三日月のベンチに腰掛け釣り糸を伸ばす。
視線を感じて顔を上げるとぼくは見つめられていた。
雲の隙間から覗くは、小さい女の子だ。
不思議そうに聞いてきた。「釣れますか?」
首を振る。
糸の先はかつて水の星と呼ばれた惑星、今は干上がって砂だらけ、
手を離すと釣竿は落ちて行った。
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