呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
育休中の事は心配するな。笑顔でYを送り出す。妻子の無いYが趣味のドールを嫁と呼ぶまでは良かったが、悪阻で大変でとか健診に行ったなど言い出し、話を合わせて休職してもらう事にした。奴はもうおかしくなってしまった。復帰も無いだろう。数日後Yから赤ん坊の声だけが入った動画が届いた。

#呟怖
来週から始業前にマインドフルネスの時間を設けます。是非ご参加下さい。
※必須参加をお願いしたい方には別途お知らせします。

必須参加とかムカついたから総務に文句言ってやったと怒っていた必須参加の同僚、参加後は人が変ったみたいに文句一つ言わず笑顔で働いてます。
効果絶大です。

#呟怖
あははは…耳元で小さく聞こえたのは確かに「あの女」の声だった。
突然急発進した私の車は妻を轢いた後、一度も止まらずに走り続けている。
私は為す術もなく、下を向く。
見覚えのある細い手が、更に強く私の足首を握り、アクセルを踏ませ続ける。

ずっと一緒って言ったよね? https://t.co/GP2GpjOZsZ

#呟怖
ある日新入社員のYさんが無断欠勤した。入社して3ヶ月、新人らしい元気の良さで周囲にも可愛がられていた。さぞ心配するかと思われたが皆冷静に対応している。不思議に思って先輩に聞くと、Yさんは御供え担当になったからね。と教えてくれた。中途採用でよかった。御供え担当は新卒だけだから。

#呟怖
「ねえ、あれ何?」
「繋いでおく所」
「何を?」

「カミサマ」

「えっ?神様を繋いでおくの?犬みたいに?…罰当たらん?」

「知らない。でも繋いでおかないと、オシマイが来るんだって」

「…何それ変なの」 https://t.co/xmrnJyCeCy

#呟怖
長年暮らした部屋から引っ越す日。初めて一人暮らした部屋だから思い入れが強い。苦楽を共にしたまさに相棒。荷物を運び出した部屋をしみじみ見回す。壁から半分だけ突き出た男の顔。いつから気にならなくなったんだっけ?「着いて来んなよ」声をかけたら、初めて男の目がゆっくり開いた。

#呟怖
こいつで終いか。女を売っぱらって作った金もあっという間に底をついた。女は哀しいとも悔しいとも言わずジッとこっちを見ていやがったっけ。兄さん手が震えてるぜ、大丈夫かい?ああ大丈夫だよ。あの女が部屋の隅っこでこっちを見てんのはきっと気のせいだからな。壺振りが仰々しく賽を振る。 https://t.co/bxsK4qUGGi

#呟怖
気がつくと私は何やら白く柔らかいものを盆に乗せて立っていた。雨の降る中、何故自分の家の前でこんな事をしているのか?窓から妻や子供達が見える。隣で寛ぐ私の姿をしたモノ。そいつは子供のような無垢な瞳でこちらを見た。夜中に豆腐をお盆に乗せた子供など家に入れるんじゃ無かった…。 https://t.co/Quni5XVXp4

会議の最中、配られた資料を適当に斜め読みしていると、隠された文章に気付く。

きよう、さとうぶちょうをころします。

これが繰り返されている。
資料を作った若手社員をちらりと見る。なんとも晴れやかな顔だ。

改めて資料を普通に読むと意味不明なのに、誰も何も言わないのが1番怖い。

#呟怖

断頭台の恐怖から逃れようと直前に毒薬を飲んだ死刑囚。
首を落とされた筈が、すでに事切れていた為に、幽体の頭が落ちずに残った。ざわめく野次馬達。
この光景を偶然写してしまった記録写真が、世界初の心霊写真と言われている。

1977年ギロチンが廃止される少し前の事である。
#呟怖
#呟怖三題噺 https://t.co/Fop7iULU86

12時のニュースをお伝えします。
昨夜行われたイベントで、イルミネーションのパフォーマンスを行なっていたドローンに、飛んできた下駄が次々に接触し落下する事故がありました。
付近で下駄を履いた少年の目撃例が相次いでおり、事故との関連性を調べているとの事です。

次のニュースです。
#呟怖 https://t.co/VIWO7wBRJb

最近、空を飛ぶ夢を見る。空を飛ぶと言っても気持ちよく空の高い所を飛ぶわけじゃない。暗い夜の森で木から木へ飛び回る夢だ。

暫くすると強い光を感じ、そちらに飛んでいく途中で目が覚める。

多分、近いうちに、光の中から戻れなくなる予感がある。

#呟怖 https://t.co/DkfjPFvcp0

茜色の夕陽が差し込む六畳間、顔を朱に染めた君が言う。
夕飯出来たわよ。
このにおいはさばの味噌煮だね。

君のおなかには僕が昨日入れた十字の切込み。

すっかり血抜きされて綺麗な内臓が見えるよ。
#呟怖
#呟怖三題噺 https://t.co/DO5AA1onkz

地下鉄のホームでは、生暖かく埃っぽい風が吹いているのが、いかにも不潔そうで苦手だ。
いつものように顔に吹き付ける空気に顔をしかめると、なんだか今日のは強烈に生臭いし湿っている。
目線をあげると壁に3メートル位の口が付いていて、はあと息を吐いていた。
わたしはその場で嘔吐した。
#呟怖

なんて暗い森だ。早く出口を見つけなくては。その時前方に光が見えた。全力で走る。
すると光の向こうは、真っ白い変な壁の部屋で、俺に似た男が一人で座っている。
俺は暫くそれを眺めた後、引き返す。
暗い森の中に戻っていく。
森を歩く歩く歩く歩くあるく。

なんて暗い森だ。出口はどこだ?
#呟怖 https://t.co/VafUSSo2KJ

座ると気が狂う席があった。
Aさんはその話を聞いた時も席替えでその席になった時もへぇ〜と思っただけだった。上司の方が断然怖い。
明日までと言われた仕事が終わらないある深夜。

あ、あいつ殺しちゃおっかな笑

ぶつぶつ呟く自分を、背後の何者かの視野で見たとき、初めて恐怖を感じた。
#呟怖

青空が矢鱈と眩しい日だ。

早よう目を塞いでくれや。
天神様ぁ、俺はもう生まれ変わりたくねぇ。ひもじいのも、虫けらみてぇに殺されんのももう嫌だ。頼む天神様。

男の首が切り落とされると、刑場の椿も一つ、ぼとりと落ちた。
天神が男の願いに応えたか、青空に雷鳴が響いた。
#呟怖
#呟怖三題噺 https://t.co/4puEGJYiZI

鼠の坊やはちゅうちゅうちゅう
鼠の父さん帰るのを歴を数えて心待ち

鼠の父さん帰り道 猫に喰われて
ちゅうちゅうちゅう 千切れたおててを揺らしてる

猫の坊やは心待ち 猫の母さん帰るのを 鼠のしっぽをお土産に

#呟怖
#呟怖三題噺 https://t.co/tVdn9jhJau

母さま、どうしてお内裏様とお雛様のお顔は、こんなにも似ているのでしょうか。
母さま、やっぱり不思議な音がします。
母さまは、気の所為よとおっしゃいました。でも気の所為などでは無いのです。
タンタンと、鞠をつく音と唄が、細く小さく聴こえます。
蔵の外にはいったい何が居るのです?
#呟怖 https://t.co/9by2w2bgpC

立派な屋敷でたった一人、命を終えようとしている老人がいた。孤独な老人には豪華な屋敷も牢獄だ。金のせいで人は狂い、自分は孤独になったと後悔のなか老人は死んだ。
遺体が発見された河川敷のダンボールハウスの内側には屋敷の内装が緻密に描かれていた。老人は生涯貧しかった。#呟怖 https://t.co/aJxZIRny4l

「遅かったな。入っておいで。」
はて約束の時間には間に合った筈だがと思いながら部屋を覗く。
“書の城”はおろか主の姿も無い。ただ空っぽの部屋があるだけだ。
どうしたものかと返しに来た小説を出窓に置けば、勝手にぱらぱらと頁が捲られる。#呟怖 https://t.co/JYwRtHy2U1

前の前のブラック職場で夜中まで残ってると聞こえるフロアを歩き回る足音って怪異があって、わたしも夜中仕事してるときに遭遇したにも関わらず、そんときの仕事の辛さのほうが勝ってて自分の中で心霊体験になってないことが1番怖い。
#呟怖

かつて天空を支配した古代文明の遺跡を探す旅へ。森に一人暮らす呪い師は、実は不老不死の魔女で遺跡への導きを与えてくれる。

日本の都心からさほど遠くもない低山で、こんなファンタジー体験が出来たのは、にわか知識でキノコに手を出したおかげでした。
帰りはちゃんと電車で帰りました。

#呟怖 https://t.co/qX048DiL9L

ある犯罪者の弁護人になった。並の犯罪者では無い。その所業は規模、残虐性に於いて、もはや人を超えているとも言われた。正直引き受けたくは無かったが仕事なら仕方ない。

初めての面会で奴は言った。
俺もやりたくは無かったさ。でも仕方がないだろ?ボスの命令ならね。
奴は天井を指差した。#呟怖 https://t.co/Wa9kP82EVj

わたし好きな人が出来たの。
パパもママも遅い初恋を喜んでくれた。ママに手伝って貰ってクッキーを焼くパパの分も忘れずに。
これを食べれば彼は間違いなく永遠に私のもの。なのにどうして?彼に変化はなく、家に帰るとパパが倒れてる。
だって私達親娘だもの。ママは優しくパパの髪を撫でた。#呟怖 https://t.co/ORemFHZqZO

わたし好きな人が出来たの。
パパもママもわたしの遅い初恋を喜んだ。ママに手伝って貰ってクッキーを焼くパパの分も忘れずに。
これを食べれば彼は間違いなく永遠に私のもの。なのにどうして?彼に変化はなく、家に帰るとパパが倒れてる。
だって私達親娘だもの。ママは優しくパパの髪を撫ぜた。#呟怖 https://t.co/ORemFHZqZO

そいつはある日突然現れて、俺の頭に住み着いた。ようクソガキ!あそこに美味そうな女の子が居るぜ。醜いテメェは相手にされないだろうなぁ。ママみたいにぶん殴ってくるかもな。どうするクソガキ?どうしたい?
そうすると俺はまた麦畑に入って行っちまうんだ。
#呟怖 https://t.co/N4lstsTuGB

どれだけの時間この森を彷徨っているのか。何故ここは常に夜なのか。時折遠くの木立の中を歩く人影があるが追いつけない。叫んでも声は木立に消えて行く。
あの時、路地裏で目があった黒猫に「居なくなりたい」と呟いた。
帰り方は分からないが、これで良いかなとも思う。とても居心地が良いし。
#呟怖 https://t.co/v8cjhTRCMU

むせ返るような甘い香りに包まれて居るのは、見事な蓮池にいる為だった。
私は死んだのだろうか。自分のしてきた事を思えば行先は地獄と覚悟していたが、どうやら許されたようだ。

口いっぱいに甘い泥水が雪崩込むと、男は無限の悪夢に落ちて行った。
沈んだ男の体からまた新しい蓮が芽を出す。
#呟怖 https://t.co/nD9zEBs8Kx

ただいま戻りましたぁ

午後のオフィスが一瞬にして凍りついたのは、パーテーションの向こうから先週自殺した従業員の声がしたからだ。
たぁだいまぁ 戻りましたぁ
繰り返えされる声は、妙に間延びしているが、あのMさんに間違いない。
いつの間にか、黒い雨が窓ガラスを激しく叩いている。

#呟怖 https://t.co/T7DSICicx4

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