#呟怖 #返怖可
「今夜、ご令嬢を攫います」
怪盗Xなる予告状のパーティーは滞りなく進行する。
使用人たちがグラスにボトルから赤ワインを注ぐ。
主人が外で拵えた少女が令嬢として挨拶をする。
空になったボトルの底に指。
「誰も私を見ないんだ…」
怪盗Xの眼球はボトルの底で泣いた。
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