冬の夜道を
缶コーヒー片手に歩いていた
「今日も寒いな」
何気なく薄明りがついた雑居ビルの窓を覗くと、髪の長い女がこっちを凝視しているのがわかった
急いで視線を外し
駆け足で自宅へ帰り、家の鍵を開ける
「嫌なもの見ちゃったな」
僕は気付けなかった
姿見に写る、髪の長い女に
#呟怖
呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。