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#呟怖
お題:みかん

夕方の帰宅時、
急坂に差し掛かる所で、みかんが転がってきた。
顔を上げると、美女が袋を片手に、坂を下りて来る。

私は、足元のみかんを拾ったが、妙に湿った感触があった。

よく見ると、それは目玉だった。

前を向くと、眼窩から血を流すモンペ姿の老婆が迫って来ていた。

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