呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。
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呟怖.ORGと参加について#呟怖
あの家は建ってから随分経つのに
一度も雨戸が開いたことがないね
あの家はあれでいいんだよ
風を通さないと朽ちてしまうんじゃ
朽ちるのを待っているのさ
なんで？
それはね... https://t.co/OX4Xbgsy2A
#呟怖
末期の癌で余命宣告を受けた
天涯孤独で看取る人も弔う人もいない
そんな時に見つけた安楽死支援サイト
申し込んで
迎えの男と向かった先は無人の小島
島には綺麗な花が咲き乱れていた
花に火をつける男に
この花の名は？と問うと
男はニヤリと
天国へ行ける花です
さ・よ・な・ら https://t.co/Mr7qUcWFXC
#呟怖
今日の「廃墟行ってもイイですか？」はあのカルトテロ組織のアシュラムに潜入します
意外と小さいですね
教祖が逮捕されて信者が逃げ出したのか物が散乱してます
あのヘッドギアが落ちてます
これは説法テープでしょうか
A君どしたの
ADのA君の目が…
ポア ポアするんだ
やめろ〜
やめてくれ〜 https://t.co/Wn17bCaKBN
#呟怖
林の向こうに見える屋根は
かつて殺傷事件事件が起きた施設だ
ふとスマホのカメラを向けると
いくつも顔認証の四角いマークが…
数えてみると
殺傷事件の被害者の数と同じだった https://t.co/Wn17bCaKBN
#呟怖
おじいちゃんが亡くなった時の話
人里離れた杜の中の葬祭場で行われたお通夜は弔問客も少なく早めに終わり
さて皆んな寝ようとした時に
綺麗な女の人が尋ねて来た
女の人は霊前で手を合わせると
棺の中にすっと消えていった
慌てて棺に駆け寄ると
おじいちゃんはニタッと笑っていた https://t.co/Wn17bCaKBN
@yaminurikaidan 半人半牛の妖怪をHNにしている女性がいる
実話怪談の大家を了承なく師匠と呼び師匠の苦手なものをネットに晒して楽しんでいる
どうやらサイコパスの気質があるようだ
しかし、そのサイコ気質を投影した作品は読む者を虜にする
私も魅入られた
大家が早くブログを更新しないと取り殺される（笑
#呟怖
#呟怖
「返済期限があと半月です。何とか助けてください。」
「あと半月？無理だな」
「そこを何とか」
「俺は末端の神使だ。願いを届けるのに何年もかかる」
「父はお稲荷様に助けてもらったと」
「親父に免じて特別だぞ。その代わり…」
狐はいやらしい目つきで舌なめずりをした https://t.co/Uaktx2Ai01
#呟怖
「狛狐の写真が…」
と鈴木君から電話があった
｢お揚げを咥えた狐さん可愛いでしょ｣と見せてもらった写真のことだ
「お揚げが無くなって、涎掛けのところに俺の顔があるんです」と泣きながら訴える
「お揚げお供えしたら」と提案すると
｢早速お供えしたらに元に戻りました｣の声は怯えていた https://t.co/Uaktx2zKat
＃呟怖
宮子さんは子供の頃
目の前が真っ赤になったことがあると言う
「夜中に苦しくて目を覚ますと
赤い涎掛けを被せられて
大きな狐が乗っていたの」
「怖くて目をつぶっていると
気を失って...」
翌朝近くの神社で発見されたらしい
「そこはお稲荷さんには祀ってないんだけどね」 https://t.co/Uaktx2Ai01
#呟怖
祟り神にならぬよう
丸太を渡し
榊を供え
この先を禁足地とし
しっかり封じた筈だった
どうして今頃
毎晩夢枕に
あれから17年
経とうしている https://t.co/X8WxpQaJAc
#呟怖
月も星も見えぬ墨一色の空
ことを終えた快感
この一瞬ために衝動を抑えられない
暗闇に一人で歩いているのが悪いんだ
悪事を棚に上げた言い訳
自分呆れて上を見る
歪んだ月が出ている
新月なのに何故だ
焦げるような熱さ
殺めた女たちの顔
業火という呟き
地獄の扉が開く https://t.co/bbQljUURzj
#呟怖
不況で多くなったリノベホテル
本館の大浴場から新館へは階段
節電のためか薄暗いのもいただけない
折角温まったのに湯冷めしそうだ
温めてあげようか
首筋に生温かい手の感触
悲鳴すらあげられずに意識が飛んだ
寝汗の寒さで目が覚める
温めてあげようか
目の前で女が嗤ってた https://t.co/znWNbBuBuG
#呟怖
このマンションの廊下は
午前2時になると
等間隔の影が出来て
あたかも横断歩道のように
霊の通り道
霊道となるのじゃ
これを持っていれば
霊障から逃れかれると
マンションの入口で
柊の葉を売りつける
爺さんがいる
お前こそが霊障だと
マンションの住人は皆思っている https://t.co/znWNbBuBuG
#呟怖
素敵な写真ね
ホワイトバランスを調整したの
いいや
雷鳴が響いた瞬間に
シャッターを切ったんだ
そういえば
あの神社のご祭神は
雷神だったわね
京都へ行くと
AさんからLINEが来た
数日後
京都で落雷による火災があった
それ以来
Aさんの消息は不明だ https://t.co/B2tX8rmc9o
#呟怖
鳥居の向こうから続く黒い筋
奴の通り道
賑わいが怒号に変わる
人々をなぎ倒し
飲み込む
ギラギラした目
口から血を滴らせ
迫って来る
もう駄目だと
自分の叫び声
そこで目が覚めた
身体中に厭な汗かいていた
汗を拭った手は
真っ赤に染まっていた https://t.co/B2tX8rmc9o
#呟怖
夕陽でオレンジ色に染まる参道
今来た路をうっとりと振り返る彼女
一天にわかにかき曇り雷鳴が響く
結界が破られました
早く逃げてください
叫ぶ神職たち
黒い塊が彼女を攫う
必死で彼女の手を掴む
俺の手を振り解いた彼女は
石の牛を抱いていた https://t.co/B2tX8rmc9o
#呟怖
心願が叶った男が駅に着いたのは黄昏時
参道を望むと
賑わいは消え周囲が金色に輝き
一人の老人が現れた
願いが叶って良かったのう
いつかここに鳥居を寄進出来るようにな
それだけいうと老人は消え
参道の賑わいが戻った
男の瞼には金色の鳥居が焼き付き
希望で溢れていた https://t.co/B2tX8rmc9o
#呟怖
魔を避けると信じ
赤色灯を軒先に付けた
一見何の変哲もない物でも
特別な霊力が宿ると信じれば呪物となる
男はそう信じて疑わない
ネットで話題の小説を読み
自らを呪物とすることを思い立つ
右眼に青のカラコンを嵌め
ついには右腕を切り落としてしまった https://t.co/Cm8Mdl2MYJ
#呟怖
俺のもとには様々な発明依頼が来る
今回は変わった依頼だ
幽霊避けの不快音発生装置だという
港に舟幽霊が出て困っているそうだ
令和の発明王に不可能はない
出来たぞ
この周波数なら幽霊が不快に感じるはず
心スポで実験だ
スイッチオン
なんで俺に聞こえるんだ
もしかして…俺は… https://t.co/nMoXNxyRaP
#呟怖
おうどん一つください
連絡船の甲板で食べるうどんは格別ね
潮風で風味が増すのね
あら霧が出てきたわ
甲板にいた人が誰もいない
うどん屋のおっちゃんもいない
瀬戸の島々も霧に隠れてしまった
私も霧に…
高松港で発見された白骨は
34年前 宇高連絡船最終日に行方不明の女性とわかりました https://t.co/nMoXNxyRaP
#呟怖
今日は136さんの更新日
以上 七人みさきという
という題名の話
でございました
旅先で聴く136さんもいいわね
でも海辺の宿で
1人で聴くには怖い話だったわ
あら彼から電話だわ
こんな夜中に何かしら
通話ボタンをタップすると
彼とは違う声で
あなたが七人目です https://t.co/nMoXNxyRaP
#呟怖
昔は十柱の地蔵があった
地蔵は六迷界から救うだけでなく
四聖へ導く役割も地蔵にはあった
人間が堕落する度にその数が減った
その時から人は成仏など出来ないのだ
迷わず成仏させるだと
インチキ霊能者め
おまえには地獄行がお似合いだ
右端の地蔵の目がキラリと光った https://t.co/uPhcJcinEk
#呟怖
うっかり橋渡ったら戻ちまったぜ
あっあそこに公衆電話がある
あの坊さんの寺に電話するか
10円か100円落ちてねぇかなぁ
ラッキー10円落ちてたぜ
あっもしもし○○寺ですか
住職ですね
少しお待ちください
ツーツー
切れちまった
せっかく成仏させてもらったのに https://t.co/7T1utEZidM
#呟怖
学校の帰り道
友達と歩いていて
カーブミラーの自分と目があった
すると景色が変わり
綺麗なお姉さんが
よく来たわねと声をかけてきた
うぶだった僕は
恥ずかしくて下を向くと
お姉さんは消え
景色は戻った
お姉さんにまた会いたい
その一心で
僕はカーブミラーの前にいる
命が消えた今も… https://t.co/EIg7WGfZ6D
#呟怖
あそこにカーブミラーあるやろ
あの40って数字の意味分かるか
速度制限とちゃうの
ちゃうちゃう
昨日までは38やったんや
ほんま
ほんまや
えーっ増えるんか
増えるんや
なんでや
わしとじぶんここでのうなったやんか
そんなん
そや さっさと行かんと地縛霊になるで
そんなん嫌や
ほな行こか https://t.co/EIg7WGfZ6D
#呟怖
いじめていた同級生からメールが来た。開くとチェーンメール。
お決まりの文章と薄気味悪い鳥居の写真が添付されていた。未だ怨んでいるってかぁ。
メールは即削除。
ところが3日後、受信トレイに未読のメール。開くとあの鳥居の写真。
写真の中のグルグルに吸い込まれる。
本物だっんだ…。 https://t.co/xas2RNUq4h
#呟怖
立入禁止のテープ
黄色と黒の虎模様
地の底からの咆哮
一瞬の静寂
とおりゃんせのうた
このほそみちはどこへ
ほそくてながいみち
この世とあの世の
さかいをわける
ほそくてながいみち
いったきりの
あのこにあいに
とうりゃんせ
二度ともどれない列車
発車のベルが鳴る https://t.co/vWeEcnAKVU
#呟怖
5時の時報
定時に帰れる
いつもの路線
時が違えば
景色も違う
闇を連れて走る
地下鉄
逢魔が時に
地上へ出る
踏切の警報音
激しい衝突音
不吉な浮遊感
悲鳴 絶叫 慟哭
お構いなしに
列車は走る
眼下に広がる
奇岩の群れ
川を渡る
一人冷静な女
嗤いながら囁く
黄泉比良坂 https://t.co/vWeEcnAKVU
#呟怖
マニ車
回すと願いが叶うという
邪な願いも叶うのか
願いを乗せよう東風
阿弥陀が住む西の国
極楽浄土
南無阿弥陀仏
六度唱えて逆回し
心に曽と書いて憎むなら
人に曽と書けばお坊様
地獄も極楽も大差なし
極楽蜻蛉は知らぬが仏
末期の水をとって進ぜよう https://t.co/vWeEcnAKVU
#呟怖
ここはね
夜の帳がおりる前だけ
あちらの世界の扉が開くの
森に迷い込んだ私に少女はいう
そこに立って念じるの
赤い花が地中から生える
その花を摘んで来るのよ
花を摘む手が震える
あんなに行きたいと願ったあちらの世界
やはり生きたい
もう遅いわ
少女が嗤う https://t.co/5hNGiFqhaD
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