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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
「よーい、スタート!」

「カット!!カット!!」

フィルムには鮮血が飛び散るさまが収められた。

廃棄してもいつの間にか倉庫の片隅にひっそりと戻っているこのフィルムの存在は、今も関係者の間で密やかに語り継がれている。 https://t.co/mvEn10r2Db

#呟怖
やめてくれ、と叫んでいた。
それでも刃(ヤイバ)は振るわれた。

俺の大事な何もかもを壊しながら、嗤っているようだった。 https://t.co/mvEn10r2Db

#呟怖
ああ…お前を絶対に忘れるまいよ。
この季節には必ず訪ねてやろう。

鋒(キッサキ)の向こうには花、花、花。

ゴロリと転がった。 https://t.co/mvEn10r2Db

#呟怖
侵食、侵食、侵食…
染色

鮮血。

さらば我が師。
さらば我が友。 https://t.co/mvEn10r2Db

#呟怖
喝采。
スポットライトの中、俺は観客からの歓声と拍手を浴びていた。
熱い光線の下、薄暗い観客席からの溜息、すすり泣く声などを聞きながら、俺は夢中で演じていた。
いつもいつも、俺以外の誰かを。何かを。

ふと我に返ると、辺りはしんと静まり

一人。

視線だけが今俺を取り囲んでいる。 https://t.co/wSJmdELNVy

#呟怖

巨大な髑髏(されこうべ)が闇夜に浮かんでいる、

と思った。 https://t.co/FVEUOEhAOx

#呟怖
もういいかい
まあだだよ

あの日一緒にかくれんぼをしたみんなは
どこに行ったのだろ?

髪は白くなり、腰も曲がった今でもなお、僕は探している

もういいかい?

まあだだよ https://t.co/FVEUOEhAOx

#呟怖
元々はとある新興宗教施設であったというその建物は、打ち捨てられ、今は廃墟と化している。
ヒッソリとした林の中に埋もれるそこは、修行という名の洗脳を受け、幾人もの人間たちが互いを殺し合い、貪り食った、という血なまぐさい場所だった。
教祖と目される人物は、未だ発見されていない。 https://t.co/bKOWPHko22

#呟怖
ガサリ、と繁みをかき分けた先に、突如として廃墟が現れた。
これはこれは…
ファインダーを覗いて夢中でシャッターを切る。
たまにこうしてお宝のような建物に出会えるから、山歩きはやめられない。
趣味で廃墟探索をしているが、こういう無名の、誰も知らない場所は良い。
ガサリ
背後で物音。 https://t.co/bKOWPHko22

#呟怖
行かなくてはならない。
何故かわからないその衝動に突き動かされて休日、電車を乗り継ぎ、見知らぬ駅で降り、呼ばれるように小山の中に分け入って草木の向こうにその建物を見つけた時、
帰ってきた……
懐かしさに胸が苦しくなるほど、そう思った。
私はすべての衣服を投げ棄て、駆け行った。 https://t.co/bKOWPHko22

#呟怖
「ほら、あれ」
草木をかき分けた先にボロボロの建物があった。
元は家畜小屋かなにかだったんだろうか。屋根のトタンはところどころ剥がれ、壁も破れ落ちている。
「オバケがいそうだろ」
得意げなMにまさか…と言いかけて口をつぐんだ。
オォオォ…
建物の中から、人の…声…?
急いで逃げた https://t.co/bKOWPHko22

#呟怖
少しずつ開いていく瞳孔を見つめながら、俺は幸福だった。

その目に最期に映る姿が俺であることに、この上ない歓びを感じていた。 https://t.co/e24jtZSPtR

#呟怖
「さあ、誰がここから1番早く出られるでしょう?ミンナ、ガンバレ!」

ガンバレ、と、言われてもなあ……
僕はあんまり競争が好きじゃない。

だから、一番早くお母さんと会うために、他の皆は僕が殺したんだよ。
そしたら、競争じゃなくなるから。 https://t.co/e24jtZSPtR

#呟怖
つい、と手を翳す
透けて見えるはずの血管はなく、あたりの景色は色を失っている。
ああ、そうか…
と、独りごちる。
なるほど、そこにある醜い肉塊がかつての私で、
今の私は無色透明なのだなと思ったが

不意に
墨汁のような一滴。

『お前が死ねばよかったのに』

誰にともなく、毒づいてみる https://t.co/e24jtZSPtR

#呟怖
深い森の中に居るみたいだね

私の手を握って、君がそう言った。
手を繋いだまま、深い森の中を、二人して彷徨っているのだ。
ぼんやりと明るいような、暗いような森の中を、二人。

何処へ?何処かへ

突然の轟音

徐々に薄れていく君は、なんて言っていたのだろう?

私は泣きながら目を覚ます https://t.co/e24jtZSPtR

#呟怖
ああ、あと少し、もう少し……

下にしがみついてくる輩を蹴落としながら、
俺は蜘蛛の糸を手繰った https://t.co/e24jtZSPtR

#呟怖
「あー、これはもう、ダメだね」
「ダメ……ですか」
「んー。ホラぁ、見てココ、ね?」
「はぁ…」
「穴、空いちゃってるでしょう?」
「あ…はい…」
「こーなるとね、もうね、ダメだね」
「ダメ、ですか」
「うん。ダメだねぇ。あんたもうすぐ

ニンゲンじゃなくなるよ」 https://t.co/e24jtZSPtR

#呟怖
ごぼごぼごぼごぼ……
漫画みたいな擬音語を思い浮かべつつ
俺は海底へ沈みながら、光を見た。
昇っていく泡が、まるで雲のようで美しい。
もう少し生きていても良かったのかもしれないな、と、
初めて思った。

鋭い牙に、四肢を引き裂かれてなお、そう思っていた。 https://t.co/e24jtZSPtR

#呟怖
地層深く眠るマグマの奥から産まれ出る龍を見た。
その日から私は、人であって人でないものを見るようになった。
それは言葉を音で発することはないのに、ざわざわと騒がしい。
耳鳴りが、する。
ギチ、ギチ、ギチギチギチ………

私は今夜も眠れそうにない。 https://t.co/e24jtZSPtR

#呟怖
『もれいづるつきのかげのさやけさ』

あれは…秋のうたではなかったっけ…
でも…うん…静かだ…静かだ……
眺めていると、吸い込まれていくような、墜ちていくような感覚になる…
墜ちていく…どこまでも深く、深く……

ひとつ眼の、夜の中。
螺旋のような雲の中を、私は、
今、

落ちるーー https://t.co/e24jtZSPtR

#呟怖 から、たくさんの方の怖い話を拝読したいです。

俺様が寝小便するほどに怖い話を書き残せください。 https://t.co/SuXoDb27DU

#呟怖
おや……?
これはどうやら…考え事をするうちに、気づかず異国の地へ降りてしまったらしい。
闇は何処(イズコ)へでも繋がる。
腹を減らしていたから、常の餌場とは別の所へ出てしまった。
だが何やら良い匂いだ。あれは酒の匂いであろう。
国は違(たが)えど、酒と血の匂いは変わらぬな。 https://t.co/YudcAYpa6o

#呟怖
更地になる前にどんな建物が建っていたのか思い出せない。といったことは、ままある。
その日、何故その場所に目が止まってしまったのかわからないが、ふと、気になって足を止めた。
石だ。
雑草無くこんなに綺麗に整地され、すぐにも基礎工事が始まりそうな場所に、石が一つ。
赤児の頭に見えた https://t.co/fIAMWoPFFi

#呟怖 『恥の多い人生を送ってきました……』と、かの文豪は綴った。
名士の家に生まれ、学業優秀、ヤク中のクセにオンナにモテにモテた挙げ句にアレである。「持つものと持たざるもの」で言えば、間違いなく奴は前者だ。
しかしどうだ、貧乏人の小倅に生まれ、オンナコロガシでヘマして→ https://t.co/Dq8y64NQ9k

#呟怖 butterflies in one's stomach
緊張する、ソワソワするの他に、あちこち気が行く浮気な人のことも言うんだよ
と、教えてくれたのはあなただったね。私は胃の中に蝶なんて、と返したけど、あなたはまさに浮気な蝶だった。花から花へ蜜から蜜へ。だから私の中にピンで止めて不死蝶にしてあげたの https://t.co/2pf0dltqUB

#呟怖 暗転ーーーーからの静寂。静寂だった。
世界は反転していた。が、車内の誰一人声もあげず、静かに座っている。
そう『座っている』のだ、俺自身も含めて。
じわじわと腹の底からイヤな気持ちが湧き上がり、パニックになりそうになる。が、咳き一つないこの中で、叫びだすことも恐ろしい。何処だ https://t.co/nQ1TpkDlRa

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