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俺は昇ることにした。
薄暗い。だが見えないほどではない。誰もいない。
階をひとつ上がる毎に校舎の風景は次第に古びてゆくようだった。
ふと懐かしい気持ちになった。遠い昔の記憶を辿るような。
この懐かしさを感じる為にここまで来たのだ、と思った。
#呟怖
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