#呟怖
大きな綿毛が風に舞っている。
動物の毛か植物の綿毛か。
山で精神に異常を来した従弟の持っていたスマホに残っていたものだ。
「うわっ、鼻に入った!」
従弟の声と同時に、地面に落としたのだろう画面が真っ暗になった。
直前、一瞬映り込んだのは、山には不釣り合いなハイヒールだった。
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