呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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#呟怖
音楽室から。廃墟の洋館から。庄屋の屋敷の地下から。友人の部屋の天井から、穏やかな打鍵の音が漏れ聞こえる。細い声がなにか不明瞭に語りかけてくる。

船に立つ女の腹の中から、軽やかなメロディが聴こえる。
気が付いた数瞬後、海が破水した。今までのピアノは全て、胎教だったのだろう。 https://t.co/bg3b6VQbdy

#呟怖
キ、キ。
家までは最寄り駅から歩いて10分も無い。初夏の明るい16時、近道に通る公園で女は顔を顰めた。
キ。キー。
小さな公園だ。あるのは広場とすべり台、ブランコだけ。不快音のする方へ振り向く。
…子供が立っている。笑っている。
「キー、キ。」
剥き出しの歯茎には赤錆が浮いていた。 https://t.co/xK1fso7KeB

#呟怖

「虫…」
文句を垂れる兄に苦笑する。今が夢だと気付いた途端に消えた灯とせせらぎ、代わりとばかりに橋の下から賑やかな声が微かに聞こえる。
兄は私の手を離した。
掌の熱が揮発する。

ぬるい畳の上で、真っ青な午後の日差しが長方形に切り取られている。
兄の写真の横、精霊馬に蝿が一匹。 https://t.co/OlONdcIBQu

#呟怖
私と友人Aの家の間には林がある。幼い頃はAと共に隠れんぼや虫取りに勤しんだ思い出の場所だが、大人になり隣県に越してから足が遠のいていた。帰省の折Aを飲みに誘い、流れで懐かしの林へ行こうとなった。

「ここに木なんて無かった。お前を埋めた場所の筈なんだよ」
Aの頬は紙のように白い。 https://t.co/c7uQ9J2wu2

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