#呟怖
少年が砂場でミニカーを押している。そんな車に砂漠は走れない。死んぢゃうよ。
「走れるよ」
走れないよ。
僕は没収したミニカーを口の中で噛み潰した。
「死神が乗った車は、もう廃車したよ」
少年の母親のピンヒールが僕の側頭部を貫いた。
砂漠に唾棄された鉄くずに死神が座っていた
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