私が埋めに来ると、
お前は穴を掘るより早く 処分してしまったね。
それで私は、いつもここに運んで来るようになった。
私がいなくなったら、お前はどうするんだ?
老人は、木に話しかけていた。
枝がゆらゆらと揺れた。
そうか、跡取りか。
お前の存在を知れば簡単に引き受けるだろう。
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