呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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「ぼぉっとすんな! いそがし様にやられるぞ!」
やたらキマった目に、半開きの口の同僚にどやされた。いそがし様は、暇そうなヤツに仕事を押し付けて忙しくしてしまうらしい。
みんな忙しい忙しいと言いながら、キマってしまった顔で働いている。

…いそがし様の思う壺では…?

#呟怖 https://t.co/kDq0n0ArB4

いや…流石にそれは…

赤ちゃんに、首輪とリードを着けて散歩させているヤツがいた。
周囲も眉を潜めている。 
しかし文句を言おうとした私を、無言で引き止め、看板を指差す者も。
…やはり、我慢できない。
「ちょっと、アンタ…」
「声を出しましたねぇ…」
看板が、ニタリと嘲笑った。
#呟怖 https://t.co/QvAwiKqkNj

「面白いモン見せてやるよ」
友人はニタニタ笑うと、夜だというのに大声でアパートに向かって叫んだ。
「42号室の中山ゾンビ!!!」
「「「「何時だと思ってんだ!!!」」」」
8つのドアが同時に開き、8人の同じ顔が飛び出して叫んだ。
「な?」
同じ顔の友人がニタニタ笑ってる。
#呟怖 https://t.co/ebGQfbxMkk

金がなく、事故物件にしかひっこせなかった俺は、地縛霊に祟られた。取り殺される寸前、救ってくれたのは、百均のプラスチックの食器達が変身したプラ・ヒーロー。孤独な俺を、ずっと守ると言ってくれた。だからずっとこの食器を使ってる。古道具が化ける?じゃない。化けたから、古道具になる。#呟怖 https://t.co/8LDqaZuxcT

あまりにも生々しくてとても妄想とは思えない幼少の頃の記憶。3歳くらいの時、近所に爪噛み癖のある友達がいた。噛んでいる小指をみると、爪の端からにゅっと白い突起が顔を出していた。ほっとくと伸びちゃうんだ…と言いながら、彼は指先を噛んでいた。#呟怖 じゃないんだこれが。

「そんなに怖い顔なら、逆に見てみたいねぇ」
顔を上げると、相手はいつの間にか真っ赤な盆で顔を隠していた。
「え…?」
助けを求めて周囲を見たが、
朱、朱、朱…
皆、こちらに漆塗りのお盆で隠した顔を向けていた。
盆の後ろから、舌舐めずりが聞こえる。
「残念。お見せできませんねぇ」
#呟怖 https://t.co/3Y1sUmj5si

遺体に口付け、湖に水葬する陰婚の風習。
女と契りを結び、永遠を誓った。
しかし私は生きている。生きるとは変わる事。
心変わりを不貞と彼女は詰り、私を祟る。
私は、愛する者と荒れる為、彼女を討ち祓う。
前の女を片付けて、私は新たな女と契りを交わす。
この湖で、冷たい彼女に口付けて。#呟怖 https://t.co/pAwuUn2Kk5

初詣。賽銭を投げ、柏手を打ち、祈る。
顔を上げ、瞼を開くと、
社の奥のご神鏡

に映る



が嗤っていた。

#呟怖 https://t.co/BTWVwXuKZ1

悪い子はいないか

出刃包丁を逆手にした鬼来る。

僕は悪い子だ。
「やれば出来るのに、いつもサボっている」
「頑張れば、もっと上に行ける」
親はいつも言う。

鬼と目が合った。近づいてくる。
連れて行かれる。

お前は連れていかん。
今はまだ。

鬼が、肩を押す。
多分、正しい方へ。

#呟怖 https://t.co/7dHCMpZosZ

婆というのは世の女共の妬みだ。
私の様な…白皙の、未来ある学生を誑かす悪女への妬み。
「試験が近いんだ」
胸元が、太股が。
「試験が終われば…」
婆は首を横に振り囁く。
難しいご本は閉じて。
イイコは寝る時間。
灯りを…。

ふっ…

真っ暗だ。

何をシようと、私は誰からも見えない…
#呟怖 https://t.co/gQNLtTGGeI

煎餅布団に横たわる。水道もガスも電気も止められた。
パウチが一つ。レトルトの米を水に浸してふやかしたヤツ。こんなモノも粥食いは盗りに来る。
ぞろぞろ、指一本くらいの小人達。
そいつを鷲掴みにする。
もぐもぐもぐ。俺の米取りに来たんだろ。
いいよな。俺も腹減ってんだ。
いいよな?
#呟怖 https://t.co/1gAM9eSGwy

石板に記されていた真実。神官達が壮大な儀式を行い、崇めていたのは王でも、太陽でもない。王など、その神への捧げ物でしかない。彼らの真の主は…純白の、うねり、絡み、巻き付いて締め上げる、大蛇の如き、包帯。私にそれを告げる神聖文字の列の上で、純白の糸屑が、虫の様に蠢いている。#呟怖 https://t.co/Rynzm8eDRr

#呟怖 を付け忘れるレギュレーション違反…申し訳ございません…(書き手が譫妄状態)

山中、沢の方から赤子の泣き声が聞こえるので、見に行った。

子供の背丈ほど、林檎飴の様な眼を突き出した、白濁した寒天状のモノが、震えながら草を食んでいた。音は、ソレが発しているようだ。

山の怪異について聞かれたら、子泣き爺の話をする。

アレを見るより、いくらかマシ
だろう。

#呟怖 https://t.co/isSpXwGQlM

終電後の柳橋駅から、迷宮へ。
逃げろ、逃げろ、ダンジョンを徘徊する、血に飢えたあのモンスター達から。
奴等に捕まったら…

この埃っぽい穴蔵よりも息苦しい
この薄暗闇よりもっと暗い
あの現実へ
逆戻り。

逃げろ、逃げろ!!

#呟怖 https://t.co/UGHrdM9ftu

あのミラーにはご注意ください。
あれはカーブミラーではありません。
貴方があの鏡を見ていると、あのミラーも貴方を見ようとカーブするミラーなんです。
ミラーに映るのは、曲がり角の向こう側じゃありません。
貴方が狼狽え、悲鳴を上げる顔です。
#呟怖 https://t.co/6ApAuzRuX8

「―いかに?」
旨そうなガキだ、喰ってやろう。
俯いた顔。覗き込むと…口許から、くふふ、と笑い声。
「はぎょうご、かなしまい、たぎょうご。いかに」
…はぎょう、ご?
「いかに?」
ガキの口角が上がる。口が耳まで裂ける。
「旨そうな化け物だ。喰ってやろう」
がぶり。ぶつり。やられた。
#呟怖 https://t.co/7yZcJwxKj9

「この卵が孵った時、僕の才能が大空へ羽撃くんだ」
そう言って彼は微笑む。
大切に大切に、彼は彼の才能を心に秘めて温めた。
卵はどんどん育つ。
どんどん。
どんどん。
もうすぐ、彼にも抱えきれなくない程に大きくなるだろう。
孵る事もなく。

#呟怖 https://t.co/zlTLqJbPgF

幼い頃、祖母と登った山道の途中。
「昔、この山にお化けが…」
「今でもいるぞ」
虚空からの指摘に、祖母は悲鳴を上げ、話はそれっきり。
油すまし。長じてから、文献を漁って知った名前。
どんな謂れ「今でもおる」があるの「今でもおる」か。
探ろうとすると、声が響いて、邪魔をする。
#呟怖 https://t.co/wuXWkC8mbu

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