#呟怖
縁側に腰をかけると少し遠くから祭囃子が聞こえてきた。
庭先と繋がる裏山から草木の揺れる音がし、ひょこっと姿を表したのは水風船を手に揺らす着物姿の少女。
「今年も来たかい。ゆっくりしておゆき。」
そう声をかけると少女は庭の花壇の影に身を隠し再び姿を現したのは一匹の狐だった。
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