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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

夫と別居し娘と団地に移り住んだ。
いつの頃からか記憶がおぼろげになり、園児の娘の世話も疎かになっていった。
ある時娘が刃物で遊んでいるのを見て我に返った。
とっさに刃物を払って娘を抱きしめた。
「お母さん、どうしたの?」
背後で娘の声がする。

今、腕のなかにいるのは誰?
#呟怖

友人が洗面所で頭を洗っていたのでついイタズラでシャンプーをたらしつづけた。
いわゆる無限シャンプーだ。
無心にシャワーで水を流す友人が髪をかきわけた瞬間、地肌に目玉が現れ私と目があった。
とっさにシャンプーを目にかけ逃げ出した。
赤く目を腫らした友人には悪いことをした。
#呟怖

海でころんで怪我をした。
それ以来、手の平が腫れてズキズキ痛い。
医者にもいったが原因はよくわからない。
あるとき飼い猫にようやくふさがった瘡蓋をガブリとやられた。
その時白くうねる何かをゴクリとやったが、お前は何を食ったのだ?
それ以来腫れも痛みもない。
#呟怖

夜、山道に迷うと遠くに明かりが見える。
西洋ではウィルオーウイスプなどと呼ばれるいわゆる鬼火は人を惑わせ不幸に誘う。
「最近ではヤツラも知恵をつけてなァ。ほれ、発光ダイオードを真似ておる」
ジイサンが指差す道の先に白い懐中電灯の光が舞っている。
その先は崖だ。
#呟怖

どこへいっても門前払いされ断られるので、
自宅の一室に鋏を置き戸を釘で打ち付けた。
その上で御札を張り開かずの間とした。
深夜に何やら音がするが出てくることはないそうだ。

埼玉県大宮にある、とある旧家の話である。

#呟怖

朝、起きると枕元にはたくさんの髪の毛と鋏が置かれていた。
(お払いでもうけるか)
鋏とともに神社へと向かう。
神社の敷地に入る前に神主と巫女に声をかけられた。
「申し訳ありませんがお引き取りください」
話を切り出す前に断られた。
#呟怖

寝ていると階下から音がする。
裁ち鋏を手にした女が階段を上がってきた、
そのまま枕元まで歩み寄り見下ろしてくる。
前側に髪を垂らしていて顔は見えない。
女はそのまま髪に鋏をあて切り始めた。
顔にかかる髪を目を閉じて耐える。
その女の顔を見てはいけない
そう思った。
#呟怖

とある山中、古びた神社を見かけた。
苔むした石段を登ると、手入れもされていないのだろう、荒れ果てた境内。
社に近づくと賽銭箱の上に和裁に使う裁ち鋏が置かれていた。
とりあえずお参りをして家へと帰る。
玄関をあけ部屋に入ると、机の上に神社でみた裁ち鋏が置かれていた。
#呟怖

深夜のウォーキング。
小雨がパラついてきたので、
近道をしようと神社へ向かった。
石段を登る。
ふと何かがすれ違ったような風を感じ、微かに女性の化粧の匂いがした。
あたりにはだれもいない。
時折、「フフッ」っと笑う声と
後をつけてくる足音がきこえるが振り向けなかった。
#呟怖

大きな交差点の横断歩道。
時折見かけるカップルがいる。
中年の男性と肩に手を回し寄り添う俯き加減の女性。
その女性、なぜだかモノトーンに見えるときがある。
ついつい目で追うと、すれ違い様にこちらに振り向き、唇に一本指を当てた。
向こうも気がついていたようだ。
見えてる事に
#呟怖

水没した建物を見に渇水時のダム湖へ。
揺れる水面に民家や役場が見えた。
薄暗い帰り道。
ふと、明かりに気付く。
湖底に沈んだ神社の灯籠に火が灯っていく。
社の扉が開くのを見て逃げ帰った。
「神様は気まぐれで人を誘う」
山では" よくあること "だそうだ。
#呟怖

とある男子校の校則。

校内恋愛の禁止

#呟怖

「話せる話はまだありますが、今日のところはこの辺りで」
3時をまわった頃、帰り間際に興味本位で聞いてみた。
やっぱり話せない話ってのもあるんですか?
「アナタどこかで話すでしょ?
聞いただけで纏わりつく話もありますから、その話はまたいつか」
神主に見送られ家路についた
#呟怖

この面にも曰くがありましてね。
と、鬼の面を渡してくる。
丑の刻参りに使われたんですよ。
わかっているだけで三度。
被ってみますか?
アナタの願い、叶うかもしれませんよ。
そう言って嗤う神主のほうが怖かった。
#呟怖

神主は続ける
「この神社にも宝物殿がありまして、ご縁のある方からお預かりした物もあります。
しかし、お家事情でお返しすることもありまして」
そっとひとつの面を顔にあてる。
鬼の面だ。
「由来のわからない骨董品にはご用心。鬼が出るか蛇が出るか。」
表情を隠し神主は言った。
#呟怖

神主が撞木で壷を叩くといい音が響く
「砂波利」または「響銅」と書いて「さはりの壷」というらしい。
「良いモノなのですが"蠱毒"というものをコレでやりまして。
今じゃ障りの壷ですよ。」
思わず伸ばした手を止めた。
「まだ、生きてますよ」
神主は笑って言った。
山梨の神社にて
#呟怖

朝、布団を干したまま仕事へ出かけた。
帰り際、急な夕立。
急いで家へと走る。
息を切らせて部屋へと飛び込むと、そこには。

部屋の真ん中に布団が取り込まれていた、ちゃんとたたまれて。

一人暮らしのアパートにて。

#呟怖

年末の大掃除、普段あけない押入れを開けた。
するとそこには、3年前に別れた彼女が・・・。
普段開けないのをいいことに、そこに住み着いていたらしい。
どうやら別れたと思っていたのはこちらの方だけだったようだ。
なんか視線を感じると思ったんだよね。
おはようからおやすみまで
#呟怖

とある深夜。
友人の彼女が訪ねてきた。
「○○君来てる?」
いや来てないよ。
「確かめさせてもらってもいい?」
と、彼女は中へ。
風呂場やクローゼット、冷蔵庫の中まで確認し彼女は帰っていった。
事の成り行きをじっと見守る。
彼女の手の包丁をみたら声なんてかけられなかった #呟怖

友人宅へ招かれた。
友人の彼女が料理している間、のろけ話を聞かされた。
彼「彼女の料理は一味違うんだよ!
  今じゃ評判の店やレストランの料理を食べても物足りない」
のろけ話に聞き飽きトイレへ。
キッチンに立つ彼女は包丁を指に当て、ポタポタポタ。
なるほどあれが隠し味か #呟怖

親の仕事の関係で引っ越しが多かった。
ふと思い立ち長期の休みをとって昔住んでいた家をまわって見ようと思った。
なつかしいな、昔とちっともかわってない。
取り憑いている地縛霊もそのままだ。
事故物件を渡りあるいてきただけのことはあるな。
#呟怖

山歩きをしていると霧が出てきた。
道に迷い、日も暮れてきた。
幸いなことに山あいの集落に辿り着き、集会所を一晩の宿とすることができた。
朝、目を覚ますとそこは廃村。
寂れた神社の御神木の根を枕に寝ていた。
ダム建設に伴い湖中に水没した村にて。
#呟怖

廃神社にて。
外観や境内で写真を撮り、崩れ落ちた鳥居などをカメラにおさめた。
いざ本殿へ、階段を上ろうと足を上げた瞬間
背後で太鼓の音が「ドン」
背後には何もいない。
もう一度足を上げると「ドン」
歓迎されていないと思い、逃げ帰った。
#呟怖

友人宅にて。
彼女は幼少時、ガラス玉を覗きこむのが好きだった。
暇さえあればそうしていたらしい。
「ガラス玉に逆さに映るヒトがいてね、その人を見ていたの」
今はもう見えないけど、
そう言って手渡されたガラス玉を受け取り覗いてみる。
彼女に張り付いた逆さの女と目があった。 #呟怖

皆さん夏は好きですか?こう暑いとかき氷なんてたまらないですな
イチゴシロップなんてかけてシャクシャクっと
でも、知っていましたか?
シロップに使われている「コチニール色素」
中南米原産の「コチニールカイガラムシ」が原料だってこと。
口紅やカンパリにもね、使われているのよ #呟怖

G県の湖の周遊道路をドライブ中、黒塗りのベンツと白のセルシオに後をつけられた。
先に行かせようと、橋のたもとに停車するもそのまま後で止まっている。
橋の写真を撮ったりしてから橋を渡ると二台ともどこかへ走り去った。
近所にヤ○ザの管理している廃墟があるらしい。
こわいね。
#呟怖

深夜にウォーキングをしていた頃。
とある神社へ続く曲がり角で
白装束を着た女性と出くわした。
手には藁人形と木槌。
女性は一瞬戸惑ったあと、
「はぁ・・・。」と
ため息を漏らし来た道を帰っていった。
#呟怖

心霊スポットと噂のトンネルで。
「カーブミラーに親子の霊が写るらしい、写っちゃいけないから鏡が割られているんだってさ」
などと言いながら歩いていると。
「いや、そんなこたァねえな」
山の方から声がする。
一匹の野良犬がこちらを見ていた。
そう言えば人面犬発祥の地だった。
#呟怖

よく走る道をドライブ中、見知らぬ脇道を見つけた。
興味本位で入ってみると、砂利道になり広場で行き止まりになった。
Uターンするもまた広場にたどり着く。
古びた神社があったので神頼みとばかりにお参りをすると、無事に元の道に出ることができた。
何度かそこを通るのだが脇道はない
#呟怖

友人とドライブ中、いきなり急ブレーキを踏まれた。
ハンドルを握る友人は、
「人を轢いちまった」と震えている。
辺りを探してみたのだが人などいない。
ただ道端の繁みに地蔵が倒れていた。
#呟怖

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