甘い香りに目を覚ますと、見知らぬ女が褥に潜り込んでいた。
女の舌が這うたび皮膚に紅い筋が走る。
堪らず呻くと女は唇を吊り上げ上体を起こした。
油膜のようにぎらぎらと光る瞳で昂った体を睨めつけ、大きく開いた口には幾重にも鋭い歯が並んでいた。
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