呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
久しぶりに皆と町に出た。
よお、近頃血色が良いじゃないか、皆が言う。
「わっ、なんだ」通りすがりの人たちが驚く、それをみて皆が可笑しそうに笑う。
皆、何も感じさせずに通り抜けられるのに、なんで僕だけぶつかっちゃうんだろう。
気を付けろよ、それで顔色が良いんだな。
また笑われた。 https://t.co/2mg9v6GhMI

#呟怖
一つの噂もたたない橋がある、それは橋桁まで赤く塗られていた。
なんでこの橋、赤いか知ってる?
知らないよ、僕の手をとってその子は、橋を渡っていく。
丁度真ん中に着いたとき、その子は身を翻して飛んだ。
膝をガクガクさせ一人戻ろうとすると、後ろから絡み付く手に羽交い締めにされた。 https://t.co/g73t47HVDe

#呟怖
ふと映った鏡の自分、考え事が絡み付く頭の中はそれを自分だと認めなかった。
じっと見つめ続け、気づくと向こうの自分が冷ややかに微笑んだような気がした。
悟られた?
魂と一緒に色素の抜けた自分に天然色の自分が溶解していき、自分の世界だったものが反転した風景にのっとられて行った。 https://t.co/PGw6cyC3NB

#呟怖
生まれた時からずっといる、だから他の街の記憶などないはずだ。
小雨の夜のホームシック
脳裏に浮かぶ街並みは全く知らない初めて見る場所
君は東京から来たんだね
僕の記憶にある街は本当に東京なのだろうか、ずっと騙されていただけなんじゃないだろうか、名前だけの故郷として。 https://t.co/XPW3y4Z8QH

#呟怖
触れてみて
感触は柔らかいだが骨に凍みるほど冷たい。
噛んでみて
冷たいが甘い味がした。
口づけて
熱い電極が走った気がする、息を止め両腕で抱かれた、僕の記憶はそこまででフッと世界が暗くなった。
軽く口元を拭ってバスルームに消える後ろ姿が最後に僕の瞳に残った。 https://t.co/TJr0omcL45

#呟怖
学校の庭に古い井戸が残っていて皆で水を汲み上げてはばら蒔いて遊んでいた。
七不思議の一つに夜中の0時に汲むと血が流れでると言うのがあって、さすがにただの噂だと誰も信じていなかったが、クラスの奴が試したらしく最近学校に来なくなった、それから水が変な色になって大騒ぎになった。 https://t.co/vJifDEL6Al

#呟怖
静かな海面、そよぐ風の中震える手でもやいをはずす。
今朝はちゃんと母さんに挨拶して出てきた、可笑しそうに笑ってた、いつもは何も言わないから。
一度港を離れれば板こ一枚下は地獄となんとも妙に似合っている。
数時間後に起こる突然の暴風雨に誰も気づいていない、僕の予感は当たるんだ。 https://t.co/14jLrdvgHP

#呟怖
ふらっと出掛けて一人、見上げるような絶壁に辿り着いた。
見上げると知った顔が幾つかにこやかに笑っている。
きっと上まで行けば良い眺めが待っているだろう、ぐるっと回ると登れそうな道もある。
崖の上から見る海、見事な日没、さっきの顔達が今度は下の岩場に並び、早く来いと俺を呼ぶ。 https://t.co/wAXe4jCTGf

#呟怖
歩けるようになったら私のところにいらっしゃい、そう言われて何となく寄せてもらった。
庭には立派な桜の木があり、この家の主はオカルト好きで手先も器用、ある日は縄をなっていた。縁側の踏み石が木で作られていて持ち運べる。まさか...首くくりの足を引かれるのもそう遠くではなさそうだ。 https://t.co/nxhvvJ4nTz

#呟怖
久しぶりに彼女と夜中のドライブに、お気に入りのCDをかけて気分は最高。
街を走り抜けある交差点を曲がる、すると知らない内に対向車線に入ってしまう、慌てて戻る、暫く走って右折するとまた反対の車線に...そしてクラッシュ...
きっと左側通行のナニかに取り憑かれた結果だったのだろう。 https://t.co/OBX0vSVZav

#呟怖
てっぺんまで競争な
勢い良くダッシュ、Lちゃんの方が速い。
抜かれて数メートル差ができ、前を見るとLちゃんがいない。
えっ? どこいったの?
地平線と交わったてっぺんには地面がなくて、代わりに切りたった岩肌が見える。
恐々下を覗いたけど、やっぱりLちゃんは居なかった。 https://t.co/KI3J0Em5MP

#呟怖
大事な人だから失いたくない
少しだけ飲んで
腕を傷つけ赤い血を眠るあなたの口元にたらす
夢でも見ているのかほんのり微笑
これであなたも私と同じ
これからは夜半の月の下
手と手をとって歩きましょう https://t.co/inEr6fS91d

#呟怖
下級生から手紙を受け取った、中には "昼休みに図書館で" とあった。
お昼のパンを急いで食べ、一冊本を取り、奥の椅子に腰かけた。
昼休み中ずっと居たけど誰も現れない、手にした本をパラパラすると一通の手紙、宛名は私... そんな馬鹿な、どの本を手にするかわかってたなんて。読む勇気は... https://t.co/n40aYqpPcm

#呟怖
ドサッ、胸の上に重み、猫だと思って肩口を開けてやる、スルッと入り込んできた体は異様に冷たく濡れていた。外は雨かと思いそのままにしていたが、何かいつもと感触が違う、確かめもせずにいると、ドサッ、また胸の上に降ってきた、入れろと布団を引っ掻き、入れ違いに出ていったモノが居た。 https://t.co/0ODh39zuin

#呟怖
風呂場の窓には内側に風鈴をつけている、猫達が出入りすると「チリン チリン」
ある日の夜更け、戻ってきた猫達は思い思いの場所でまどろみ始めた。すると「チリンチリン」
見渡すと皆居るのに、入ってきたのは何だったのだろう、そっと見に行ったが何も居ず、暫くすると窓の風鈴がまた鳴った。 https://t.co/eVk6x4Q2D9

#呟怖
落ちてきた飴玉を舐めると急に頭がスッキリして丁度やって来た共通試験は学内トップになった。事の経緯を散々問い詰められ、ついに白状すると、あちこちで飴が降るようになった、しかしそれを舐めたやつらの成績はみるみる下がっていったが、私の力は持続、神も時に悪魔のような悪戯をする。 https://t.co/XvCu698qKh

#呟怖
今見上げる星空はいつもと同じだったが、ある夜ふと見上げると、いつも馴染みの星座が見当たらない事に気づいた。
ここは?
頭は混乱、どうしようもない怖さがすべてを包み込んだ。
いつか見た夕焼けは今ではモニターの中でしか見られないし、あの夜願いをかけた星も見つけられない。
ここは? https://t.co/x8b1REaQXv

#呟怖
田んぼや畑に立たされている案山子、せめて一年に一度は着ている服を洗ってあげなければいけない。
それを怠るとその案山子は「ヒサルキ」に取り込まれ夜な夜な人間のハヤニエを作っていくと言われているから。
それとは関係無いかも知れないが、昨日の晩から隣のおっちゃん、姿が見えない... https://t.co/a8PR4H3Jjp

#呟怖
雲と雲の合間に見え隠れするのがわかりますか?
見えない人がほとんどですが、あなたには見えていますね。
空からの教示を読みといてください、生憎あなたの時間は明日午後8時までです、急いで代わりになる生け贄を準備してください。時間厳守ですよ、一秒足りと無駄にしてはいけません...... https://t.co/paBr3YtikN

昨夜、肩のむこうから、女の人の声がしてとりあえずビクッとしてまた眠る。数時間寝たかな?と思ったら背中を布が滑るような感じがして目を覚ましたが、周りには何もなかったし、ニャンコでもなかった。
最近よく眠れないのはそんなやからのせいだろうか?
#呟怖 #実話

#呟怖
先の事はわからない、誰も教えてはくれない。
一日一日確かに近づいてくるその日を待ち焦がれて良いのか避ければ良いのかもわからない。
人生なんてそんなもんさと、薄氷を踏みながら進んでいける君、僕には到底真似なんか出来ない、それでも
追い付こうと足を踏み出した時、薄氷は割れた。 https://t.co/LG2oDYKkhk

#呟怖
幼い頃遊び回った野原、小学校の卒業式の日みんなで約束した、10年後、この場所にまた集まろう。
4回、5回、時代の流れのなか、野原は大きな霊園になった。
今年も皆で集まった、石の柱に囲まれて楽しく思い出話に花を咲かせた私はまた逢おうと約束し、一人家路についた。 https://t.co/B8JhNjHf8s

#呟怖
目が覚めると窓の外はすっかり夏空になっていた。
なぜ?ここはどこ?
少しづつ思い出してきた、あの時魔法を使おうとしたんだ、そしたら半分の威力しか出なくて傷だらけになったんだ...
なぜ?どうして?
そう、あの時あの人に出会ったから、忘れてた、魔女も恋に落ちると力が半減するんだ。 https://t.co/mubC5my4ko

#呟怖
霧が深くてほとんど何も見えないのに彼女は私の手をとって、つまづきもせずに森の中を進んでいく。
引かれるままに付いていく、
どこにいくの
素敵なところよ
行く手に古い石の橋が見えてきた、
ここなの
そうよ、あなたが踊る場所...
なんで???
笑って振り向いた彼女の目は獣のそれだった。 https://t.co/hoJVy1XXoc

#呟怖
真夜中の零時に髪をすくと居なくなった人が訪れる。
最初は鏡の中に、次はあなたの後ろに、振り替えって見てはいけない。
その顔の目が黒いだけなら、懐かしい記憶を思い出させてくれるはず。
もしその目が赤く光っていたら、あなたを連れていこうとしているはずだから。 https://t.co/nWGfqumttp

#呟怖
35年に一度行われる祭りでは、その年に17歳になる男子がこの御輿をかついで町中を練り歩き山手の社へと登っていく、担ぎ手になれなかった者は社に着く前に一度は御輿に触れなければならない、もしそれを怠ると二十歳を迎えられないと語り継がれている。
ある町の言い伝え。 https://t.co/GiUjstnsE9

#呟怖
ずいぶん遠くまで来た、どのくらい歩いてきたか分からないほど、たしか川を小舟で渡ってそこでユニフォームを渡されたんだ、舟賃は六文って書いてあったけど500円のワンコインでOKだった。
愛しの君
「やーっと、見ーつけた」
これからずーっと一緒だね。

#呟怖
低くたれ込めた暗い空に雷鳴が轟く、外に出ると生暖かい風がまとわりついてくる。
慌てて方向転換し逃げるが、ソレはどこまでもどこまでもついてきた。
脇道に避けて前方の家が飲み込まれるのを見た。
行き過ぎた後の家屋に探索に入ると生存者は無く、事切れた身体だけが転がっていた。 https://t.co/TghdWByNEk

#呟怖
伝う涙が枯れたとき貴方が帰ってくると知った、本当にまたこの手で抱き締めることができるだろうか。
不安と期待を胸に秘め、今夜も一人涙を流す。
誰か教えてくれないか、いつになったらこの涙が枯れるのか、何故に毎夜泣き続けられるのか。
涙が枯れるその時は私も消え去る時ではないだろうか https://t.co/X9UH38ErOS

#呟怖
その湖の神は蛙、ただお腹が銀色に輝いているのですぐわかる、捕まえたりしなければ、釣りにくる子供達にはそれなりの釣果を授けてくれる、気の良い神様だ。しかし悪戯したりすると、水の中に引き込んでその命を奪う、逃げおうせても、空気が吸い込めず窒息させられるのは言うまでもない。 https://t.co/dDMMYqEFcP

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