呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
電車で座った席が美人の隣だった。
ラッキーだと思ったがすぐに怖くなった。
この女、ずっと何かを食べている。
何も口に入れていないのに咀嚼しては飲み込んで、を繰り返している。

翌日友人に会うと友人は目を丸くした。
「お前に憑いてたヤバい霊いなくなってるんだけど、お祓い行ったの?」

#呟怖
「あ、まゆみー?聞いて聞いて、新しい彼の事なんだけどさー、私もね、男なんてみんな同じだって思ってたのよ?愛してるーとか言っても結局は体だし浮気するし無神経だし?でもね、今度の彼は違うの。超大事にしてくれて一途だし、目もいっぱいあって可愛いし!ホント今までとは違うんだって!」 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1121037732942237696 

#呟怖
起床、出勤、仕事、帰宅、就寝。
起床、出勤、仕事、帰宅、就寝。
起床、出勤、仕事、帰宅、就寝。
キ床、出勤、仕事、キ宅、就辛。
キ症、出勤、シ事、キ啅、囚震。
キ症、出禁、死事、奇啅、臭身。
起床、終身、終身、終身、終身、終身終身終身終身終身終身終身終身終身終身終身終身みんなしね https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1120706515415867392 

#呟怖
中間テストの答案用紙を見て、私はやったと思った。

問1.このクラスで行われているいじめについて、加害者が被害者にしたことを10個書き出しなさい(各5点)

問2.加害者を可能な限り罵倒しなさい(20点)

問3.加害者が受けるべき罰を6つ書きなさい(各5点)

私なら100点間違いなしじゃないか。

#呟怖
次元の歪みがあると友人が真顔で言った。
何の漫画だと笑ってしまった。
友人曰く、それは見えないだけで何気ない場所に普通に存在しているという。
「だから気をつけてね」
俺はそう言った友人の顔を思い出し、駅のホームで立ち尽くしていた。
駅名標には『きさらぎ駅』と書いてある。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1120535896057688064 

#呟怖
頼んでいないピザが届いた。
配達員が「お代は頂いておりますので」と言うので有難く平らげた。
それから毎日誰かの金で様々な出前が届くようになり、俺は食費を全て夜遊びにつぎ込んだ。
6年後、ピタリと出前は届かなくなった。

ふざけるな。
何で食事なんかに金を払わなきゃいけないんだ。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1107568351478345728 

#呟怖
顔のむくみがひどい。
メイクをする気もおきない。
目頭と目尻がむくみのツボだと聞いたことがあったので、その2点を同時にグッと押した。
ブリュッ!と濁ったゼリー状のものが目から溢れ、洗面台に落ちた。
それは慌てた様子で排水溝の奥へと這っていった。

あ、むくみめっちゃ取れてる。

#呟怖
「怖い話してやろうか」
と同僚のAが言い出した。
Aは学生の頃にゲイの同級生に告白された。
Aは学校中にそのことを暴露した。
同級生は3日後に自殺した。
「な、怖いだろ?」
ニヤニヤするAにそうだなと返しつつ、俺は社内メールでAのありとあらゆる性癖を一斉送信した。

「俺もゲイだけど?」

#呟怖
ちっとも涼しくならないな、と思ったらエアコンの吹き出し口にいくつもの小さな顔が蠢いていた。
葡萄の房のように連なって各々何かしらを叫んでいる。
リモコンを見ると『霊房』モードになっていた。
「あー、間違えてた」
冷房に切り替えるとすぐに冷風が出てきた。

この機能、いるか?

#呟怖
SNSに投稿した彼氏とのツーショット写真にコメントがついた。
「この写真、昨日と違いません?」
写真はコマ送りのように次の瞬間の私たちになっていた。
毎日写真の世界の時間が流れていく。
投稿自体も消せない。
私はゾッとした。

え、このままいったら私が彼氏殺したのバレちゃうじゃん。

#呟怖
首吊りの館というお化け屋敷の体験モニターに選ばれた。
名前の通りのコンセプトで、参加者は666体の首吊り死体の中を進む。
出口を出たら運営者にアンケートの回答を求められた。
俺は満足度★3を選び、こう書いた。

「全ての死体が完璧に防腐処理されているのは素晴らしいが物足りない」

#呟怖
友人はやつれきっていた。
酷い霊障に悩まされているらしい。

「アイツら消えないんだよ。確かに俺は事故現場とか事件現場とか、ウケ狙いで写真撮ったりしてたよ。でも全部消した。消したのにアイツらは」

まぁそりゃそうだろうな。
お前がネットに投稿した写真は消えないんだから。

#呟怖 #返怖 可
「あれだけ煩い選挙カーが廃止されないのは何故だと思う?」
「さぁ」
「あれはな、呪いなんだ。真名を繰り返し唱えることによってその名の主の生き霊を不特定多数にジワジワ憑依させていくのさ」
「その呪いはどうやって解くの」
「それが投票。正しくは投憑。全く嫌なやり方だよ」

#呟怖 (実話)
よく1人で訪れるファミレスがある。
私は2人席のソファー側に座るのが好きだった。
ある日、ドリンクバーに飲み物を取りに行って自席に戻ろうとすると、誰もいないはずの私の向かいの席に誰かが座っている。
うな垂れた女性だった。
はっとしてもう一度見た時にはその女性は消えていた。

#呟怖
ガッツリ『見える』私からすると、幽霊はいるのかいないのかと討論する番組は茶番以外の何者でもない。
しかし、何だかんだで初回から毎回観てしまっている。
いる派が主張し、いない派が論破する。

あーあ、相変わらずだなー、あのいない派の教授ずっと死んでんだけどなー、誰か気付けよー。

#呟怖
選挙カーが煩い時期になった。
溜息をつく俺の横をその騒音が走っていく。
途端、名前を連呼するだけのスピーカーからノイズが流れ、何人もが入り混じったような声がこう言った。

「うるせぇよ」

選挙カーが差し掛かっていたのは、事故が多発する線路だった。

うん、俺は幽霊に一票。

#呟怖
『出る』と噂の古い公衆トイレに行ったら、個室と床の仕切りの狭い隙間から血だらけの手がぬっ…と出てきた。
俺は叫んで逃げ出した。
翌日友人にその事を話そうとする前に、友人が口を開いた。
「あのトイレで人が死んでたって。持病で吐血したとかで、救急車呼んでたら助かってたかもって」

#呟怖

一人暮らしを始めた翌日、DMに混じってポストに一通の手紙が入っていた。
差出人に心当たりはなかったが、深く考えずに封を開けた。
狂気的とも言えるラブレターだった。
翌朝すぐに最寄りの郵便局に行き、受取拒否の手続きをした。
窓口の局員が言った。
「では次は直接お渡しに参りますね」

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