呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。
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呟怖.ORGと参加について故郷から乗車券が贈られてきた。
ご丁寧に全ての行程分。
溜息をつき、ゴミ箱にそれを捨てた。
椅子に座って頭を抱える。
まだ許してくれないのか。
玄関のポストに何かが落ちる。
びくりとしてそちらを見る。
ぼたぼたぼた……。
ポストから乗車券が溢れる。
クスクスと、子供の声が聞こえた。
#呟怖 https://t.co/7jBW0Tp9Nf
#呟怖
廃線を行く。
終着点は未だ見えない。
だけど進まなくては。
迎えに行かないと。
進む、進む、進む。
途中、白い影が私を阻む。
それでも行かなくては。
進む、進む、進む。
そしてたどり着く。
そこには機関士の遺骸。
ああ、やっと迎えに来れた。
その日夜空に消える機関車を多くの人が見た。 https://t.co/QfQfGhoMLR
あるゲームで実験をした。
①村人や動物を50×50×50マスの部屋に閉じ込める。
②中央に作業台やベッド等を置き、ゲーム内の社会が回るようにする。
③放置して観察する。
目的は途中で忘れた。
変化も無かった。
コマンドを起動して、部屋を溶岩の塊にする。
やけにリアルな断末魔が聞こえた。
#呟怖
いま、そこにいっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ
＃呟怖
殺さないで。
そう言って震える君の首に手をかける。
殺さないで。
まだ、そう言う君。
何回言うか気になるのでそのまま続けた。
#呟怖
キジムナーが現れるという宿に泊まった。
夜
枕元に何者かが立つ。
ぽぽぽ
違う。キジムナーじゃない。
叫ぼうとした時、ソレに無数の赤い影が飛びつき噛み付く。
ソレは逃げていき、赤い何かが。
キジムナー？
言葉を発しようとした時には、私の目前には赤い肌、いや、皮の無い化け物が……
#呟怖 https://t.co/8ZuaDJt83a
昔、トキと名付けられた黒猫がいた。
トキは可愛がれ可愛がれ、やがて化け猫になった。
その時、飼い主の老婆を食い殺した。
何年もの月日が過ぎた。
今もトキは生きている。
姿も名前も変えず生きている。
老婆と再会したら、名前を呼んでほしいから。
#呟怖 https://t.co/fbez4VPlfq
用意する物
①色
②蝶の蛹
③キラキラした物
④願いを込める
これで美しい蝶が生まれると聞いた。
そう言うおまじないだと。
1度目は成功した。
なので2度目以降は実験した。
①色
②蝉の蛹
③けがした金属
④願いを込める
成功した。
だから配る。
色んな蛹を込めた、この箱を。
#呟怖 https://t.co/wQTiAqcuMf
骨を見つけた。
持ち帰り動物に詳しい父に見てもらった。
そうしたら次の日から父がずっと「うるさいうるさい……」としか言わなくなった。
骨は、と思って母に聞くと、父が粉々に砕いたらしい。
「うるさいうるさい……」
何がそんなにうるさいんだろう。
「お前だよ」
見つめるその目は……。
#呟怖 https://t.co/Juh1lhqZ4W
洗濯物が風に揺れて、影が部屋に差し込む。
ちらちら、ちらちら
不意に気になって、そちらを見ると白い布を被った何かがウネウネと踊っていた。
入ろうとしている。
#呟怖
急に鍵を締めなくてはと掻き立てられた。
玄関、窓、全部締めた。ついでにカーテンも引いた。
直後にドアノブをガチャガチャと回され、窓を何かがバンバンと叩いてきた。
今あったことだ。
#呟怖
私の家には、私以外に物音を立てる生き物は亀ぐらいしかいない。
ガタガタと今日も音がする。
ガタガタ
ガタガタ
がたがた
違和感。
亀は2匹。
音は3つ。
しかも、なにか口で言っているような音。
怖くて振り返ることはできなかった。
#呟怖
ひとつところにありもせず
昔から家に訪ねてくる女がいる。
姿は見えず草履だけが戸口にある。
私が産まれるよりずっと前から。
一年に一度やってくる。
やってきた日は家族として扱う。
女もパタパタと家中を忙しそうに働いて動く。
次の日には居なくなる。
汚泥のような臭いを家中に残して。
#呟怖 https://t.co/zinpMbozUm
目の前の暗がりから、凄く嬉しそうに笑う男が歩いてくる。
#呟怖
いつ頃からか私は視覚を誰かと共有している。
様々な風景を共有した。
でも少し前から静止したこの風景しか見れなくなった。
少し前まではそんなことはなかった。
止まる直前見えたのは迫りくる斧。
その誰かは恐らく塔がみえるこのどこかで…。
#呟怖 https://t.co/r28N1yMg71
怖い場所に行く奴はなんでどんどん奥に突っ込んで行くんだって思っていたいま気が付いたあれは自分の意思で歩いているんじゃなかったんだ足が止まらないいっちゃいけないのにとまれない冷や汗が出て震えて止まらない嫌だ嫌だ嫌だ嫌だなんでこんな時までツイしてんだおれいやだたすけてみんなたす
#呟怖
いつの頃からでしょうか。
綺麗な足や腕、というよりも『肌』を見ると、性欲よりも食欲が湧くようになったのは。
最初は自分でもわかりませんでした。
だけどある日ふと、食欲だと気が付きました。
噛みちぎり、咀嚼し、嚥下したくなったのです。
想像すれば涎がでます。
ええ、今も。
#呟怖
昔、その道は夜中になると笑う声が聞こえると噂になっていた。聞くと不幸になるらしい。
大学生になり、地元を離れたが、就職を期に帰ってきた。
あの噂は笑い声を聞くと事故に合うというものになっていた。
夜中、見に行くと事故が起きていた。
ガードレールにはワイヤーが巻き付いていた。
#呟怖 https://t.co/OeXXtNV4nq
怖い、と思うと何でも怖くなる。
そう教えてくれたのは誰だったか。
私はいま見上げているこの木が怖い。
コツン、コツン、とどんぐりを落としてくるのだ。
横を通り過ぎ、コツン
敷地から出ようとした、コツン
道路を歩く、コツン
電車に乗った、コツン、コツン、コツン
ずっと、落としてくる。
#呟怖 https://t.co/txo1ei4QiV
それはこちらをじっ、と見て何かを言っていた。
天井に張り付いた顔は明らかにこちらを挑発するような笑みを浮かべ、何事かをブツブツとつぶやいている。
睨み返していると、それはふっと消えた。
最後の呟きだけが聞こえて耳に残る。
「あと５日」
#呟怖
夢を見た。
顔の無い女が手招きしている。
足元には無数の蝉。
ジジジジジ……
不思議と静かに鳴いていた。
女は手招きする。
蝉が鳴く。
一歩踏み出そうとしたところで、蝉が一斉にけたたましく鳴き、女に群がった。
手は助けを求めるかのようにこちらに向いていた。
そこで目が覚めた。
#呟怖
私の家系に産まれた男は早逝する。
産まれた男児はみな八つになると奥の間に魅入られる。
そこに何がいるのか、何があるのか、彼等は何も言わない。
言わずに死んでいく。
そこから、生きても長くて七年ほど。
家が栄える代わりなのだと皆は言う。
でも違う。
彼処に居るのはーーー。
#呟怖
枕の横を大名行列が通っている。
小さいが、確かに教科書等で見たことのあるそれだった。
覗き込んでいると、列の中の何人かがこちらに気付き慌て始め、あっという間に行列全体が大騒ぎとなり、逃げ出してしまった。
気付くと荷物だけが残されていた。
私はふっと息を吐いてそれを吹き飛ばした。
#呟怖
私はあそこへの行き方を忘れてしまった。
私はあそこに置いてきてしまった。
3歳になったばかりの弟。
私は手を離してしまった。
泣いていたのに。
恐怖に駆られ、私は弟を差し出してしまった。
未だに耳に残る声。
それを消すために殺しに行かないと駄目なのに。
私は行き方を忘れてしまった。
#呟怖
深夜。
ラジオを聞きながら車で畦道を走る。
ｺ、ｺ
何かの音がする。
いつの間にかラジオは消えていた。
ｺｺｺｺｺｺｺ
音が繋がりそれが声だと気づく。
ここここここ
段々と大きくなる声。
ここ、ここ、ここ、
そして
「此処！」
急ブレーキ
山道に入る手前だった。
ラジオはついていた。
#呟怖
故郷がある。
いたく平凡な街だ。
群目県北噛市夜々原町
そこが私の故郷だ。
友達に話すとそんな街はないという。
そんなわけがない。
私はそこで育ってそこで暮らしてきた。
友達や家族だって…。
そう思って家族に電話する。
出た。
知っているのに知らない声…。
記憶が……ふたつある。
#呟怖 https://t.co/IezvpYqSvX
私の家にはよむよむさんがいる。
本や新聞を読んでいると「よむ、よむ」と近づいてくるからよむよむさん。
お父さんもお母さんも私もよむよむさんが来たら読ませてあげる。
絶対に後ろは振り向かないし、手元だけ見て読み続ける。
一度だけ「早く」と言って真っ白な手が伸びてきたことがある。
#呟怖
中学の頃、架空の先生を作る遊びが流行った。
Aは嫌味で怖い先生を思い浮かべた。
なぜか、その先生の話は瞬く間に学校中に浸透した。
AがBと職員室に行ったときだ。
先生達の会話。
「田端先生、どこにいるか知っていますか？」
「え？あー…まって田端って誰」
「え？ほら……あれ？」
#呟怖
塩の柱を建てて、鎖を繋ぐ。
ひとつに5年。
あと3本。
3本で御役目が終わる。
次はあなた。
次はあなた。
次はあなた次はあなた次はあなた次はあなた次はあなた次はあなた次はあなた次はあなた次はあなた次はあなた次はあなた次はあなた次はあなた次はあなた次はあなた
そんな夢を見た。
#呟怖
一人では寂しかろうと二人目を入れた。
二人では遊べんだろうと三人目を入れた。
三人では半端だろうと四人目を入れた。
何人入れたか忘れたころに、ひとりが帰ってきた。
みんなみんなひとりになって帰ってきた。
帰っておいで、帰っておいで、みんなで遊ぼう。
#呟怖 https://twitter.com/STR_reo88/status/1303192768756416514 …
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