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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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人気アイドルグループ“尼ヶ坂4.6”のメンバー、「髙嶺 はな」が突然TVから消えた。一説によると、怪奇DVDシリーズ “禁足地遠足” の出演がきっかけではないかと噂されている。“お人好しキャラ” が売りだった彼女。その人柄に、この世ならざる何者かも、魅入られたのかもしれない。
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「あの向こうには何があるのかしら」
微笑み私の手を引く恋人。夢。これは夢だ。甘やかな花の芳香。柔らかな陽射し。手の温もり。全てがあたかも今起きているようで何処か違う。小路を奥へ行くほど景色は暗く肌寒い。思わず恋人を呼び止める。振り返る彼女の顔は、見知らぬ老婆になっていて──。#呟怖 https://t.co/Dc1esSXM0r

最近物忘れが酷い。さっきまでの考え事が思い出せない。何か大切なものだった気がする。傍にいる人が思い出せない。顔は分かるが、誰なのか分からない。とても大切な人だった気がする。外へ出ても、景色はまるで他人事のようだ。陽射しの眩しさに手をかざすと、掌は硝子のように透き通っていた。#呟怖

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護るためのまじないと祖母は言っていた。
「何処にいてもこの入れ墨を神様が見つけてくださる」と。

──そうか、だから逃げられなかったのか。

護られるのは私ではなく、村と私以外の人たち。この紋様は、人身御供の目印なのだ。足に絡みつく無数の蛭が、次々と身体によじ登り血と意識を…… #呟怖 https://t.co/1rBTn6WsTf

阿芙蓉村の祭は村人総出で御堂に集い烟を焚く。豊穣を齎す土着の神アマサカリを饗す準備だ。籤引きで選ばれた若い巫女が御堂の烟を胸一杯に吸っては吐く。やがてアマサカリが自らを模した像に乗り移り、それを合図に宴は始まる。熟練の猟師が巫女を鉈にて捌いて捧げる。これが娑婆屠の儀式だ。#呟怖 https://t.co/H6TpuQGcSn

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金欲しさに5億年ボタンを押す。目の前に現れたのは地平線と椅子。これからここで気の遠くなるような日々を過ごす。そんな中、椅子は良き話し相手となり、やがて恋が芽生え、僕たちは深い仲に。けれどある時、些細な言い合いで別れることに。彼女に嫌われたまま、あと何億年過ごせばいいのだろう?#呟怖 https://t.co/Q3QwvOKGQD

裸足で海岸をさまよう男は自分の名前さえ思い出せなかった。持ち物はシャツの胸ポケットに入れた一枚の古い写真だけ。干潟にぽつんとチャーチチェアが佇むその風景を、彼は“家族”だと言った。保護された翌日男は忽然と姿を消し、残された写真には、彼とその家族らしき人々が睦まじく並んでいた。#呟怖 https://t.co/Q3QwvOKGQD

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深海。太陽の光も届かぬ晦冥に灯る明かり。クラゲだろうか。小さな電球の様なそれを無数に伴い、ゆっくりと羽ばたくマンタ。顔を掠める程近くを横切る。轟く水音に気が遠のく。耳の奥、両親の言い争う声──。
私の代表作「溺れる蝶々」
海に纏わる夢を描いた。親達は何故かこの絵を嫌がるのだ。#呟怖 https://t.co/HHEdijoCeh

夏祭り。賑わう境内を抜け小川まで蛍を見に。僕らはそこで、沢山の光が一斉に立ち昇り、瞬く間に霧散するのを目にした。まるで嘘のような、幻のような光景だった。初めての口付け。その柔らかさと共に思い出す。
月日経ち知る。その場所は、顧みられる事のない無縁の魂たちの眠る墓処だったと。#呟怖

花畑に、風もなく揺れる一輪の蓮華。春空に浮かぶ桃色が嬉しげに踊る。その風景は私の心の中の悲喜を綯い交ぜにしてしまう。無邪気で透明な指先が、花弁を悪戯に揺らす。
「ママ、見て!」
はしゃぎ笑う声は聞こえない。けれど確かに、我が子は今ここで、あの日のように遊び回っている。#呟怖

お目が高こォ御座いますねェ、旦那。こちらは“禊傘”と申しましてねェ、ちょいと変わり種で御座いまさァ。咎人にせめてもの罪滅ぼしをさせてやろうって、大名様の計らいなんでさァ。ね、いい色で御座んしょう?それにどうですこの骨組み、見事なもんでしょ?え?買い手は付くのかって?へへへ……#呟怖 https://t.co/KjdCGz4KlD

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山中でのカメラ番も今日で5日目。眠らず観察するも絵面に大きな変化なし。曰く付きの場所など誰かの与太話でしかなかったのか。時々2m程の蛾が飛来したり三本足の鹿が現れるが、ここは山なので当然だ。野人や百足猿も最初見た時は感動したが、もう飽きてしまった。早く、早く幽霊が見たい。#呟怖 https://t.co/hlxLP0MZG7

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山菜採りに入った蹊でえらく立派な神社を目にする。夕飯時天ぷらをつつきながらそれを話すと祖父は、あの山に神社なんてない、と。しかし、あれほど見事な鳥居を何かと見間違えるだろうか?
「山のモンがこさえたのさ」
よくよく考えれば、あんな所に三柱鳥居などあったら誰もが知っている筈だ。#呟怖 https://t.co/B00l3uHa76

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「悪り事ばりしてだら、納屋さ連れでぐど」
子供の僕にとって、そこは“懲罰房”だった。暗く黴臭い小屋に一晩閉じ込められると、大概の事は反省に至る。だがひとつだけ、どうしても解せない事があった。夜中見知らぬ子供が勝手に出入りして遊んでいるのを、両親は何故一切咎めなかったのだろう?#呟怖 https://t.co/2kxAwLQpwi

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らるば様ちゅっても都会の人っちゃまんるで通じなっちゃかて困んっつわ。ぼかん所の村じゃ“なまはげ”みっただ位よき知られっちゅのに。悪っが子を網でとっ捕らえて肉団子にして喰っちゅがちゅよ。じゃっけ、らるば祭りあっちょきは皆地元に帰っちゅすわ。ぼかん良い子にしちょいますよ、って。#呟怖 https://t.co/QQ1rbf6UFl

闇のニョロニョロ軍団が村を襲う!
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※ 一番上のキャプションは無視してください……。 https://t.co/xXi0qvJb0g

彼は10人兄弟の末っ子だった。この時代にありえない口減らしの犠牲者だ。記憶が一日しかもたない病気をいいことに、両親がキャンプの後で山小屋に置き去りにした。そして彼は自力で帰宅。行きの道順を全て覚えていたのだ。 記憶が残る事もあるらしい。願わくば両親をあんな風に殺した事実は……#呟怖 https://t.co/0nneVDfbdb

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