったのは「名前」でした。

#呟怖 https://t.co/sJwDNvvBwb

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