幽霊が出ると噂の廃病院を訪れた。
床に散らばるガラス片と、煙草の吸殻。
それらが急に途切れた。
頭上には診察室のプレート。
「次の方、どうぞ」
磨りガラスの向こうで優しい声が呼ぶ。
ああ、あれはお母さん。
奥に座っているのがお父さん。
涙がぽろぽろと溢れ、私は
警察に通報した。
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