あの晩は妻と娘を乗せていた。山道で、カーブに女が立ってる箇所がある。
幾ら走っても、その道なんだ。女も必ず。
娘は人形を抱いて青褪めてた。
私は娘に、人形と並ぶよう頼んだ。空きを埋める。儀式的な発想だ。それで、抜け出せた。
でも、ミラー越しの人形が人に見えた。娘には秘密だ
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