呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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「随分やつれた顔してるね」
昇降口で出くわした竹田が思案げに俺の顔を覗き込んだ。
もう構わないでくれ。
俺には、小夜が。
竹田は突然左手で宙に×を描くと、右手を俺の額に当て
「邪解忌散!」
と叫んだ。
「あ……」
「夏の魔物さ」
竹田は微笑んだ。

背後の下駄箱の陰で、小夜も微笑んだ。
#呟怖

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