呟怖.ORG | 呟怖

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田舎に引っ越した。ここはやたら案山子が多い。
夜中、外が騒がしいので、そっと窓から覗いた。
カツカツと音を立てて案山子が一本足で歩いている。それぞれが皆俺の家を目指している。
俺は案山子に取り囲まれてしまった。その一つが俺を貫いた。気が付くと俺は田んぼに一本足で立っている。
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チャイムが鳴らされた。
誰だろう?
ドアスコープを覗くと一輪の花を持った女性の手が見えた。違和感を感じた。
そもそも手と花だけが見えるのは不自然だし距離感もおかしい。息を殺してそっとドアから離れ後退りすると何かを踏んだ。
花だ。今目の前で見たあの花。
俺は部屋を飛び出した。
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ねえ、彼岸花の花言葉って知ってる?情熱、あきらめ、再会、転生、悲しい思い出、思うはあなた一人、そして、「また会う日を楽しみに」だよ。
だからね、あたし、あなたの家の周りを彼岸花で埋め尽くしたの。あたしの養分で綺麗に育ったでしょ?
あ い に き た よ
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雨降り落つ夕暮れに君は橋の上に立っていた。夕日を背中に赤い傘を差して。川はそこだけ赤が濃く、今も君はそこに立ち、僕の裏切りを責めるかのようにじっと僕を見つめる。そして僕は目を閉じることもなく、あの日の赤く染まったバスタブの中の君を思い出すのだ。
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この辺に埋めたはずなのに。
掘り返しても死体は見つからない。
不安でもっと深く埋めるために来たのに。頭にポタリと何か落ちた。触ると滑った何かが手に触れた。上を見上げる。声にならない悲鳴をあげた。
竹の上に死体が刺さっていた。下に筍があったのか。竹林は死体を埋めるのに向かない。
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「誰?」
二年ぶりに開けた息子の部屋に居たのは見知らぬ男だった。伸び放題に伸びた髪と髭と悪臭を放つ体。
そいつはニヤニヤ笑っていた。
ようやく引きこもりの息子と話すため二階のこの部屋をこじ開けたのに。
「息子はどこへ行った」
「交代してやったんだよ。死にたいって言うからさ」
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引っ越し先の自分の部屋に見知らぬ手紙が届く。前の住人に宛てたのだろう。開けて中を読んだ。恐らく恋人に宛てた手紙。いつしかそれを心待ちにするようになった。だが突然途絶えてしまった。手紙を開封した詫びの返事を初めて出した。
やっと返事をくれたね、と私の名前が書いてあった。
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憧れの彼女のバッグが無防備に口を開いている。そっと近づくと鍵が覗いていた。彼女が戻ってくる前にこっそり合鍵を作って戻す。自分の休みの日に彼女が出勤後、部屋に侵入した。そこには男の死体が。突然帰ってきた彼女から人殺し!と言われ通報された。どうやら俺は嵌められたらしい。
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コツコツと窓を叩く音がする。恐る恐る開けると、洗濯物を掛けたハンガーが当たっていた。ホッとして取り入れ窓を閉める。ふと見るとカーテンの下から白い足が見えた。
「開けてくれてありがとう」 #呟怖 https://t.co/vncUFce33B

実家を処分することにした。最後の思い出に泊まる。屋根裏から何か音がする。鼠でもいるのかと覗くと、四つん這いの老婆が凄いスピードで這ってきた。驚いて天袋を開かないようにテープで雁字搦めに貼り付けた。後日、処分する家財から白紙の幽霊画の掛け軸が出て来た。ここから抜け出したのか
#呟怖 https://t.co/HvhfGtL2zz

「女子高生と自転車の影かあ。何となく雰囲気のある写真だね」
「違うよ、これは影じゃない」
「え?」
「この場所、いくら舗装してもここで自転車ごと轢かれて亡くなった女子高生のシミが浮き出ちゃうんだよ」
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夏の終わりの向日葵はまるで大きな頭を抱えたゾンビのように立ち尽くしていた。面白半分に頭を叩くと、種がバラバラと地面に全て落ちた。種の下から現れたのは何故か僕の顔。慌てて逃げ帰って鏡を見る。悲鳴を上げた。顔中向日葵の種で覆われていた。
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苛めてた佐藤が起業してフェラーリなんか乗り回してるらしい。ところが運転を誤ってダムに落ちた。引き上げた佐藤のポケットから俺の店のレシートがでてきたらしい。まずいなと思っていると玄関のチャイムが鳴る。ドアを開けると顔を上げた配達員は水浸しの佐藤だった。
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